わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

#10

札幌「味噌ラーメンを食べない?」

文と写真・高山コジロー

 

 


 

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わざわざ飛行機に乗って、北海道札幌市に麺を食べに行って来ました。

 

 

札幌名物といえば「味噌ラーメン」。観光でも仕事でも、札幌を訪れると誰もが「味噌ラーメン」を食べようかと思う。
しかし、札幌では今「味噌」以外のラーメンが新しいムーブメント。全国屈指のラーメン激戦区だ。
また、蕎麦通の友人に教えてもらった日本蕎麦の名店を初訪問。今回は札幌で味噌ラーメンを食べない麺の旅(笑)。

 

 

●羽田-新千歳 08:30-10:00  JAL便 (普通席)
●新千歳-羽田 :-20:55  JAL便 (普通席)
(2019年搭乗実績/JAL21回、ANA1回、天草エアライン1回)(※別途JAL搭乗2回)
JALツアーズ 26,800円/2泊3日 (宿泊/京王プレリア札幌 ※宿泊費込)

 


【今回のマイル】 羽田-新千歳の通常マイルは「510」
●羽田-新千歳
フライトマイル:510×50%(ツアー)=255マイル
ボーナスマイル:フライトマイル(255)×105%(サファイア会員)=268マイル
225+268=523マイル
●新千歳-羽田
上記同様マイル。往復で「1046マイル」。

 

 

 

季節外れの真夏日続く、札幌へ。

全国的に季節外れの真夏日となった日曜日。JALサクララウンジで、いつものようにビール(笑)。
飛行機は20分ほど遅れて新千歳空港に到着。うーん、北海道暑い。
JR新千歳駅に向かうと、電車の運休と遅延のアナウンスが繰り返されていた。季節外れの急激な気温の上昇によりレールが曲がってしまった地域があったようだ。幸いにも札幌方面は正常運転とのこと。JR快速エアポート107号札幌行きに乗り込む。
 

 

 

「Mari iida」牛とろまぜそば 225g @札幌市 平和

飛行機が遅れたので訪れる店の順番を変更する。札幌ではなく手前の北広島でローカルのJR千歳線に乗り換え平和駅で下車。駅から徒歩10分ほど「Mari iida」に到着。ツイッターのフォロワーの方の写真に魅せられての初訪問になる。
店外に6名ほどの並び。日差しが厳しいなか20分ほど待ち入店。
無化調のスープ&自家製麺でアイデア溢れる多彩なラーメンメニューで人気だが、5月1日の令和から全てのメニューを刷新「特製中華そば」「生中華そば」と唯一継続した「牛とろまぜそば」に。
鶏と水だけでとった中華そばも興味を惹かれるが、初心貫徹「牛とろまぜそば 225g」(1,500円)を注文。麺は「温かい」「冷たい」を選べるとのことで、汗だくの僕は冷たい麺を選択。

 

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美しいフォルム。北海道産の小麦「春よ恋」を使用した自家製の平打ち麺に、牛フレークがたっぷり山盛り。
早速、タレと麺をよく混ぜてひと口。あっ、冷たい! 早すぎました(笑)。牛フレークは冷凍のため溶解するのを少し待たなければならない。「温かい麺」だと、一瞬でいい塩梅に混ざったかもしれない。先にローストビーフを1枚いただく。とろけるような旨さだ。麺だけいただく。コシがあり小麦の旨みが半端ない。

 

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溶けてきた牛フレークに麺とタレをよく絡ませて、再びいただくと口の中は牛、牛、牛!旨い!
牛の甘み旨みが凝縮され未体験の深い味わい。薬味の山わさびの爽やかな辛みもいい。ローストビーフはボリューム感があり、まさに贅沢の極み! 
次回は「温かい麺」で試してみたい。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「Mari iida」/札幌市白石区北郷4条12-6-19/011-827-8667/11:00~15:00 18:00〜22:00(金土のみ) 月曜日・第一火曜日休み

 

 

 

「麺屋 菜々兵衛」 名古屋コーチン 塩@札幌市 平和


2軒目は、同じく平和駅から徒歩10分ほど、鶏スープが評判の「麺屋 菜々兵衛」に。店内、店外に数名待ち。ただ回転はよく15分ほどでカウンターに案内される。
鶏出汁がベースでラーメンは塩・醤油・味噌から選べる。「札幌=味噌ラーメン」というイメージがあるが、こちらではほとんどの客が塩か醤油のオーダーだった。名古屋コーチンのガラを使った出汁のラーメンは、味噌の選択がなく醤油か塩のみ。評判のスープの味を知りたくて「名古屋コーチン 塩」(780円)を注文する。

