2017年自腹でマイル修行&麺の旅

2017年自腹でマイル修行&麺の旅

#21

名古屋日帰り15,100円 麺の旅


 

旅人・KOJIRO(コジロー)


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名古屋日帰り15,100円 麺の旅
文/写真(iPhone 6s)/KOJIRO

11月27日 搭乗43回目
羽田空港から中部国際空港(セントレア)へ

11月は、1カ月間に、実に6フライトになる。
今回は、羽田空港から最も近い空路、中部国際空港(セントレア)へ。
わずか193マイル。
東京から、わざわざ飛行機に乗って、名古屋 麺の旅である。

搭乗43回目、羽田空港-中部国際空港 先得割引 7,600円
搭乗44回目、中部国際空港-羽田空港 スーパー先得 7,500円
合計/15,100円

中部国際空港は、国際線がメインであり、国内の乗り継ぎにも利用される。
一般的には東京-名古屋間の往復では、利用されない。
空港から名古屋市内まで鉄道を利用しなければならず、
利便性も、決して良いとはいえない。

しかし、運賃は新幹線より安い。
マイル修行では、頻繁に使われる路線でもあるのだ。

11月27日 07:00 羽田空港 サクララウンジ。
先週20日と同様、月曜日のラウンジは、出張のビジネスマンでいっぱいだ。
のん気な旅人は、この日も相変わらず、朝からビール。
誰もビールなんて飲んでない(笑)

8:15 JAL201便 中部国際空港行きは、定刻通りに出発する。
実際の飛行時間は、わずか40分あまり。
旧型の機体のため、JAL自慢の機内Wi-Fiが使えない。
元々、機内でメールやSNS、インターネットなんて考えてもいなかったが、
いざWi-Fiが使えないとなると、意外に居心地が悪いものだ。
飲み物サービスもなく、離陸したと思ったら、もう着陸態勢。

9:15 定刻通りに着陸。
43回目の搭乗も無事に完了。

名古屋 麺の旅
『麺家 獅子丸』伊勢海老らぁめん #82
『杏亭』汁なし担々麺 #83
『ソラノイロ NAGOYA』金の煮干し麺(醤油)#84
『ヨコイKITTE名古屋店』あんかけスパ #85

名古屋① 麺の旅
「麺家 獅子丸」伊勢海老らぁめん

中部国際空港は、国際空港だけあり規模が大きい。
空港内には全国の有名飲食店のレストランがあり目移りするが、
麺の旅、寄り道せず名古屋市内を目指す。

名鉄名古屋行き特急に乗り、37分で到着(870円)。
指定でなくても、自由席でも快適なシートだった。

久しぶりに訪れた名古屋。
駅周辺は近代化されていて、右も左もわからない。
まるでおのぼりさん、浦島太郎状態(笑)。

さて、名古屋 麺の旅だ。
「名古屋に旨いもの無し」なんていう人も多いが、
僕は「名古屋は旨いもの多し」と思っている。
うなぎ、ひつままぶし、とんかつ、手羽先、甘味処の名店も多し。
味噌煮込みうどん、きしめん、あんかけスパなどあるが、
いったい「麺」は、どうなんだろう。

月曜日、ビジネスマンが忙しそうにしている中、
気ままな旅人は名古屋駅から5分ほど、
新幹線のガード下にある、新進気鋭のラーメン屋「麺家 獅子丸」を目指す。

「名古屋に、びっくりするくらい旨いラーメンがある。」と言う飲食関係の知り合いのススメだ。

月曜日の午前中、オープン間もないのにほぼ満席だ。
女性のひとり客が多い。

入り口で「伊勢海老らぁめん」の食券を購入しカウンターに。
店内はシンプルで明るくきれい。

カウンター越しに見える一連の調理作業も、とても丁寧で好感が持てる。

しばらくして、ラーメンがやってくる。
伊勢海老らぁめんといっても、
「海老がドーン」っとのっているような観光地的なラーメンではない。

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真っ白なスープ。軽くエスプーマされていて細かい泡がスープの表面を覆う。
そのため麺は隠れていて見えない。
トッピングの鶏チャーシュー、低温調理された豚のレアチャーシュー、
小ねぎや水菜が、まるでフレンチの一皿のように美しく盛りつけられている。
ビジュアルでまずやられた。とても食欲をそそられる。

