<時間旅行>戦前日本の日記
正12年:家業の農業を手伝っている21歳の男性。#1923年6月22日
家業の農業を手伝っている21歳の男性。家業の農業と養蚕を手伝っている。群馬県在住。6月3日の日記と同じ人物。
日記中では彼が従事する養蚕の様子が描かれている。まぶし(蚕が繭を作るための場所となる専用の器具で、藁わらで作られたもの)、切り出し(蚕の餌となる桑を小枝ごと切り出すこと)、黄繭(こうけんと呼ばれるもので山吹色の鮮やかさから珍重されれきた)などは現在も使われている養蚕の専門用語だ。
【大正12年の出来事】 6月 エトナ火山噴火 7月 ケマル・アタテュルクのトルコ政権が連合国とローザンヌ条約を締結 9月 関東大震災発生 10月 ウォルト・ディズニー・カンパニー創立。 12月 ネパールがイギリスから独立 12月 虎ノ門事件