<時間旅行>戦前日本の日記
和4年:23歳の男性。昨日の続き。危篤の姉を見舞う為、汽車に飛び乗ったが…。#戦前の日記 #1929年4月7日
1929年(昭和4年)4月8日 23歳の男性。旧制第八高等学校文科乙に在学していたが、この4月より帝国大学に入学。11月30日、1月22日、3月4日、3月19日、4月3日、4月5日、4月7日と同じ人物。
姉の危篤の報を聞き、汽車に飛び乗って病院へと向かったのだが、駅には迎えもなく、彼は途方に暮れてしまったようだ。おそらく病院は駅から離れた場所にあり、そこまでの交通手段はなかったのだろう。その日は、知り合いのところに泊まったようだが、きっとまんじりともできなかっただろう。
【昭和4年の出来事】 2月 東京市で説教強盗妻木松吉が逮捕 2月 大正天皇の第3皇男子・宣仁親王が、徳川喜久子と結婚して高松宮家を創設 4月 寿屋(現サントリー)が初の国産ウイスキーを販売。価格は4円50銭 4月 新宿と片瀬江ノ島を結ぶ小田原急行電鉄江ノ島線が開通 6月 隅田川に厩橋完成 6月 北海道駒ヶ岳が噴火 8月 ドイツの大型飛行船・ツェッペリン伯号が霞ヶ浦海軍航空隊施設に降り立つ 9月 小林多喜二の『蟹工船』が発売 10月 NY証券取引所で株価が大暴落。世界恐慌の引き金に 11月 光州学生事件 12月 東京駅に八重洲口開設