<時間旅行>戦前日本の日記
和11年:国会議事堂の落成式典の事。東京で浪人生活を送る医大を目指す16歳の少年。#戦前の日記 #1936年11月7日
1936年(昭和11年)11月7日 旧制中学の5年生で16歳の少年。埼玉県在住。医大の予科を目指し猛勉強をしているが、受験には失敗してしまい浪人してしまう。1月14日、2月18日、3月5日、3月17日、3月28日、4月1日、4月6日、4月9日、4月17日、5月14日、6月1日、7月2日、7月11日、8月15日、8月25日、9月10日、9月17日、9月26日、10月12日、10月28日の日記と同じ人物。
医大予科を目指して勉強中の男子学生。 この日、書いているの国会議事堂の落成式典の事だ。 欧米諸国に負けない国会議事堂をと、大日本帝国の威信を懸けて建設されたこの建物は、様々な理由から着工より完成まで17年近くもかかった。しかし、その偉容はまさに“帝都の威信”を余すところなく体現したものとなった。 そして、国会議事堂は現在に至るまで、日本の象徴的な建物のひとつでもあり、歴史的な建造物としても貴重な物となっているのはご存じの通りだ。
【昭和11年の出来事】 1月 日本がロンドン海軍軍縮会議から脱退 2月 全日本職業野球聯盟設立 2月 二・二六事件勃発し東京市に戒厳令布告(7月まで) 5月 阿部定事件 8月 ベルリンオリンピック開幕 9月 ソ連にてスターリンの粛清が始まる