自転車で巡るニッポン麺の旅。

自転車で巡るニッポン麺の旅。

#06

秋葉原〜板橋〜早稲田ラーメン巡り

文と写真・高山コジロー

 

 

 

 

 

東京都内を秋葉原〜板橋〜早稲田へ
3日間で110キロの自転車走行

 

 

3回目の緊急事態宣言発令の直前、一週間ほど新宿での仕事があり、運動不足解消もあり埼玉から自転車で通うことにした。昼食はもちろんラーメン! 3日連続の自転車de麺旅である。

 

1日目、秋葉原経由で新宿に。秋葉原までは自宅(さいたま市)からは片道27キロ。ナビアプリ「自転車NAVITAIME」の設定速度を今回から時速15 km から12kmに変更したので、想定時間は2時間10分だ。
さいたま市から都内に入るためには笹目橋、戸田橋、もしくは新荒川大橋を渡る必要がある。国道17号は1車線道路で道幅が広く、自転車専用道路が整備されていてので車との接触が少なく走りやすい。笹目橋を渡り都内に入り、駒込、巣鴨、御茶ノ水を抜け秋葉原に到着。秋葉原駅の高架下の駐輪場に止め、反対車線の高架下に店を構える「麺処 ほん田 秋葉原本店」に向かう。

 

 

 

 

 

「麺処 ほん田 秋葉原本店」@秋葉原
鴨と帆立 水曜日特別営業

 

 

「麺処 ほん田」は、2020年に十条から秋葉原に移転。全国で年間265杯の麺を食べ歩いた2019年、都内でもっとも多く訪れたラーメン店。移転に伴いスープ、麺を全面的に進化させパワーアップ。いつも行列の絶えない人気店だ。都内は「まん延防止等重点措置」のなかではあるが10人以上並んでいた。水曜日は本来なら定休日だが、特別営業を行っていて通常メニューにはないラーメンを提供している。この日は「鴨と帆立」(1500円)。

 

 

春らしい彩りのきれいな麺姿。まずはスープを啜ると、帆立と蛤ベースの甘みの中に、魚介の深い旨みが口いっぱいに広がる。しなやかな自家製ストレート麺とスープの相性もよく、唸る旨さ。素晴らしい塩そば。

 

 

 

 

トッピングの香ばしい大ぶりな帆立貝柱、山椒の効いた鴨ロースの火入れは具合は絶妙。プラスしたワンタン(250円)は生姜が効いた肉餡で旨い。時間の経過で少し温度の下がったスープは、より素材の旨みが際立つ。

 

特別営業はちょっとお高め価格ですが、このクオリティは虜になる!
おいしかったです。ごちそうさまさま。

 

すっかり満足満腹で、店舗の写真を撮り忘れ!

 

 

「麺処 ほん田 秋葉原本店」/東京都千代田区神田花岡町1-19

 

 

【さいたま-国道17号-笹目橋-秋葉原-新宿-さいたま】
秋葉原から新宿までは6キロ、30分。新宿からさいたま市まで帰路25キロ、2時間。1日4時間30分走行、約60キロ。

 

 

2日目、板橋経由で新宿に。「自転車NAVITAIME」の裏道優先ルートで検索すると、ほぼ国道17号を走らずに裏道で行けそうだ。板橋までは15キロ、想定1時間20分。
天気もよく、ほとんど車が走らない住宅街をひたすら走り、倉庫街を抜けると荒川河川敷の戸田公園にぶつかる。川沿いを走るのは気持ちがいい。まさに自転車日和。都内も住宅街をメインに走り、板橋区の見次公園の向かいの「中華ソバ 伊吹」に到着。見次公園はどうやら駐輪禁止のよう。検索して駐輪場を探し最寄駅の志村坂上駅前の駐輪場に入れて、6分ほど歩く。

 

 

 

 

 

 

「中華ソバ 伊吹」@板橋
中華ソバ

 

開店と同時に到着するもすでに10人以上の並び。30分ほどで入店すると店内は煮干しのいい香りに包まれている。こちらは店主が「煮干し好きな方以外のご来店ご遠慮下さい。」という東京を代表するこだわりの煮干し専門店だ。「中華ソバ」(800円)と「和え玉」(200円)を注文する。

 

 

 

熱々のスープを啜る。まずは煮干しの豊かな香りが鼻を抜ける。濃厚な煮干しの旨みがギュギュッと抽出されたスープはえぐみ感はなく素晴らしい。ストレート麺はスープとよく絡む。玉ねぎのシャキシャキした食感がよく、スープ、麺との相性も抜群だ。

 

極厚の豚チャーシューはホロホロで角煮のようなボリュームでとろける旨さ。

 

 

和え玉は、よく混ぜて油そばのように楽しむ。麺と脂のバランスよく旨い。半分残してスープに入れてと思っていたが、スープをついつい飲み干してしまった笑。

 

 

唯一無二の秀逸な煮干しそば!
おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

「中華ソバ 伊吹」/東京都板橋区前野町4-58-10 見次パークマンション 1F

 

 

【さいたま-裏道-笹目橋-裏道-板橋-新宿】
板橋から新宿までは11キロ、50分。仕事で遅くなり夜間2時間以上の走行は厳しく、相棒の自転車は新宿の駐輪場に1泊。2日目、2時間10分走行、合計26キロ。

 

3日目は電車で新宿に向かい新宿から自転車で高田馬場に。3キロ、15分。
明治通りを進み、早稲田大学方面に右折すると「らぁ麺やまぐち」にわずか15分で到着。この日も駐輪場が見当たらない。検索すると早稲田周辺にはなく、一番近いのは高田馬場駅。高田馬場駅前の大きな公共駐輪場に止め、結局駅から10分ほど歩いて再度到着。

 

 

 


「らぁ麺やまぐち」@早稲田
特製鶏そば

 

 

タイミングよく並ばずに入店。こちらは初訪問のため全部味わいたい。メインメニューの鶏そばに鶏チャーシュー、豚チャーシュー増し、鶏ワンタンと味玉がプラスの「特製鶏そば」(1380円)を注文する。

 

 

特製ならでは豪華な麺姿だ。まずはスープをいただく。数種類の地鶏から抽出した鶏100%出汁はコクがあり奥深い旨みがあふれるスープ。キレのある濃いめの醤油のカエシのバランスがよく、喉越しのいいツルツルのストレート麺とも相性がいい。
チャーシュー、鶏ワンタン、味玉も洗練されていて旨い。

 

 

シンプルな鶏出汁なのだが、素材がよく研ぎ澄まされた絶妙な一杯。
おいしかったです。ごちそうさま。

 


「らぁ麺やまぐち」/東京都新宿区西早稲田3-13-4 http://www.ramen-yamaguchi.com

 

 

【新宿-高田馬場-新宿-さいたま】
新宿からさいたま市まで帰路25キロ、想定2時間のところ休憩を入れ2時間半かかり、ヘロヘロ状態で自宅に到着。水木金3日間で110キロ走行。筋肉痛、肉体疲労で、土日は寝込みました笑。

 

 

次回、5月23日掲載予定です。

 

 

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど25年に渡り20誌ほど編集長として携わる。現在は11歳の白黒の雄猫と暮らす気ままな旅人。JALの生涯搭乗数317回・2017-2021サファイア会員。忘れられぬ旅はJALファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。世界中の酒と旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。特に麺好きで2019年、日本各地で265杯を完食。2017年「マイル修行&麺の旅」、2019年「飛行機に乗って麺の旅」をTABILISTAにて連載。本編はその続編にあたる。Twitter/コジローKojiro(@takayama_kojiro)

 

 

 

 

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