自転車で巡るニッポン麺の旅。

自転車で巡るニッポン麺の旅。

#02

埼玉ラーメン巡り さいたま市編

文と写真・高山コジロー

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第2回は、佐野ラーメン、、、。

 

 

 


10月から東京でも「Go Toキャンペーン」が始まり、コロナ禍ではあるが人それぞれの旅が徐々に再開されつつある。僕のwithコロナの旅は、自転車de麺の旅。1カ月間の足慣らしも終わり、今回は佐野市まで片道60キロ、約4時間のルート。トータル150キロ走行予定だ。当初は日帰りの予定だったが1日でそんな長距離を走ったことはなく、50過ぎて無理をしてはいけない(笑)。佐野の温泉で1泊して「佐野ラーメン」を堪能することに、、。
ところが台風、秋雨前線の影響で週末の天候は悪く、雨の中、佐野へのロングドライブは難しいと判断し中止。今回は足慣らし期間に訪れた地元埼玉のラーメン店巡りを紹介したい。

 


 

 

人形の街・岩槻へ 路地裏ルート、往復40㌔

 

 

まだ残暑が残る9月のとある日曜日。この日も朝から雨の予報だったが、夕方までもちそうだったので急遽、twitterの情報で気になっていた岩槻の「オランダ軒」に、電動クロスバイク『TB1e(ティービーワン)』で向かう。

 

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今回も「自転車NAVITIME」のアプリで走行速度を15㎞/hでナビを設定する。さいたま市の自宅から「推奨」ルートだと15キロ、約60分。国道、バイパス、幹線道路をメインに走り正直味気ないルートだ。そこで今回は「裏通り優先」ルートを試してみることにした。

 

 

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設定は20キロ、約80分。少し遠回りになるが急ぐ旅ではない、のんびり行こう。スタートして10分ほどで幹線道路を離れ住宅地に入る。車も行きかう人もいない、安全で快適な路地裏サイクリングが続く。30分過ぎ、音声ナビに従い住宅地を離れ郊外に出る。どんどん細い道に入りこみ、曲がるといきなり未舗装の砂利道に出くわし、見渡す限り田んぼだったり、畦道だったり、野鳥が飛来していて、なんとものどかな原風景のサイクリングだ。

 


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結局、休憩もせず90分ほど走り続け、やっと岩槻の中心地に到着。人形の街として有名な岩槻は、岩槻市だと記憶していたのだが、2005年に編入されて、なんとさいたま市岩槻区になっていた。同じ市内を90分もかけてサイクリング!!したわけだ(笑)。

 


 

「オランダ軒」@岩槻 しょうゆチャーシューメン
 

近くの公共の駐輪場に自転車をとめて、初訪問の新潟の長岡生姜醤油ラーメンの店「オランダ軒」に。東武線の東岩槻駅からは徒歩で5、6分だという。のんびり走っていたので11時を過ぎてしまい、開店時間に間に合わず。すでに外には10人以上が並び、なかなかの行列だ。1時間ほど待って入店。「しょうゆチャーシューメン」とライスを注文する。

 

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全体のボリューム感に圧倒される。まずは熱々スープをひと口啜る。マイルドな生姜の香りが口いっぱいにふわっと広がる。鼻から抜ける豊かなスープの香りがいい。オイル感よく醤油のカエシと動物系の深い芳醇なスープが美味しい。生姜のバランスがよく、数年前に新潟で食べた本場の長岡醤油ラーメンとも一線を画す旨さ。もちもちの中太麺とスープはよく絡み好相性。なによりボリューム溢れるチャーシューの味付け、食感がバツグンで秀逸だ。ご飯の上にのせスープをかけて、ミニチャーシュー丼としても楽しめる。

 

 

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スープを飲みほし満足の一杯。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

 

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「オランダ軒」/さいたま市岩槻区東岩槻6-5-3イケダ第一コーポ1F 2号室

 

 

