わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

#15

大分・別府「別府冷麺と拉麺」

文と写真・高山コジロー

 

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わざわざ飛行機に乗って、大分&別府に麺を食べに行ってきました。

 

 

温泉地として有名な別府には何度か観光で訪れているが、別府には日本三大冷麺のひとつ「別府冷麺」なる名物があると聞き、未食の「別府冷麺」を求めて訪れることにした。
今回もコスパの良いJALダイナミックツアーを利用。別府温泉1泊、大分市内2泊の3泊4日29,800円、のんびり旅だ。
 

 

飛行機データ
●羽田-大分 08:00-09:30  JAL661便 (普通席)
●大分-羽田 15:00-16:30  JAL670便 (普通席)
(2019年搭乗実績/JAL29回、ANA1回、天草エアライン1回)
(※別途JAL搭乗2回含む)
JALツアーズ 29,800円/3泊4日 (宿泊/別府亀の井ホテル ダイワロイネットホテル大分 ※宿泊費込)

 

【今回のマイル】 羽田-大分の通常マイルは「499」
●羽田-大分
フライトマイル:499×50%(ツアー)=250マイル
ボーナスマイル:フライトマイル(250)×105%(サファイア会員)=263マイル
250+263=513マイル
●大分-羽田
上記同様マイル。往復で「1024マイル」。

 


 


 

大分空港から別府温泉に

 

雨の羽田空港。出発の1時間前に羽田空港に到着。JALサクララウンジにて朝食は、たいめいけんのメンチカツサンド。結構なボリュームで、ビールにあう。
 

 

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雨のせいか羽田上空が混んでいるよう。滑走路でしばし待機し飛行機は10分ほど遅れて出発。
今回も非常口前席で足が伸ばせて広々で快適。大分までは90分ほどかかる。アマゾンプライムでダウンロードしておいた海外ドラマを1本観終わるころに到着。東京とは異なり大分は快晴だった。
飛行機が遅れたので大分市内に向かう空港連絡バス(大分交通)も、10分遅れで出発する。
 

 

 

「一休の泪」別府冷麺@別府 春木

 

【飛行機に乗って麺の旅】100軒目
空港から向かうと、別府市は大分市の手前に位置する。40分ほどで途中の亀川駅で下車(1,350円)。亀川駅から亀の井バスに乗り換え15分ほど、別府郊外の春木で下車(190円)。
バス停から2、3分、バイパス沿いの別府冷麺の専門店「一休の泪」に到着。焼肉屋の締めで食べることの多い冷麺だが、こちらは専門店なので期待してしまう。
先客とともに開店と同時に入店しカウンターに着席。店内はスタイリッシュなデザインでカフェのような雰囲気だ。
冷麺と温麺(冷麺の温かいバージョン)があり、最初の一杯ということもありデフォの「別府冷麺」(750円)を注文。大分名物のとり天をセットにした。飛行機に乗って麺の旅、100杯目!

 

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スープたっぷり。キムチ、牛シャーシュー、茹で卵、多めの小ネネギのトッピング。イメージする冷麺
像だ。
スープをひと口、別府冷麺初体験だ。牛骨ベースの無添加の和風出汁は、優しくマイルドな味わいで旨い。ほどよい酸味は、なるほど冷麺だ。

 

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麺はイメージする冷麺とは少し違いラーメンっぽい。白い自家製の太麺は弾力、コシが強く歯ごたえがいい。小麦粉メインにプラスそば粉かな。ラーメンとは一線を画する。まさしく冷麺だ。
とはいえ、今まで焼肉屋で食べた冷麺とは、やはり印象が異なる。
白菜キムチの酸味、味付けの濃い牛チャーシューも、スープ、麺とあう。
後半、別添えのかぼすこしょうを入れるとこれがまた旨い。スープが味変。辛味と酸味のバランスが絶妙になる。

 

