<時間旅行>戦前日本の日記

昭和13年:陸軍予科士官学校に在籍する10代後半の男性。#1938年6月4日 #戦前の日記


陸軍予科士官学校に在籍する10代後半の男性。学校のあった市ヶ谷で他の生徒たちと共同生活を送っている。
diary2016.7.1


ーーーー 地学試験実施セラル。 教練ノ際校長閣下ノ御巡視アリ。瓦斯マスクハ頗(すこぶ)ル号令ヲ聞キ取リ難ク又苦痛ヲ感ズ一日モ早ク平気ニナル如ク馴レサルベカラズ。机ヲ交換セラル。 ーーーー


前年の12月に陸軍予科士官学校に入学した男性。この日はガスマスクを着用して教練をおこなったようだ。 ガスマスクは第一次世界大戦でで化学兵器が大規模に使用されたことに対する防御手段として世界各国の軍に採用された。 日本陸軍では被甲とも呼ばれ、軍の標準装備であったが、ガスマスクは正しく装着しないと隙間から有毒ガスが入ってしまううえに、迅速に装着しないと効果がないため、正しく素早い装着方法を学んだり、またガスマスクを装着したままの作業や、戦闘の訓練もしばしば軍隊内では行われていた。 ちなみに日本軍で採用されていたガスマスクは日記にも書かれているように、非常に息がしづらく装着者は苦痛だったようだ。


【昭和13年の出来事】 1月 女優岡田嘉子が杉本良吉と共に樺太国境を越えてソ連に亡命  3月 ナチス・ドイツ、オーストリアを併合  4月 日本で国家総動員法公布  6月 日中戦争にて日本軍の進撃阻止のため、中国国民党が黄河の堤防を爆破。河川が氾濫し数十万の住民が水死  10月 ナチス・ドイツがチェコスロバキアからズデーテン地方を割譲  10月 日本軍、広東、武漢三鎮占領

< 2016.07 >

 

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