わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

#13

三重「お伊勢参りと三重のラーメン」

文と写真・高山コジロー

 

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わざわざ飛行機に乗って、三重県にラーメン、蕎麦、うどんを食べに行ってきました。

 

 

今回の麺の旅は、お伊勢参りと三重の伊勢、松阪、四日市の麺巡り。
東京からのお伊勢参りは車で行くか、新幹線で名古屋まで出て、近鉄で伊勢というのが一般的なルートだろう。
しかし、今回はもちろん飛行機deお伊勢参り(笑)。
そのついでに、松阪、四日市、最後に名古屋にも寄り道をして、充実の2泊3日麺の旅。

まずは、行きのルートを紹介しよう。
飛行機/羽田空港8:15-中部空港9:15/JAL  
高速船/中部空港(港)11:00-津なぎさまち港11:45/津エアポートライン
特急バス/津なぎさまち港11:52-伊勢市駅前13:02/三重交通
バスは伊勢神宮外宮、内宮に直接行くことも可能だ。
実はこのルートが東京から「最安」のお伊勢参りなのだ。
JAL7,400円、高速船と特急バスの割引セット券3,200円=10,600円。
帰りは、電車で名古屋を経由し中部空港から羽田空港というルートである。
 

 

 

飛行機データ
●    羽田-中部 08:15-09:15  JAL201便 (普通席)
●    中部-羽田 20:40-21:40  JAL208便 (普通席)
(2019年搭乗実績/JAL25回、ANA1回、天草エアライン1回)
(※別途JAL搭乗2回搭乗)
【今回のマイル】 羽田-伊丹の通常マイルは「193」
●羽田-中部
フライトマイル:193×75%(ツアー)=145マイル
ボーナスマイル:フライトマイル(145)×105%(サファイア会員)=152マイル
145+152=297マイル
●中部-羽田
上記同様マイル。往復で「594マイル」。


 

 

 

 

セントレア中部空港の港から高速船で伊勢神宮へ

出発の1時間前に羽田空港に到着。JALサクララウンジにて、いつもながら徹夜明けのビール。
迎え酒だ(笑)。
機内に乗り込むと、いつもと違い豪華なシートが見える。中部空港行きは国際線機材を使用しているため、クラスJが国際線ビジネスクラスのJAL SKYLUXE SEATなのだ。飛行機好きとしては、1000円追加してでも快適ビジネスシートにするんだったと、後悔。
定刻に中部空港に到着。伊勢に着くのは13時過ぎなので、乗り換え時間を利用して軽く朝食を食べたい。大きな国際空港であるセントレア中部空港は、愛知県内、名古屋市内の有名店が多く出店している。有名ラーメン店もあり悩みどころだったが、昨日の酒が残っていて、あまり食欲がなく空港内にある煙草の吸える「プロント」にて、大人しくビール(笑)
空港から直結している通路を5分ほどで港に到着。すでに外国人観光客でターミナルは溢れていて、乗車券売り場には「満席」の札が、、、。
事前にネット予約してあったのでことなきを得たが、外国人の伊勢神宮観光では、中部国際空港から高速船が一般的なようだ。
 

 

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満席の船で45分ほど、津なぎさまち港に到着。
久しぶりの船旅は爽快。ただ、三半規管が弱いので高速船なのに、まさかの船酔い、、、。
さらにバスに乗り換え、伊勢に向かう。バスでもさらに車酔い、、、。
ビールのほろ酔いとは異なり、乗り物酔いで体調は最悪だ。

 


 

「吉風」鶏豚骨ラーメン@伊勢
 

 

【飛行機に乗って麺の旅】88軒目
バスは直通で外宮、内宮まで行くが伊勢市駅で降りる。駅でちょっと休憩して体調はだいぶ回復。外宮をお参りする前にまずは一杯。伊勢市で評判のラーメン店に向かう。伊勢市駅前の店なのだが、外宮のあるメインの南口(JR改札)ではなく反対の北口(近鉄改札)。伊勢市駅は近鉄とJRの複合駅舎で電車を利用する場合は問題ないのだが、歩行者は反対側に抜けられない。連絡通路も地下道もないのだ。線路沿いをぐるっと回って踏切を渡り10分ほど歩き、近鉄の改札口の目の前にある「吉風」に到着。営業時間が短く、臨時休業もあるらしく、麺の旅では「休み」のパターンが多いが、暖簾が旗めいている。
営業時間ギリギリだ。カウンターが空いていて、すぐに着席。「鶏豚骨ラーメン」(700円)を注文する。

 

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ご主人一人ですべてをこなしているワンオペながら、厨房はきれいで丁寧な作業で好感が持てる。
スープをひと口いただく。エスプーマで泡だてられたスープは、クリーミーで濃厚な味わい。ふわっとした舌の感触が絶妙。香りよく鶏と豚の旨みがギュッと凝縮。メニューの通りに鶏の旨味が際立ち、豚骨がアシストする。雑味なく、旨い!