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おいしいラーメンは、いつもスープを飲み干すのだが(笑)、冷麺で初めてスープを完飲した。
あとでミシュランにて「冷麺」というジャンルで、初めて掲載された店のひとつだと聞く。なるほど納得。おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「一休の泪」/別府市石垣西10-5-7 1F/11:00~20:00/無休

 

 

 

別府 鉄輪温泉に

 

一概に別府温泉といっても、その範囲は広く、駅前から山あいまで、様々な温泉が点在する。チェックインまでは時間があり、一番山あいに近い鉄輪温泉にあるラーメン店に向かう。
「一休の泪」を後に、バスで10分ほどだが、肝心のバス停が見つからない。先ほどの亀の井バスの「春木」でなく、大分交通の「春木バス亭」。方向音痴、地図が読めないオヤジは散々迷う。共通一次の地理は満点だったのにな(笑)。
さて、人に聞こうにも誰も歩いていない。発着時間はとうに過ぎている。何度か通り過ぎた民家の塀際にやっとバス停を発見。でも逆方向だ。よく見ると、なにやら「道路の反対側で待て」というような趣旨の文言。そもそもバス停が、一方向しかないのだ(笑)。見つかるはずがない。
雨の多かった九州地方だが、この日は快晴。太陽が照りつける道路上で汗だくになり待つこと10分。かなり遅れて来たバス(170円)に乗り無事、鉄輪温泉に到着。
 

 

 

「ふらり」 豚骨醤油ラーメン@別府 鉄輪温泉

 

【飛行機に乗って麺の旅】101
バス停は温泉の中心地ではなく、さらに急勾配の坂道を汗だくで10分ほど登り、鉄輪温泉街のはずれ高台に位置する「ふらり」に到着。
「ううう、外待ちだ。」夏季の麺の旅、外待ちは暑く、正直辛い。
幸いすぐに入れ替わり店内で中待ちに。「豚骨醤油ラーメン」(700円)の食券を買い、冷房の効いた店内で10分ほどクールダウン。カウンター席に案内される。

 

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まずは、スープをひと口。熱々でトロトロの茶濁色のスープは、豚骨よりも魚介系、魚粉や鰹節の主張が強く、九州の醤油の甘めのかえしとのバランスが非常に良く、コク旨。ありそうでない、今まで味わったことのない、病みつきになる豚骨魚介スープ。

 

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スープに隠れて見えない麺をすくいあげてみると、一見濃厚スープには合わなそうな多加水の細麺。すすってみると、小麦粉の風味よく、ツルコシで歯切れよく、スープとの絡みもよく、実に旨い。
トロトロに煮込まれたチャーシューも、スープ、麺ともに好相性。全体のバランスが素晴らしく、もちろん完飲完食。
舌に記憶が残る味わい深いラーメン。別府で絶対にはずせない感嘆の逸品。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「ふらり」/別府市北鉄輪6組/11:30~14:30 18:00~20:30/水曜休み


 

 

別府で温泉三昧

 

汗だくなので鉄輪温泉で日帰りの湯を楽しみ、夕方、バスで別府市内に戻り、駅から近い「別府亀の井ホテル」にチェックイン。こちらでもまずは天然温泉の湯に浸かり、心と体を癒す。湯上りのビール後は、しばしお昼寝。
 

 

 

「アリラン」 冷麺@別府 北浜

 

【飛行機に乗って麺の旅】102
夜は焼肉&冷麺。別府駅近く、昭和25年創業、「別府冷麺」発祥の店と言われている焼肉屋「アリラン」を訪れる。
注文は冷麺だけでもOKのようだが、高級な佇まいの焼肉屋、お腹もすいていることだし、もちろん「冷麺」だけとはいかず。焼くでしょう(笑)。
 

 

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カウンター席で一人焼肉。ビールに馬肉ユッケをつまみ、牛肉の盛り合わせ、ホルモンなどを堪能。黒毛和牛の肉質もよく、希少部位や小皿のメニューもあり、使い勝手がいい。
最後に、冷麺(720円)を注文する。

