<時間旅行>戦前日本の日記

大正14年 :20代前半の女性の日記。1925年1月18日

病院に看護師として勤務している女性。12月30日の日記と同じ人物。
2016.1.18


ーーーー 朝六時頃三号(?)宅に行った。お互いに同じ思いに別れを惜んだ。けれどこの別れだって二人共一人に成る日をたとえ少しでも近づけていて呉れるのだもの。未だ今日は体が変で少しも落ちつかない。何處へ行っても顔色が悪いゝと注意された。身体より私には昨日の事が種々の方面に想像されて楽しんだり苦しんだり悶々として過ごした、けれども大きな幸福を求め様と思う時目先の小さい事を気にかけている様ではつまらない。でも私は今までの週刊上小さい事に気を周して苦しんでいる。自分ながらつまらない事だと気が付いていながら。あゝ私はどんな障害が起ころうとも正しい道を進んでいくつもりです。 ーーーー


日々、恋に仕事に悩む女性。恋人である男性との二人の将来のために、あえていまだけ別れを選んだ、と書いている。彼女は今後どうなったのか? それは12月30日にの日記を読めば、ある程度は想像できるだろう。


【大正14年の出来事】 1月 イタリアのムッソリーニが独裁宣言  1月 日本がソ連を承認し日ソ基本条約締結される  3月 東京日暮里で大火事  3月 東京放送局(後の日本放送協会)がラジオ放送開始  4月 日本で治安維持法公布される  5月 上海で五・三〇事件が勃発 6月に対応のため日米伊の軍隊が上陸  9月 帝国議会議事堂全焼  11月 山手線で環状運転開始  11月 ドイツでナチス親衛隊設立  12月 大日本相撲協会(後の日本相撲協会)設立

< 2016.01 >

 

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