<時間旅行>戦前日本の日記

大正13年: 恋人の男性と、職場の病院の一室にこっそりと泊まった看護師の女性。 #戦前の日記 #1924年10月8日

1924年(大正13年)10月8日 20代前半の女性の日記。病院に看護師として勤務している女性。12月30日1月18日3月23日3月31日4月19日5月16日10月4日の日記と同じ人物。
diary2016-10-8


ーーーーーー 今朝、恵さまから御たよりいただく。 ほんとうに恋しくて仕方がない。御手紙を何回もくりかえし読んだ。 私も手紙を出したい。けれどこんな取込の最中のことだからどんな間違いで人の手にのらないとも限らない。それで誰に見られても好い様な御手紙を出す冷淡な女だとおこって見えるかもしれない。 あらしに成るかとも思った空が夕方からすっかり止んで気持ち好い風が顔をなでる。今晩は好い月夜なり。 ーーーーー


恋人の家に不幸があり、彼は大忙し。そんなところに熱烈な恋文を出したら誰かに読まれてしまうかも……。だからといって誰に読まれても差し支えない様な内容の手紙をだしたんじゃ冷たい女って思われてしまう……。 なんというか、まさに恋は盲目状態といった感じだ。 彼が忙しいと思うなら手紙を出さなくてもいいんじゃないかとも思うが、恋する女性にとっては、手紙を出すことで、彼への愛情を示したいのだろうか。


【大正13年の出来事】 1月 皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)と良子女王(後の香淳皇后)ご成婚 3月 谷崎潤一郎『痴人の愛』連載開始 5月 アメリカで排日条項を含む移民法が成立。日本人の移民が全面禁止される 8月 甲子園球場落成 12月 銀座松坂屋オープン

< 2016.10 >

 

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

 

ページトップへ戻る

ページトップへ戻る