 

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冷麺は注文が入ってから麺を打つとのこと。10〜15分ほど待っただろうか、キンキンに冷えたステンレスの器にたっぷりスープが入った冷麺が提供される。

 

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見た目はいわゆる焼肉屋でイメージする「冷麺」スタイルだ。
自家製麺は中太でプリプリの独特の食感。1本1本が長めでコシが強く、旨い。
スープはキンキンに冷やされ魚介出汁の和風の旨味が溢れる。

 

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酸味、辛味よく、焼肉屋のいわゆる「韓国スープ」の冷麺とは異なる印象。味の染み込んだ牛チャーシュー、キムチの酸味がいいアクセントになっている。
元祖の別府冷麺、おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「アリラン」/別府市北浜2-2−35/11:30〜14:00 17:30〜24:00/第2.4.5火曜日休み

 

 

「六盛 北浜」 温麺@別府 北浜

 

【飛行機に乗って麺の旅】103
朝風呂を堪能し、チェックアウト。大分市内に移動する前に、ミシュラン掲載の別府冷麺専門店「六盛」の駅前店を訪れる。別府冷麺、3杯目。気になっていた温かい冷麺=温麺(800円)を注文する。

 

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温麺、初体験。まずは麺からいただく。
蕎麦に近い色合いの自家製麺の手のべ麺は、小麦粉、蕎麦粉、でん粉を使用しモチモチで喉越しがいい。こちらの麺が、いわゆるイメージする冷麺に一番近い。
モチモチの麺と、牛と昆布ベースの温かいスープが、予想外によくはまる。

 

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牛すね肉のチャーシューは味わい深く、別添えのキャベツキムチも旨い。キムチは、専門店はキャベツ、焼肉店は白菜というのが別府冷麺の特徴らしい。地元では夏でも冬でも温麺が人気というのも頷ける。夏の温麺、おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「六盛 北浜」 /別府市北浜1-2-28/11:30~14:00 19:00~24:00/水曜日休み

 


 

 

「蕎麦BAR 齋」 ざるそば @別府 都町

【飛行機に乗って麺の旅】104
大分の一夜。数軒はしごして、ほろ酔いオヤジは深夜の蝶々街にて、「蕎麦BAR 齋」なる店を発見。入ってみると暗い店内は非常に居心地のいいセンス溢れる空間。
板わさ、だし巻玉子を肴に日本酒を嗜む。そして最後は、「ざるそば」(700円)。
肴もよかったが、蕎麦が秀逸な手打ちそば。つゆの返しもよく、深夜ながらレベルが高い蕎麦を堪能。東京にこんなコンセプトの蕎麦屋があったら通いたい。
おいしかったです。ごちそうさま。充電切れで蕎麦の写真がありません(笑)

 

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「蕎麦BAR 齋」/大分市都町4-1-24/17:00~深夜/日曜・祝日休み

 

 

 

「トラの夢」特製ラーメン トラ @大分

 

【飛行機に乗って麺の旅】105
大分市は下調べゼロ。ホテルで紹介してもらった、大分で一番濃厚なラーメンが評判という「トラの夢」を訪れる。大分駅から大分バス(380円)に乗って30分ほど。
店からは豚骨の独特の香り。店についてから気づいた、あまり得意でない豚骨ラーメンの専門店だった。お店デフォの大分濃厚生豚骨ラーメン、「特製ラーメン トラ」(790円)を注文する。

 

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メニューを見ると脂を使わずに、じっくり炊き上げた豚骨スープとのこと。
まずはスープを一口。濃厚といっても、ドロッと系ではない。雑味なく豚骨臭も控えめ。塩味が若干強めながら豚骨の旨味が溢れる。

 

