2017年自腹でマイル修行&麺の旅
#23
宮崎 2017麺の旅フィナーレ
旅人・KOJIRO(コジロー)
宮崎 2017麺の旅フィナーレ
文/写真(iPhone 6s)/KOJIRO
12月19日 搭乗49回目
伊丹空港から宮崎空港へ
12月19日 11:35
出雲空港から伊丹空港に到着し、乗り換えで目指すは宮崎。
12:45 JAL2437便 宮崎空港行きは、出発が少し遅れるようだ。
乗り継ぎまで時間がある。
乗り継ぎの場合、いったん空港外に出ることも可能だ。
南ターミナルにある551蓬莱の「飲茶CAFÉ」で、アツアツの豚まんを食べようかとも考えたが、
再び荷物検査を通らなくてはいけないし、昼時の混雑では無駄足になる可能性もある。
そのため、空港内出発ロビーで時間を潰す。
こんな時こそ、ラウンジが使えると便利で楽なのだが、
キャンペーンでラウンジを使用できるのは羽田空港サクララウンジのみ。
伊丹のラウンジは残念ながら使えない。まだ48回、あと2回搭乗が必要だ。
搭乗49回目、伊丹-宮崎 ウルトラ先得7,700円
12:55 JL2437便は10分ほど遅れて出発。
J-AIRの運航で機体はボーイングでもエアバスでもなく、珍しいブラジル産の「エンブラエル190」。
小型機ながら余裕のある構造、本革シートで居住性に優れている。
今回も非常口前席で足元広く、機内は快適。
ただ機内Wi-Fiが使えず、熱っぽいのですぐに眠りにつく。
13:55 定刻より少し遅れて、宮崎空港に着陸。
49回目の搭乗も無事に完了。あと1回だ。
宮崎 麺の旅
『栄養軒』ラーメン #89
『ラーメンマン』こってりトンコツ #90
『宮崎うどん ふくや』焦がしチーズカレーうどん #91
宮崎① 麺の旅
「栄養軒」ラーメン
宮崎空港から市内へは利便性がよく、バスばかりでなく、JRも利用できる。
飛行機が少し遅れたためか、バスは時刻表通りに出発してしまう。
そのため2、3分ほど歩きJR宮崎空港駅へ向かうが、電車は40分遅れとのこと。
結局、25分遅れに変更になり、わずか8分で宮崎駅に到着。
駅前のホテルにチェックインし、宮崎神宮・一の鳥居そばの「栄養軒」へ向かう。
南国・宮崎は午後の日差しが暖かい。駅から25分ほど歩いて到着。
平日の夕方16時前だが、お客が続々と訪れる。
創業1964年の老舗、宮崎ラーメンの原点といわれ、現在は三代目とのことだ。
600円とリーズナルな価格設定が嬉しい定番の「ラーメン」を注文する。
大きな厨房は、とても清潔で好感が持てる。
カウンター席で待つこと5分、ラーメンがやってくる。
モヤシを境にして、スープの色が白と薄茶に分かれている。
まずはスープの白い部分からいただく。豚の豚骨ベースの淡い醤油味。
一見こってりしているが、あっさりしたまろやかな味わいで旨い。
薄茶のスープの正体は、ネギとニンニクの効いた焦がしラードで、とても香ばしい。
別々に味わってから、スープ全体と混ぜて麺と絡めていただく。
コシの強い中太ストレートの自家製麺とスープがよく絡んで美味しい。
宮崎ラーメンの特徴の細い黒豆モヤシは、シャキシャキの歯ごたえで麺とスープとの相性がいい。
スープの味の決め手にもなっているチャーシューは、たっぷり4枚もトッピング。
薄口の醤油で、じっくり炊かれていて肉の旨味がぎっしり。
スープまで飲み干し完食。
白と薄茶の2段構えの豚骨スープと焦がしラードは秀逸。
噂にたがわぬ宮崎ラーメン、レベルが高い!
「栄養軒」
宮崎市江平2-1-6
0985-22-7758
10:30~23:30 10:30〜24:00(土)
月曜日休み
ラーメン600円
宮崎 麺の旅②
「ラーメンマン」
宮崎のラーメン屋は、宮崎神宮周辺や郊外の街道沿いに集中している。
2軒目は15分ほどバスに乗り、さらに徒歩で20分かけて郊外の人気店「ラーメンマン」へ。
全国屈指の濃厚豚骨ラーメンが売りだ。
17:30 郊外にあるので店舗も駐車場も大きい。
平日の夕方、店内は比較的空いている。入り口で食券を買い店内へ。
店の看板メニューの「こってりトンコツ」に、無料の焦がしニンニクをトッピングしてもらう。
カウンターで待つこと5、6分でラーメンがやってくる。
まずはスープからいただく。
宮崎産の豚の頭骨、ゲンコツなどを毎日継ぎ足して丁寧に炊いているというスープは、
舌の上にずっしりと重みを感じるほど濃厚だ。
とろとろのスープが旨い。
今まで食べたラーメンの中でも、類を見ない屈指の濃厚さ。
しかし、トンコツの臭みはなく脂っぽいわけでもなく、餡かけでもない。
あくまでスープなのだ。イメージは豚骨を液状化したスープだ。
自家製の麺は、かなり細いストレートで博多ラーメンのようだが、
パサパサ感はなくしっかりモチモチしていて、濃厚スープにあっている。
しっかり煮込まれたチャーシューも柔らかく、肉汁たっぷりで旨い。
黒豆モヤシ、きくらげのトッピングも歯ごたえよし。
汁まで飲み干して完食。ボリュームもあり、満足な一杯だ!
