<時間旅行>戦前日本の日記
正11年:脚気を患う15才の女性。大正末期にはその死亡者数は年間2万5千人を超えたという。#戦前の日記 #1922年8月10日
1922年(大正11年)8月10日 高等女学校3年に在学。している15才の女性。愛知県在住。11月16日、1月30日、2月20日、4月16日、5月13日と同じ人物。
この日、彼女がしていた「自彊術」とは、手技治療師(マッサージ師のようなもの)の中井房五郎という男性が、創始した健康体操をのこと。この自彊術は大正5年に書籍として発表されるやいなや国民的な大ブームとなった。その後、ラジオ体操に押され一時衰退するが、最近では、日本発の健康体操として中高年者に注目され、多くの愛好家がいる。
【大正11年主な出来事】 2月 ワシントン軍縮会議 3月 朝日新聞がラジオの実験放送を実施 4月 ヨシフ・スターリンがロシア共産党書記長に選出 9月 目黒蒲田電鉄(後の東京急行電鉄)設立。 11月 アルベルト・アインシュタイン来日 12月 ソビエト社会主義共和国連邦(USSR)成立