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自家製の無添加ストレート細麺はコシがありしなやかで、スープとの絡みもよくスルスルと胃袋に。
炭火で炙られた焼豚は焦げ、香りよく、トロトロで旨い。
いわゆる博多豚骨より好みの味わいで、大盛りをペロリ完飲完食。
たまには豚骨ラーメンも悪くないかな。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「トラの夢」/大分市森633-5/11:00~23:30/水曜日休み
 

 

 

「らぁ麺 牛ごろ極」白丸らぁ麺@大分

 

【飛行機に乗って麺の旅】106
大分二夜。居酒屋、焼き鳥、バー、どうも相性悪く。味もコスパもイマイチ、、、。
昨夜の「蕎麦BAR 齋」は、あたりだったけど、、、。
ホテルをチェックアウトし、2、3分ほど、駅からは7、8分ほどにある牛骨スープが評判の「らぁ麺 牛ごろ極」を訪れる。
デフォのラーメンに、トッビッグがプラスされた「白丸らぁ麺」(750円)を注文する。

 

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鉄鍋に入れられグツグツと煮えたぎったスープの丼が提供される。白濁したスープに、牛スジ肉、ヤングコーンがトッピッグされている。
さて、熱々牛骨スープを火傷しないよう気をつけながらひと口いただく。
下処理がいいのか、脂感なく牛らしいコクと旨味がありながらマイルド。コラーゲンたっぷりの旨いスープ。

 

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麺は予想外にストレート細麺。熱々のスープに負けてしまいそうだが、しっかりコシがあり、スープともよく絡む。少なめなのであっという間に完食。替え玉を悩むがライスを追加注文する。
このライスが炊き立てで、お米が立っていて旨い。サービスのネギキムチとの相性がバツグンにいい。

 

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ライス半分をまだ熱々のスープにイン。ネギキムチも追加して雑炊にする。
この雑炊、格別の旨さ。まさに、ほっぺたが落ちる(笑)。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「トラの夢」/大分市森633-5/11:00~23:30/水曜日休み

 

 

 

 

 

マイラーの終わりなき麺の旅は続く。

 

〆のラーメンを食べ終え、空港連絡バスにて大分空港に。
大分空港にはJALもANAも専用ラウンジがないので、ほぼ出発時間に合わせて到着する。
飛行機は定刻通りに羽田へ飛び立つ。

 


この旅で、JALの搭乗回数は2019年29回。次回の搭乗で「クリスタル会員」に到達する。
あと21回、累計50回搭乗すると、2019年も上級「サファイア会員」達成だ。

 


福井から始まり、久留米、天草、尾道、福山、三原、松山、青森、山形、金沢、札幌、小樽、京都、三重、函館、大分、、、。
飛行機に乗って麺の旅106杯。東京と合わせると、2019年160杯オーバー(笑)。

 


オヤジマイラーの終わりなき麺の旅は、まだまだ続く。
次回は、飛行機に乗って奈良へ「古都巡礼ラーメン」の旅。

 

 

2019年1月、連載とともにツイッターを始めました。
フォロワー400人超えました。ありがとうございます。

 


タカヤマコジローkojiro@takayama_kojiro
 


「飛行機に乗って、麺の旅」 ライブでつぶやき
「飛行機に乗らない、東京麺旅」東京近郊での麺活のつぶやき

 

 

*この連載は毎月第2第4月曜日に更新予定です。

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20 年に渡り20 誌ほど編集長として携わる。現在は白黒の雄猫と共に気ままに暮らす。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、なにしろ飛行機が好きなので、生涯搭乗数は優に400回を超える。忘れられぬ旅はJAL ファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。酒好き、旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。「KOJIRO(コジロー)」名義にて2017 年、『TABILISTA 』にてJALサファイア会員になるために年間50回飛行機に乗り、ついでに麺を食べに行く「マイル修行&麺の旅」を好評連載。本編はその続編にあたる。

 

 

 

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