 

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10分ほどで着丼。丼の半分以上の大きなチャーシューに目を奪われる。青ネギ、白ネギがたっぷり、葱好きにはたまらない。大きな穂先メンマが隠れている。まずはきれいに澄んだ熱々のスープからいただく。名古屋コーチンのガラと煮干しのWスープとのことだが、メインは鶏出汁。煮干しはアシストよろしく、マイルドな鷄清湯のやさしい最初の印象から、すぐに名古屋コーチン由来の芳醇な旨みがやってくる。塩気よく素晴らしいスープ。

 

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固めのストレート細麺は、麺と好相性でスープをよく引き上げる。たっぷりのネギと麺を絡めて食べると絶妙な味わい。厚めのチャーシューは、ホロホロで噛み応えもあり旨い。
スープまで完飲。ただ少し気になったのは、「塩」だと食べすすめるうち、スープが大量のネギのため味変しすぎてしまう。スープ完飲派に、ちょっと、もったいないかな。
次回は「醤油」を試してみたい。
おいしかったです。ごちそうさま。
「麺屋 菜々兵衛」/011-873-8860/札幌市白石区川下3条4丁目3-21/11:00~15:00 18:00~21:00(月〜金)11:00~15:00(土日祝)
 

 

 

「雨は、やさしくNO,2」 帆立鷄白湯(塩) 味玉 @札幌市 北13条東

 

平和駅から3駅で札幌に。駅北口にオープンしたばかりの「京王プレリア札幌」にチェックイン。最新のビジネスホテルは、快適そのもの。札幌駅周辺の宿泊は利便性がいい。
夕方、札幌駅北口から徒歩10分ほど「雨は、やさしくNO,2」を訪れる。
従来のラーメン屋の発想を超えた新進気鋭のラーメン店で2014年オープンの1号店「雨は、優しく」は、鶏の白レバーペーストを溶かしながら食べるラーメン。訪れた2号店はホタテペーストを溶かしながら食べる鶏白湯ラーメン。今年オープンの3号店「雨、燦燦」は、海老の濃厚アメリケーヌソースとトリフをトッピングしたフレンチのようなラーメンだという。
日曜日の夕方で周りの飲食店は、ほとんど定休だが、店内数名待ちの賑わいよう。メニューは「淡麗」(塩・醤油)と「帆立白湯」(味噌・醤油・塩)。「帆立鷄白湯 塩」(850円)+味玉を注文する。

 

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カウンターのみカフェのような雰囲気、BGMの店内で、ゆったり時間が流れ10分ほどで着丼。
鶏白湯にラーメンでは珍しい大きな牛蒡天、チャーシューの上にたっぷりのホタテペーストがのり、その上には大葉と白髪ネギのトッピング。美しいビジュアルだ。

 

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まずはスープをひと口。マイルドな鷄白湯スープが素晴らしい出来。ホタテペーストを少しずつ溶かしながら、さらに濃厚なスープをいただくと異次元の旨さ。奇を衒う創作ラーメンではない。ただスープだけが旨いのではなく、中太のストレート麺が小麦の香り、歯応えもよくスープと好相性。衣がスープを吸ってやんわりした牛蒡天も食感よく旨い。2種のチャーシューも秀逸。
全体のバランスがよく、驚きと感嘆の一杯。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「雨は、やさしくNO,2」/札幌市東区北7条東3丁目1番地1、28番地8/011-722-5511/11:00~15:00 18:00~20:20/不定休
 

 

翌日は朝から小樽へ1日遠征。小樽麺の旅は次回をお楽しみに。

 

 

 

「蕎麦切り 春のすけ」 もりそば2種食べ比べ 大盛@札幌市北13条東


ホテルチェックアウト後、札幌駅から徒歩10分ほど「雨は、やさしくNO,2」の近くにある、蕎麦通の友人に教えてもらった「蕎麦切り 春のすけ」に。蕎麦通からは酒の肴と蕎麦がいいので夜の予約をすすめられたが、日曜日・月曜日が定休日のため、札幌最終日に昼の開店に合わせても訪問。運良く待たずに入店しカウンターに案内される。店内は満席ながらゆったりした雰囲気で、一人蕎麦を楽しめそうだ。ハーフサイズの細打ち粗挽きと、太打ち田舎の2種が楽しめる「もりそば2種食べ比べ」 大盛(1,300円)を注文する。

 