濃厚とかこってりラーメンって、一見ジャンクなイメージがあるが、
そんな思いを払拭する全国屈指の絶妙なこってりラーメンだった。
ラーメンマン(拉麺男)
宮崎市村角町坪平1221-1
0985-27-7277
営業時間/6:00~11:00(朝ラー)11:00~23:00
こってりトンコツ780円
宮崎 麺の旅③
勘を頼りに3軒目
ラーメンマンからホテルに戻るには、バスに乗っても1時間はかかる。
思えば遠くに来たもんだ(笑)
バスの乗り合わせが悪く、ひたすら歩く、歩く、歩く。
途中、ラーメン屋が何軒もあり、勘を頼りに3軒目に入ってみたが、大ハズレ。
残念だが、麺&スープともに、まったくいただけない。
無駄打ちをしてしまった。
お腹が膨れてしまい、これ以上は食べられずに終了。なんとも勿体ない。
結局、ホテルまで1時間以上歩く。
この日、寒空の下18,000歩突破。ちょっと疲れた。
宮崎 麺の旅④
「ふくや」焦がしチーズカレーうどん
ホテルをチェックアウトして、宮崎駅前商店街の「宮崎うどん ふくや」を訪れる。
最近、都内ではちょっとした宮崎うどんブーム!?
讃岐うどんとは真逆の細くて柔らかいうどんだ。
「宮崎うどん ふくや」は、うどんだけでなくそばもあり、街の蕎麦屋さんといった佇まい。
しかし、うどん、そばとも自家製麺はもちろんのこと、
調味料に至るまで、食材は完全無添加といったこだわりの店だ。
うどん、そばともに種類は豊富。
シンプルに麺と出汁が楽しめる、かけうどん(330円)も魅力なのだが、
店の看板メニューの「焦がしチーズカレーうどん」を注文する。
カウンター越しにバーナーで焼かれたチーズの香りが店内に漂う。
待つこと5、6分で提供される。
アツアツのカレーうどんの上にたっぷりのチーズと青ネギ。
丼に顔を近づけてみると、焦げたチーズとカレーのいい香りがする。
まずはスープからいただく。
甘めの和出汁に牛肉と玉ねぎが煮込まれたカレー汁が旨い。
トロトロのチーズもスープに溶かして一緒にいただくと、さらに香ばしく濃厚な旨味が広がる。
これはアイデア勝ち! カレーとチーズってそもそも合う。
うどんは柔らかい口当たりだが、つるつる麺でしっかり歯ごたえがある。
宮崎うどんの特徴のようだ。
多めの青ネギが香り、食感良く、いいアクセントになっている。
麺、出汁、カレー、チーズが絡まってスペシャルなカレーうどん。
あっという間に麺を食べ尽くし、
おにぎり1個(70円)を追加で頼み、最後はカレーリゾットにして完食!
2017 麺の旅、これにて終了。
実に91杯。未掲載も含めると年間100杯オーバー!
我ながら、よく食べたものだ。
宮崎うどん ふくや
宮崎市広島2丁目5-30
0985-25-1833
営業時間/11:00~17:00
日休み、祝日の月曜日
焦がしチーズカレーうどん680円
2017.12.20 搭乗50回目
ついにVIP会員到達!
昨日の遅れもあったのでJR宮崎駅前に早めに着くが、
宮崎空港行きは30分以上の遅れとのこと。
本来予定していた列車だと、最後の最後で飛行機に乗り遅れた可能性が、、、。
結局、15分遅れで出発し無事に宮崎空港へ。
搭乗50回目、宮崎-羽田 ウルトラ先得11,790円
14:25 JAL698便は、定刻通りに羽田へ出発。
J-AIRの運行で、昨日と同様に機体は小さな「エンブラエル190」。
Wi-Fiも使えないので、珍しく機内で本を読む。
沢木耕太郎の「深夜特急1」香港・マカオ編。僕の旅の原点。
何度、香港・マカオを訪れたことか、、、。
いつの間にか、眠りにつき気づくともう降下をしていた。
窓からは羽田手前の東京湾の海ほたるが見える。
しばらくして、羽田の滑走路が見える。
15:55 定刻通りに羽田に到着する。
50回目の搭乗完了。
ついにVIPサファイア会員達成!
熱っぽく体調は悪いが、気分は爽快だ!
2018年は、アジアへ麺の旅にでも行くか。
マイルデータ、搭乗合計50回。
【伊丹-宮崎】
搭乗カウント49回
フライトマイル
292(基本マイレージ)×75%(運賃倍率)=219マイル
FLY ONポイント
フライトマイル×2(国内線倍率)=438
【宮崎-羽田】
搭乗カウント50回
フライトマイル
561(基本マイレージ)×75%(運賃倍率)=421マイル
FLY ONポイント
フライトマイル×2(国内線倍率)=842
搭乗回数/50回
FLY ONポイント累計/32,838
宮崎へのお値段は
飛行機代 19,490円!
飛行機/7,700円(伊丹-宮崎)11,790円(宮崎-羽田)
交通費/700円 (宮崎空港-宮崎往復)
麺の旅/2,060円(3食)
宿泊費/4,500円
合計/26,750円
次回は、2017麺の旅 総括
※次回掲載は、2018年2月12日(毎月2回、第2、第4月曜日連載)
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KOJIRO(コジロー) 1964年生まれ。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20誌ほど、編集長として携わる。現在は気ままなフリーランサー。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、飛行機大好き。JALの生涯搭乗数は209回。忘れられぬ旅は、JALファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ。麺好きの「食いしん坊」でもある。
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