空はだんだん暗くなり、帰路は最短の「推奨」ルートを選択。最近は危険なあおり運転や迷惑運転が社会問題になっているが、これは自動車に限らずバイク、そして自転車にも言えることだ。幹線道路を走っていると、必要のないクラクション、意図的な幅寄せ、ウインカーを出さずに左折する自動車、自転車専用道路なのに、強引に直前に割り込みをするバイクなど、理解不能。怒ることを通り越し、ヒヤヒヤする。まずは自衛するしかないため、近所であってもヘルメットは必ず装着することにしている。今後はドライブレコーダーを装着することも検討中だ。とはいえ、車やバイクの運転手にとってみれば、信号無視、無灯火、飲酒運転など自転車もかなり危険な存在だろう。自転車de麺旅、何より安全に努めたい。ちなみにヘルメットは頭が大きいので海外ブランドは入らず(笑)、デザインも良くかっこいい、安心と信頼のある国産ブランド『kabuto』の「REZZA」XLがジャストフィットでお気に入り。

 

 

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最後に、足慣らしで巡った地元の自転車de麺旅を紹介したい。

 


 

「麺処 はら田」@南浦和 特製醤油そば 
 

 


東京の名店「麺処 ほん田」のDNAを引き継ぎながら、店主の原田氏のアイデアと丁寧なラーメン作りで今、もっとも訪れているラーメン店。スープは動物系と魚介のバランスがよくコクがあり、まろやかな醤油のカエシの具合が素晴らしい。手揉みの中太麺はモチモチでスープとよく絡む。肉の旨味がジュワーと溢れる2種のチャーシューが絶妙。濃厚魚介豚骨、つけ麺もおすすめだ。

 

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「麺処 はら田」/さいたま市南区南浦和2-28-13

 

 

 

「鶏そば 一瑳」@浦和 濃厚鶏そば

 

 

浦和で行列の絶えないお店。鷄だけを使用したコクのある黄金の白湯スープは鶏本来の旨みが溢れる。パキッとした硬め自家製ストレート細麺と好相性だ。ボリュームある鷄チャーシューは柔らかくトロリととろけるよう。

 

 

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「鶏そば 一瑳」/さいたま市浦和区高砂1-8-11
 

 

 

 

「狼煙 大宮店」@大宮 まぜそば 大

 

本店は埼玉のつけ麺の老舗。直営の駅近くの大宮店も変わらぬ味わい。まぜそばは熱々でコシのある太麺とたっぷりの具材、黄身、薬味、辛味、濃厚タレをよくまぜていただく。全体のバランスよく、絡み具合も絶妙。大の300gもペロリ。

 

 

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「狼煙 大宮店」/さいたま市大宮区下町1-25
 

 

 

 

「中華そば よしかわ」@上尾 牡蠣そば


 

前回も訪れたがさっそく再訪問(上尾市)。牡蠣のコクのある旨みが溢れるスープ。ストレート細麺と好相性。レモンと三つ葉のアクセントがいい。ぷりぷりの大振りの牡蠣がなんとも旨し。やみつきになる一杯。
 


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「中華そば よしかわ 上尾店」/上尾市南97-5
 

 

 

 

「喜久」@北浦和 野菜ラーメン 半チャーハンセット
 

 

 

最後は、ご近所の町中華。海老ワンタン麺が人気だが、初めて野菜ラーメン、いわゆるタンメンを食す。熱々スープに炒めた大量の野菜、豚バラ肉の脂がよく溶け込み、まさに「町中華のタンメン!」。 丼が大きく、野菜、スープもたっぷり。+200円の半チャーハンセットは、ボリュームも他店では通常サイズでまんぷく。味噌もおすすめ。

 

 

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「喜久」/さいたま市中央区新中里1-14-17

 

 

次回、今度こそ佐野ラーメン! 往復150㌔(笑)
11月23日掲載予定。
 

 

*この連載は毎月23日に更新予定です。
 

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど25年に渡り20誌ほど編集長として携わる。現在は11歳の白黒の雄猫と暮らす気ままな旅人。JALの生涯搭乗数305回・2017-2021サファイア会員。忘れられぬ旅はJALファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。世界中の酒と旨いものに目がない「食いしん坊」ある。特に麺好きで2019年、日本各地で265杯を完食。2017年「マイル修行&麺の旅」、2019年「飛行機に乗って麺の旅」をTABILISTAにて連載。本編はその続編にあたる。Twitter/コジローKojiro(@takayama_kojiro)

 

 

 

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