まずはスープからいただく。
鶏ガラベースの白湯スープは、エスプーマされているので、とてもクリーミー。
スープは泡の効果で意外にあっさりしている印象だが、
そこに濃厚な伊勢海老の凝縮された旨味と香ばしい香りが相まって、、、。
まさに、びっくりするぐらい旨いスープ!
若者的に表現すると「まじ、やばい」。
アツアツの泡スープが、旨いのだ。

隠れていた麺をすくって食べてみる。
北海道産の小麦粉をブレンドした自家製の平打ちの全粒細麺。
この麺も秀逸。ツルツルの食感、小麦粉の旨みが溢れる。
そしてスープとのバランスが抜群にいい。

スープ、麺に負けないぐらい、トッピングの具材が素晴らしい。
歯ごたえのある鶏チャーシューは、ねっとりジューシーで美味しい。
低温処理されたレアの豚チャーシューは、次元の違う旨さ。
まるでフレンチレストランに来たのか? と戸惑うほど。
スープ、麺、トッピングとも、しっかりした、たった850円のラーメンだ。
水菜のシャキシャキ感もいい。

驚きと感動すら覚え、あっという間に完食。

「名古屋には、びっくりするくらい旨いラーメンが、本当にあった!」
飛行機に乗って、名古屋まで来た甲斐があったというものだ。

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麺家 獅子丸
名古屋市中村区亀島2-1-1
052-453-0440
営業時間/11:00~14:30 17:30~22:00(月-土) 17:00~21:00(日・祝)
年末年始休み
伊勢海老らぁめん850円

名古屋 麺の旅②
「杏亭」汁なし担々麺

繊細なラーメンを食べ終えた後は、四川担々麺の「杏亭」に。
我ながら全くジャンルに取り止めのない、麺の旅だ。

昼時ということもあり満席。
すぐに1席空いたカウンターに通される。
オール地元客。そして、皆さん常連のようだ。男性が多く90%をしめる。
四川料理の店なので、他の中華メニューもあるのだが、
ほとんどの客が「汁なし担々麺」か「汁あり担々麺」を頼んでいる。
汁なし担々麺をオーダーする。
ランチタイムなので、サラダとごはんが無料でついてくる。

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見た目が鮮やかで、辛そうだ。

名古屋名物のきしめんのような太さの麺に、ミンチ肉とネギがたっぷり。
汁ありは普通の中華麺なのだが、汁なしは、超極太の平打ち麺。
この太さは、見たことがない。

汁なしといっても、濃厚なタレがたっぷりだ。
アツアツでドロドロのタレと麺、具材を全て混ぜてひと口食べてみる。

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最初の印象は、辛さとしびれがやや強く、いい香りが鼻を抜ける。
濃厚で、麺が簡単に持ち上がらない(笑)
きしめんというよりパスタに近く、フィットチーネのようなねっとりした食感。
胡麻の風味がよく、自家製のラー油、花山椒のバランスがよく、辛さ優先ではなく旨味たっぷりだ。
麺はモチモチでタレに負けない。具材のスパイシーなミンチ肉もいい。

食べなれてくると、極太麺の食感がなんともいえず、くせになる。

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麺を食べ終えて汁なし担々麺の汁に、ごはんを入れてみる。
ちょっと油っこさが気になったが、濃厚な担々おじやは、美味しい。

辛さよりも旨味が際立った、担々麺だった。

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杏亭
名古屋市中村区亀島2-13-1
052-453-2344
営業時間 11:30~14:00(月-土)17:30~21:00(月-金)
土曜(午後)・日曜・祝日休み
汁なし担々麺800円

名古屋 麺の旅③
「ソラノイロ NAGOYA」金の煮干し麺(醤油)

名古屋駅前、オフィス棟と商業棟からなる名古屋一の高さとスケールを
誇るランドマークタワー、地上47階建て、ミッドランドスクエアに向かう。

多くの高級ブランドがテナントに入るそんなビルの4階に、
ラーメン屋「ソラノイロ NAGOYA」はある。

2011年、東京・麹町にある「ソラノイロ」は、日本で初めて麺、スープ、トッピング
全てに野菜を使ったベジソバを開発。
日本のベジソバブームの火付け役の店だ。
「味へのこだわり」「産地と生産者とのつながり」をテーマにしていて、
店舗ごとにオリジナルのラーメンを出している。
2017年8月にオープンしたばかりの「ソラノイロ NAGOYA」で、
オリジナルのラーメンを味わってみることにする。

