わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

#19

久米島「久米島そば」

文と写真・高山コジロー

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わざわざ飛行機に乗って、沖縄 久米島に麺を食べに行ってきました。

 

 

 沖縄の離島といえば、宮古島、石垣島を中心とした八重山諸島が人気だが、沖縄本島から一番近い島といえば、久米島。以前は期間限定で羽田からの直行便が就航していたが、現在は那覇から飛行機を利用するのが最もアクセスがいい。

 

 沖縄で麺といえば「沖縄そば」。沖縄では年越しそばも日本蕎麦ではなく、沖縄そばを食べる。

 スープのベースは鰹の和風出汁。店や地域によって豚骨や鶏ガラなどの動物系がプラスされる。

 トッピングはチャーシューではなく、豚バラ三枚肉、骨付きソーキ、豚足煮込みのテビチなどである。

 麺は小麦粉にかん水もしくは灰汁を加えて打たれるが、製麺所の所在地によって、そばの名称が変わり「沖縄そば」「宮古そば」「石垣そば」と呼ばれていることが多い。

「久米島そば」もベースは同じ。シンプルなそばだけでなく、島内産のもやしが使われたそばや、島内産味噌を使った味噌味が人気というのが独特だ。

 

今回のルートは、

羽田から沖縄に入り、滞在中に日帰りで久米島に向かう。

JALの搭乗回数は4回加えて39回に。サファイア50回まで、残り11搭乗。

 

飛行機データ
●羽田-那覇 15:00-17:40  JAL919便 (普通席) 先得10,310円 36搭乗

●那覇-久米島 07:40-08:15  RAC871便 (普通席) ウルトラ先得 4,020円 37搭乗

●久米島-那覇 19:10-19:45  RAC884便 (普通席) ウルトラ先得 4,020円 38搭乗

●那覇-羽田 11:20-13:35  JAL904便 (普通席) スーパー先得10,100円 39搭乗

合計/28,460円(※宿泊費別途)

2019年搭乗実績/JAL39回、ANA1回、天草エアライン1回

 

【今回のマイル】 羽田-那覇の通常マイルは「984」 那覇-久米島の通常マイルは「59」 

●羽田-那覇

フライトマイル:984×75%(先得)=788マイル

ボーナスマイル:フライトマイル(738)×105%(サファイア会員)=775マイル

738+775=1,513マイル 往復3,026マイル

●那覇-久米島

フライトマイル:59×75%(先得)=44マイル

ボーナスマイル:フライトマイル(44)×105%(サファイア会員)=46マイル

44+46=90マイル 往復180マイル

4フライト合計:3,206マイル

 


 

那覇空港から久米島空港へ

 

 

 久米島へは日帰り旅行のため朝一番の便で向かう。

 那覇空港は朝から混んでいて保安検査場は10名ほど並んでいる。僕はサファイア会員なので専用のレーンを通りスムーズにチェックイン。羽田、伊丹、札幌、福岡など主要空港は、ステイタス会員専用の保安検査場があり便利だ。

 サクララウンジに立ち寄るがレンタカーを運転するためビールは飲めず(笑)。グァバ100%ジュースで乾杯。

 久米島まではプロペラジェットのDH4で35分のフライト。空の上にはわずか25分ほどで離陸したと思ったらもう着陸だ。

 

 

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 久米島のレンタカーは空港のカウンターで手続きができ便利。空港内の駐車場でレンタカーの受け渡しとなる。まだ8時をすぎたばかり、さすがに朝早過ぎた。お店が開くのは11時。空港の喫茶店もまだ開いてない。

 

 

「風人カフェ」久米島高校のたまごかけごはん@久米島空港

 

 喫煙所で一服して時間を潰し「風人カフェ」を訪れ軽めの朝食をとることに。

「久米島高校のたまごかけごはん」(680円)を注文する。

 豚汁、ちょこっとキムチ、サラダもついてきて、グッと。朝のたまごかけごはんって旨いっ。

 

 

