<時間旅行>戦前日本の日記

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年(昭和8年)11月11日 20代の男性の日記

11.11h 11.11

独身。東京市の郵便局に勤務しており、保険の外交営業をしている。


ーーーー しとしとと降る雨 ゆううつな日 早くから熱心なS君……練習に余念なし 夫婦仲の裏面をきく。広い世の中さまざまな家庭を探ねる 不景気の空 評語の中にも又好景の鉄工所など 全くうらやましい程だ(後略) ーーーー


男女仲と景気の動向が気になるのはいつの時代も同じか。当時の日本は、昭和5年から昭和6年かけての大恐慌からやっと回復基調に入っていた。しかし、この年の初頭には昭和三陸地震により沿岸部は大きな被害を被っており、社会全体に不安感が蔓延、次第に戦争の影が濃くなっていった時期でもある。


【昭和8年の主な出来事】 1月 ヒトラーが独首相になりナチス政権樹立  2月 『蟹工船』の小林多喜二が特高警察により逮捕。拷問により殺される  3月 三陸地方大地震。津波により多くの被害が出る  9月 伊勢丹が神田から移転し新宿に出店

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