築地 ごちそう案内
#05
Tsukiji-Uogasiyokochou Gochisou Guide Vol.3
ICHIBA GOCHISOU GUIDE Vol.03
市場ごちそう案内 [その3]
「魚がし横丁」の飲食街は、本来市場関係者のためのスタミナ補給の食事処。彼ら職人が認めたプロの味は、並んでも食べたい究極のごちそうなのだ。 いまの場所で食べられるのは市場が豊洲に移転する2016年11月まで。築地の雰囲気も合わせて味わって欲しい。※メニューは季節によって提供してない場合があります。
身近に楽しめる丼いっぱい海の幸
つきじ丼匠
TSUKIJI DONTAKU
気軽に新鮮な魚を味わってほしいという気概からはじまった海鮮丼ぶり専門店。実は1号館にある岩佐寿しの姉妹店なのである。そのため、仕入れの目利きとこだわり、技のノウハウがそのまま活かされている。丼を彩るネタは豪快で、最後にごはんが余らないほどてんこ盛りなのが嬉しい。全部のせ的「豪快丼」(2200円)、かに・うに・イクラ・ほたて・サーモン6種の「北海三昧丼」(2300円)、一番人気の「生なかおち丼」(1000円)など、舌と胃が満足するメニューが多数。
写真(上)は、築地に来たらどうしても食べたい人気のネタがセレクトされた「トロうにイクラ丼」(2,200円)。なかおちも載っているのが嬉しい。リーズナブルに握りが楽しめる「海鮮にぎり」(2,300円)などもある。全品にサービスで味噌汁が付く。
魚好きなら知らぬものなしの名店ここにあり
あんこう屋 高はし
ANKOUYA TAKAHASHI
築地で旨い魚を食べたくなったら、筆頭に名前が挙がる店「あんこう屋高はし」。市場の旬を常に見て回り、一番の素材を仕入れる三代目ご主人の目利きとその調理に、味にうるさい美食家の面々もその魚の持つ真髄を真から味わうように黙々と箸を進ませる。また自慢の煮付けの味に主婦のグループも訪れ感嘆して味付け法を聞いてくるというほどだそう。素材の旨味を際立たせる絶妙な加減は、ご主人の旨いものを提供したいという情熱の賜物だろう。まずは自分の舌で確認してみてほしい。
赤めばるの煮付け(2,200 円)は大ぶりの身がほくほくと柔らかく煮汁と合わせれば絶品。
時鮭の身(1,500円)はカリッと強火で焼き上げ、中の身とのコントラストが秀逸。
天然マグロの刺身(赤身・1,500 円)は市場での仕入れで見定めた品質を提供。全品プラス500 円で定食にできる。
シーフード満載! 唯一のイタリアン食堂
トミーナ
TOMINA
さすがは食のテーマパーク築地、市場で本格イタリアンまで食べられるとは。オーナーがイタリアで修行していたこともあり、味は折り紙つき。もちろん何度もイタリアに行って研究を重ねたというピザ。生地の表面はカリッと香ばしく、食感モチモチの絶品。特にオススメしたいのは、トマトソースにチーズ、エビ・タコ・ホタテ・カニがたっぷりトッピングされ魚介の味を堪能できる「海鮮のピザ」(写真下・1,800 円)だ。市場で吟味して仕入れた旬のシーフードがふんだんに使われている。
*本連載は毎週火曜日配信予定です。
次回「Tsukiji-Uogasiyokochou Gochisou Guide Vol.4」は5月17日配信予定です。お楽しみに!
*このサイトで紹介しているお店は、すべて「築地 ごちそう案内 2016」にてまとめて読むことができます。全店MAP、店舗情報なども網羅した保存版です。
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