 

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中太のストレート麺はしなやかで、歯応え喉ごしもよく、スープと好相性だ。体調が優れないのが嘘のように、完飲完食。隣の部活帰りに高校生2人も完飲完食。活力みなぎる一杯!
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「吉風」/伊勢市宮後2-25-3/11:30~14:00/不定休
 

 

 

「山口屋」肉いせうどん 卵入り@伊勢

【飛行機に乗って麺の旅】89軒目
再び、踏切を渡り、ぐるっと回って駅の反対に。駅からほど近い、伊勢神宮外宮を2年ぶりにお参り。
お伊勢参りの後はもちろん、「伊勢うどん」。外宮参りの後にいつも寄る伊勢うどんの老舗「山口屋」を訪れる。すると、伊勢うどんが品切れ!茹であがりは約1時間後とのこと。一旦、駅前のホテルにチェックインして、再び訪れる。
牛肉がたっぷりのった「肉いせうどん 卵入り」(830円)を注文する。

 

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伊勢うどんは、うどんであってうどんではない(笑)。ふわとろの太麺は「うどん」ではなく、あくまでも「伊勢うどん」という食べ物。麺に関して好き嫌いは分かれる。特長の黒いつゆは、ドロッとしていて、つゆというより、タレに近い。鰹節や煮干しの旨みのある出汁で、甘めのたまり醤油のかえしも悪くない。たっぷりのった牛肉が旨く、肉と卵の黄身、青ネギを麺に絡めると、まるですき焼きのよう。いい塩梅になる。
歴史に思いを馳せながらいただく、名代伊勢うどん。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「山口屋」/三重県伊勢市宮後1-1-18/10:00~18:45/木曜日休み

 

 

「おいらのらーめんピノキオ」こくうま塩 ちゃーしゅーめん@松阪

【飛行機に乗って麺の旅】90軒目
翌日、内宮をお参りする前に、朝から松阪市まで遠征。伊勢市駅から近鉄急行(400円)に乗り15分ほどで松阪駅に到着。駅からは20分ほど歩き、開店前に「おいらのらーめんピノキオ」に到着。すでに行列で開店前には10名以上が並ぶ。地元の常連客は限定の「ドリームつけ麺」が目当てのよう。僕は評判のスープを啜りたく、デフォの塩とんこつと魚介のダブルスープ「こくうま塩 ちゃーしゅーめん」(1,000円)を注文する。
後でわかったのだが、ツイッターの愛知のフォロワーさんが同じカウンターにいたという。東京の有名店では、すでにフォロワーさんと隣り同士というのは経験済みたが、まさか三重県松阪市、平日のラーメン店で遭遇するとは、、、驚きだ。
開店前に並んでいた客がちょうど入ることができ、大きなL字型のカウンターで待つこと10分ほどで、迫力満点のビジュアル「ちゃーしゅーめん」着丼。

 

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チャーシューをかきわけ、まずはスープをひと口。
塩とんこつ+魚介のスープは魚介の押し上げが素晴らしく、繊細で上品な旨みが口いっぱいに溢れる。これは旨い!
自家製の平打ち中太麺が抜群にいい。麺をすくい上げ、麺との絡み具合もよくベストマリアージュ。

 

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もちろんチャーシューは素晴らしく、迫力のビジュアルだけではない。黒胡椒が効いたチャーシューはしっかりした歯ごたえがあり、肉の旨み、肉汁たっぷりで絶妙な味わいだ。ちゃーしゅーめんにして大正解。
開店前から並ぶ価値がある一杯だった。次回は、限定の「ドリームつけ麺」を試したい。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「おいらのらーめん ピノキオ」/松阪市垣鼻町1085/11:00~14:00/水曜日、第1第3木曜日休み

 

 

「蕎麦切 才屋」あい盛り@伊勢 内宮前

 

【飛行機に乗って麺の旅】91軒目
伊勢に戻り、午後から伊勢神宮内宮を参拝。平日だというのに内宮は凄い人、人、人。お参り後に、おはらい町通り、おかげ横丁など散策するも、唸るような日差し、人並みの多さにも疲れ果て、喧騒を逃れて日本蕎麦の「蕎麦切 才屋」を訪れる。
メニューに三重県鈴鹿の名酒「作」を発見。一合頼み、蕎麦前によく冷えた日本酒を軽く嗜む。

 