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久米島ドライブ

 

 久米島は小さな島で1時間もあれば周遊できてしまう。麺の旅では珍しく快晴。レンタカーがあるので20年ぶりの久米島、具志川城跡、ミーフガーなど観光スポットをのんびりドライブ。

 

 

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「スリーピース」ピリ辛味噌そば @久米島 比嘉
 

 

【飛行機に乗って麺の旅】126軒目

 

 久米島で最も人気のあるリゾート地イーフビーチの近くにある「スーリピース」を訪れる。そば専門店ではなく、海沿いのオープンテラスのカフェテリア。焼きそば、タコライス、かき氷などもある。

 店内工事中でオープンテラスの席に座り、評判の「ピリ辛味噌そば」(800円)を注文する。

 沖縄県には独自の旨い島味噌があるのに、なぜか沖縄そばには「味噌」がない。しかし久米島では、ちょっとしたブームだという。

 

 

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 10分ぐらいして着丼。豪快な麺姿。炒めたもやしとひき肉が大量にのせられて麺が見えない。

 まずはスープをひと口。久米島特産の味噌にカツオベースに豚骨を合わせた濃厚スープでコクがあり旨い。

 食べすすめると豚挽肉ともやしを香ばしく炒めた脂がスープに溶け込み絶妙な味わいになる。沖縄そばというより、全国レベルの味噌ラーメン。もやしのシャキシャキ感がなんともいえない。

 

 

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 麺を手繰ってみると、沖縄らしい中太の縮れ麺。モチモチ感があり濃厚スープと好相性。

 島唐辛子を使い、ピリっとした辛味もいい。

 おいしかったです。

 ごちそうさま。

 

 

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「スリーピース」/沖縄県島尻郡久米島町字比嘉160-3/11:00~17:30

 

 

 

「やん小~」肉もやしそば @久米島 仲泊
 

 

【飛行機に乗って麺の旅】127軒目

 

 久米島の中心地、繁華街に近い古民家の「やん小〜」(ヤングヮ〜)に開店前に到着する。

 ところが人もあまり歩いていない静寂な住宅街に大行列。狭い路地を抜けて1台だけあいていた駐車場にとめ並ぶ。庭が広く気持ちのいい大きな古民家。厨房からプライパンで炒める音と、いい香りが漂い鼻をくすぐられる。40分ほど待っただろうか店内の座敷に案内される。床の間や仏壇などもあり、息遣いが聞こえてくるような雰囲気のいい古民家で、落ち着く空間だ。

 久米島産にこだわったというメニューのラインナップは、島そば、肉もやしそば、島味噌もやしそば、ピリ辛味噌もやしそば。

「味噌」を頼もうと思っていたが、並んでいる地元の方からすすめられた「肉もやしそば」(750円)を注文する。

 

 

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 器いっぱいに豚バラ肉と無農薬の惣慶もやしの炒めが山盛り。青ネギがなんとも色鮮やか。

 スープを啜る。鶏と豚のベースにカツオと昆布の奥深い出汁。うーん、唸る旨さ。

 島の地下水のみで栽培されたシャキシャキの久米島産の惣慶もやしと豚バラ肉の炒めは、胡椒が効いてスパイシーで旨い。この肉もやし炒めで、普通にお米が食べたい!!

 

 

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 麺を掬ってみる。自家製縮れ太麺は弾力とコシがあり、食感よくスープとベストマリアージュ。

 麺と炒めた脂とスープの融合、バランスが素晴らしい。

 沖縄本島、宮古島、石垣島と100杯以上の沖縄そばを食べているが、最高のそば。

 無添加の久米島産味噌を使った「島味噌もやしそば」も追加で食べてみたかった。

 おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

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「やん小〜」/沖縄県島尻郡久米島町字仲泊509/12:00~15:00/日曜日休み

 