カフェのような洗練されたデザインのシンプルな店内。
入り口で、ここでしか食べられない「金の煮干し麺」(醤油)の食券を購入しカウンターに。

オープンキッチンからは、豊かなスープの香りが漂う。
5分ほどで提供される。

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きれいな黄金色のスープ。
ストレートの中細麺。
青ネギ、メンマ、玉ねぎスライス、海苔がトッピングされ、
中心には、大きな薄切りの豚チャーシューが豪華に3枚。

スープからいただく。
繊細な味をイメージしていたが、煮干しと醤油がしっかり。
少し苦味を感じるほどビターな味わいが口に広がる。
動物系のスープを合わせていない、数種の煮干しと昆布の出汁がきいている。
いい意味での裏切り、驚くほど旨い。

麺は、小麦粉、かんすい、塩のみのシンプルな自家製のストレート中細麺。
こだわりなき、こだわりの麺といったところか、
喉越しのいい、つるつる麺が煮干し醤油スープに合う。

特製煮干し油の豊かな香りが、スープと麺をベストマリアージュ。

薄切りの豚チャーシューが口の中でとろけるよう。
個人的には、本店の醤油ラーメンより好みの味。

なるほど、まさに「金の煮干し」。
コンセプチャルなラーメンに、
まんまとハマってしまったのかもしれませんが、旨さには勝てません。

煮干しの出汁の旨さを再認識することになった秀逸のラーメン。
ああ、日本に生まれてよかった。

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ソラノイロ NAGOYA
名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランドスクエア商業棟 4F
050-5594-1716
営業時間11:00~23:00(月-土) 11:00~22:00(日・祝)
無休
金の煮干し麺(醤油)800円

名古屋 麺の旅④
「ヨコイKITTE名古屋店」あんかけスパ

名古屋の名物といえば「あんかけスパ」。
一度も食べたことがないので初挑戦。
名古屋人の誰もが、すすめるのが、元祖あんかけスパの店「ヨコイ」。
名古屋 麺の旅ラストは「ヨコイKITTE名古屋店」を訪れる。

ベースのスパイシーなあんは、どのメニューも一緒とのことなので、
冬季限定で牡蠣フライ、赤いウインナー、目玉焼きがトッピングされた「バイキング」を注文する。

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初体験、一口いただく。
こりゃ名古屋だな、名古屋!(笑)

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ヨコイKITTE名古屋店
名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋 KITTE名古屋B1F
052-433-1641
営業時間/11:00〜23:00
1月1日休み
あんかけスパ バイキング900円

11月27日 搭乗44回目
中部国際空港から羽田空港へ

日帰り麺の旅は、4食完食。
お腹いっぱいで、ひつまぶしは食べることはできず。

TABILISTAで連載中の山本益博さんが名古屋編で紹介していた和菓子の「川口屋」で、
日本一と思う「わらび餅」のこしあんとつぶあんをお土産に購入して、空港に向かう。

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20:45 JAL208便は定刻通り出発。
東京へ向かう最終便の機内は、混んでいた。
僕の飛行機の旅は「いかに機内をゆったり過ごし楽しむか」がテーマなのだが、
麺の旅は、そうはいかない。
満腹中枢に襲われて、いつものように離陸と同時に眠りにつき、着陸と同時に目が覚める。
考えてみれば、これこそ至福の時間かもしれない(笑)

21:45 定刻に羽田に到着する。

44回目の搭乗完了。

目標のVIPサファイア会員になるまで、
残りわずか34日、あと6回搭乗で達成だ。

マイルデータ、搭乗合計44回。

【羽田-中部国際】
搭乗カウント43回
フライトマイル
193(基本マイレージ)×75%(運賃倍率)=145マイル
FLY ONポイント
フライトマイル×2(国内線倍率)=290
【中部国際-羽田】
搭乗カウント44回
フライトマイル
193(基本マイレージ)×75%(運賃倍率)=145マイル
FLY ONポイント
フライトマイル×2(国内線倍率)=290

搭乗回数/44回
FLY ONポイント累計/28,760

名古屋 日帰り旅のお値段は
飛行機代 15,100円!

飛行機/15,100円(羽田-中部国際往復)
交通費/1,740円 (中部国際空港-名鉄名古屋往復)
麺の旅/3.350円(4食)
合計/20.190円

次回は、出雲空港へ。

※次回掲載は2018年1月9日(毎月2回、第2、第4月曜日連載)

 


顔

 

 

KOJIRO(コジロー)

1964年生まれ。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20誌ほど、編集長として携わる。現在は気ままなフリーランサー。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、飛行機大好き。JALの生涯搭乗数は203回。忘れられぬ旅は、JALファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ。麺好きの「食いしん坊」でもある。 

 

 

 

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