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お酒のお供に小皿にサービスで付いてきた「揚げ蕎麦」が秀逸。カリっとした食感と蕎麦の香りが豊かでなんとも美味。蕎麦も期待してしまう。
半分ほど飲み終えたところで、「あい盛り」(1,200円)と天ぷらを注文する。

 

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水切りよくきれいに盛られた2種は産地が異なる蕎麦の実を使用しているという。
石臼挽きのせいろは繊細。粗挽きは香り豊かで野趣溢れる。
「水回し、こね、延ばし、きり、ゆで、水切り」という全程が丁寧な手作業で職人技が冴える。

 

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辛めのかえしよく、スルスルと入ってしまう。結構なボリュームだがあっという間に完食。蕎麦湯でしめる。旨い蕎麦に出会えると思わず笑みがこぼれる。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「蕎麦切り 才屋」/伊勢市宇治今在家町145-3/11:00~17:00/水曜日休み
 

夜は伊勢市で評判の旨い餃子を堪能し、締めに地元で評判の味噌ラーメンを試すも、ちょっと残念な味とサービスだった。飲み直しに夜の街に(笑)
 

 

「らーめん 鉢ノ葦葉」塩らー麺  くんたま@四日市

【飛行機に乗って麺の旅】93軒目
翌朝、伊勢をあとにし名古屋に向かう。四日市で途中下車し三重県NO.1の呼び声高い「らーめん 鉢ノ葦葉」を訪れる。
開店直後ながら外待ち、店内待ち。20分ぐらいでカウンターに案内される。
塩と醤油の2種。それぞれ、わんたん麺、ちゃーしゅー麺が選べる。初めてなのでスープを楽しみたく、「塩らー麺」(750円)とくんたまを注文する。

 

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ああ、美しい。
透き通ったスープをひと口いただく。淡麗な塩加減に魚介出汁が滋味深く、後から煮干し感もある完成された逸品。
ああ、旨い。

 

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自家製のストレート細麺はしなやかでスープをすくい上げ、喉越しもいい。
くんたまは、黄身がとろり濃厚でとろける。
そして、わんたんが特筆、素晴らしい。わんたん麺にするんだったと悔やまれる。2種のチャーシューも手抜かりなく、ネギ、メンマのバランスも素晴らしい。あっという間に完飲完食。
ああ、醤油らー麺も食べたい。しかし行列なので連食を諦め、後ろ髪を引かれながら店をあとにする。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

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「らーめん 鉢ノ葦葉」/四日市市城北町1-12 ル・グラン1F/11:00~15:00/月曜日休み


 

 

「麺家 獅子丸」伊勢海老らぁめん@名古屋

 

【飛行機に乗って麺の旅】94軒目
せっかく名古屋に寄ったので、おまけの1杯。
2017年麺の旅以来、2年ぶりの訪問。前回同様に「伊勢海老らぁめん」(850円)を注文する。

 

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国産の豚骨、鶏ガラ、野菜の白湯に伊勢海老の頭の出汁をプラス。エスプーマされたスープは口当り優しく芳醇な海老の香りが溢れ、コクがあり旨み甘みのバランスもいい。平打ち麺とも好相性。さらに進化して旨い。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「麺家 獅子丸」/名古屋市中村区亀島2-1-1/11:00~14:30 17:30~22:00/不定休

 

 

「天むす千寿 セントレア店」天むす@中部国際空港

 

名古屋名物「天むす」(756円)をお土産に、帰路羽田に向かう。

 

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マイラーの終わりなき麺の旅は続く。

 

伊勢、松阪、四日市、素晴らしい三重2泊3日だった。
福井、久留米、天草、尾道、福山、三原、松山、青森、山形、金沢、札幌、小樽、京都、三重、、。
飛行機に乗って麺の旅94杯。

 


オヤジマイラーの終わりなき麺の旅はまだまだ続く。
次回は、「函館」 夏競馬と麺の旅。

 

 

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タカヤマコジローkojiro@takayama_kojiro
 


「飛行機に乗って、麺の旅」 連載ライブのつぶやき
飛行機に乗らない「東京 麺旅」東京での麺活のつぶやき

 

 

*この連載は毎月第2第4月曜日に更新予定です。

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20 年に渡り20 誌ほど編集長として携わる。現在は白黒の雄猫と共に気ままに暮らす。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、なにしろ飛行機が好きなので、生涯搭乗数は優に400回を超える。忘れられぬ旅はJAL ファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。酒好き、旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。「KOJIRO(コジロー)」名義にて2017 年、『TABILISTA 』にてJALサファイア会員になるために年間50回飛行機に乗り、ついでに麺を食べに行く「マイル修行&麺の旅」を好評連載。本編はその続編にあたる。

 

 

 

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