 少し休憩して3軒目、久米島特産の車海老を使った海老味噌そばに向かうも、お休み。

 さらにもう一軒もお休み。麺の旅では、よくあること、、、。。

 ギリギリ間に合うかと思い「やん小〜」に引き返すも、さすがにもう閉店していた。

 久米島麺の旅は2軒で終了することになった。

 しかし、わざわざ久米島まで訪れる価値がある一杯だった。

 レンタカーを返し、飛行機が来るまで再び空港内の「風人カフェ」でくつろぐ。

 飛行機は30分ほど遅れて夜遅めに那覇に戻る。

 

 せっかくなので、今回那覇滞在中に訪れた、首里の沖縄そばを紹介したい。

 

 

「しむじょう」三枚肉そば 中 てびち煮付け @那覇 首里

 

 那覇市内でいま一番長い行列の沖縄そば屋さん。久しぶりの訪問。首里の小高い丘にあり最寄り駅から歩き、開店30分前に到着するもすでに大行列。30度を超える暑さの中、50分待ち。

 歩くのも辛いが駐車場も開店前には満車だったよう。国の文化財指定の古民家でそばをいただく。

「三枚肉そば 中」と「てびち煮付け」を注文する。

 

 

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 濃いめの豚骨と鰹がきいたシンプルな出汁に平打ちの細麺で、とても食べやすい沖縄そば。

 三枚肉、ソーキもいいが、トロトロてびちが秀逸。

 

 

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 このてびち煮付けを食べるだけでも価値がある。

 おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

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「しむじょう」/那覇市首里末吉町2-124-1/11:00~15:00/水曜日休み

 

 

 

「首里 ほりかわ」ソーキそば @那覇 首里
 

 

 

 首里城から10分ほど、住宅街にあるコンクリート打ち放しのおしゃれなお店。

 首里城近くの沖縄そばは全くのノーマークで初訪問。「ソーキそば」と「じゅーしいー」を注文する。

 

 

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 きれいな麺姿。澄んだスープは鰹の香りよく旨味溢れる。レンゲ添えられた生姜を少しずつ溶かしてみるとスープはさらなる高みの味わいになる。

 店内に製麺機があり、自家製の平打ち麺は沖縄そばでは珍しく生麺を使用。独特のコシ、モチモチ感が素晴らしい。

 

 

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 別添えの大きなソーキもしっかりした味付けで旨い。

 じゅーしいーも素材感がよくナチュラルな味わい。

 

 

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 那覇市内で最も秀逸な沖縄そばに出会う。

 おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

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「首里 ほりかわ」/那覇市首里真和志町1-27/11:00~16:00/木曜日 第3水曜日休み

 

 

 

マイラーの終わりなき麺の旅

 

この旅で、JALの搭乗回数は2019年39回。
福井から始まり、久留米、天草、尾道、福山、三原、松山、青森、山形、金沢、札幌、小樽、京都、三重、函館、大分、奈良、松本、小倉、久米島、、。


オヤジマイラーの終わりなき麺の旅は、まだまだ続く。

次回は、飛行機に乗って大阪に。

日本一のラーメン激戦区といわれる大阪に、いざ出陣! 

 

2019年1月、連載とともにツイッターを始めました。
フォロワー450人超えました。ありがとうございます。

 


タカヤマコジローkojiro@takayama_kojiro
 


「飛行機に乗って、麺の旅」 ライブでつぶやき、
「飛行機に乗らない、東京麺旅」東京近郊での麺活をつぶやく。

 

 

 

 

 

*この連載は毎月第2第4月曜日に更新予定です。

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20 年に渡り20 誌ほど編集長として携わる。現在は白黒の雄猫と共に気ままに暮らす。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、なにしろ飛行機が好きなので、生涯搭乗数は優に400回を超える。忘れられぬ旅はJAL ファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。酒好き、旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。「KOJIRO(コジロー)」名義にて2017 年、『TABILISTA 』にてJALサファイア会員になるために年間50回飛行機に乗り、ついでに麺を食べに行く「マイル修行&麺の旅」を好評連載。本編はその続編にあたる。

 

 

 

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