<時間旅行>戦前日本の日記
和12年:東京で浪人生活をスタートした医大を目指す旧制中学の5年生で16歳の少年。#戦前の日記 #1937年8月15日
旧制中学を卒業した16歳の少年。埼玉県在住。現在は医大の予科を目指し浪人中。1月14日、2月18日、3月5日、3月17日、3月28日、4月1日、4月6日、4月9日、4月17日、5月14日、6月1日、7月2日、7月11日の日記と同じ人物。
日記の中の「北支事変」とは、盧溝橋事件に始まる日中戦争の当初、日本側が用いた呼称のことで、「支那事変」とも呼ばれた。ちなみにこの際に使われる事変とは宣戦布告なしの戦争状態や、小規模・短期間の国家間紛争にも用いられる用語だ。 「北支事変」や「支那事変」という名称は戦後の学校教育では当初「日華事変」と教えられていたが、昭和50年代以降はひとくくりに「日中戦争」という呼称が使われるようになった。 ※この日記は昭和11年用の日記帳に書いているが、内容は昭和12年のもの。
【昭和12年の出来事】 1月 スペイン内戦: 4月 東京・札幌間に定期航空路開設 5月 パリ万国博覧会開幕 7月 通州事件。中国北部で日本軍留守部隊や日本人居留民が虐殺される 8月 上海で海軍陸戦隊と中国軍が交戦。第二次上海事変勃発 9月 蒋介石が中国共産党を承認し第二次国共合作が成立 11月 日独伊防共協定成立 12月 日本軍が南京を占領