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農家直送の北海道産の蕎麦の実を、店の石臼で丁寧に低回転で挽き、「水回し、こね、延ばし、切り」全行程をすべて手作業で行っているということだ。
まずは「太打ちの田舎」が提供される。ハーフサイズということだが大盛にしたため、1皿はかなりのボリューム。蕎麦だけつまんでみる。水切りがよく、蕎麦の香り、甘み、苦味が感じられ、香り、弾力とも申し分なしの田舎だ。

 

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蕎麦つゆにつけて食べてみる。無添加、無化調で本枯節、宗田節、うるめイワシ節の3種の削り節の出汁に、開店以来継ぎ足した熟成かえしのバランスがよく、辛すぎず甘すぎずバランスは絶妙だ。喉越し、歯応えよく、なんとも旨い蕎麦だ。

 

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田舎が食べ終わった絶妙なタイミングで「細打ち粗挽き」が提供される。もっとも最適な状態で出してくれる心遣いが嬉しい。ほのかな香り、丁寧で綺麗な細切りだ。こちらも水切りの具合は申し分ない。山葵だけでのせて食べても旨い。つゆをつけて食べると繊細な味わいの蕎麦とつゆがよく絡み、歯ざわりがよく、唸るほど旨い。

 

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「細打ち粗挽き」、「太打ち田舎」とにも素晴らしく、次回はじっくりと予約限定の酒蕎麦がきや天ぷら、肴を酒とともに楽しみたい。
わざわざ飛行機に乗って食べに行きたい、そんな蕎麦に札幌で出会う。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「蕎麦切り 春のすけ」/札幌市東区北7条東3丁目15-72/011-742-1290/11:00 ~ 14:30(火〜土・祝)18:00〜22:00(月〜木)18:00〜23:00(金土)/日曜・月曜日お休み
 

 

 

「Japanese Ramen Noodle Lab Q」 裏Q醤油煮干しSOBA@札幌市 大通

 

2017年麺の旅で訪れて以来、札幌に行けば必ず立ち寄っているのが「Japanese Ramen Noodle Lab Q」。札幌駅から大通に向かうオフィス街のビルの地下にある。改装工事が終わり営業を再開していた。全国の地鶏使用したスープと北海道産の小麦粉を使った自家製麺で札幌のラーメン界に一石を投じた店だ。
階段を降り地下の入り口横の黒板に「店主不在の為、煮干しラーメンの裏Qになります」とある。
デフォの鷄清湯でも白湯でもなく、通常のメニューにない煮干し!もちろん初体験。券売機で「裏Q 醤油煮干しSOBA」(880円)を買い店内で10分ほど待ち、カウンターに案内される。

 

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カウンター越しに煮干しのいい香り。5分ほどで着丼。見た目は透明感ある鷄清湯だが表面の焦がしネギと脂の量が多め。まずはスープをひと口。雑味のない鷄清湯に、若干塩気が強めながらマイルドな煮干し出汁が素晴らしい。全粒粉を使用した自家製のちょっと柔らかめ、モチっとした食感の平打ち中太麺はスープとよく絡みバランスよく旨い。

 

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豚チャーシューは歯応えよく、その下に隠れるプリプリの鷄チャーシューは、しっとりした独特の食感、いつもながら旨味が凝縮。
最後までスープは熱々、麺は弾力があり、なにより煮干しの余韻がいい。初めての裏Qを堪能。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「Japanese Ramen Noodle Lab Q」/札幌市中央区北1条西2-1-3 りんどうビル B1F/050-5594-9594/11:00~15:00(月〜土)17:00~19:30(月〜水)/日曜日
 

 

 

「らーめん侘助」 つけ麺 からいの@札幌市 元町

 

飛行機は夜便なので、夕方、地下鉄東豊線に乗り元町駅下車。徒歩5分ほど鶏白湯&煮干醤油が評判の「らーめん侘助」に。2泊3日北海道麺の旅、小樽と合わせると実に10杯目になる。もう一軒行きたく(笑)、ボリュームのある太麺の醤油らーめんの予定を変更して、「つけ麺 からいの」(750円)を注文する。

 

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店主おひとりのワンオペながら1杯1杯丁寧な作業。5分ほどで着丼。つけ麺は並でも250gあり、細麺で結構なボリュームだ。

 

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熱々のつけ汁は、ほどよいトロミであっさりした鶏白湯とまろやかな煮干しのバランスがよく旨味がたっぷり。自家製の細麺は柔らかめでつけ汁とよく絡んで旨い。喉越しよくスルスルと入っていく。辛味もほどよい。250gで満腹。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「らーめん侘助」/札幌市東区北21条東16-2-29/011-807-7149/11:00~15:00 17:00~20:00/木曜日・第2・4水曜日休み
 

 

 

 

マイラーの終わりなき麺の旅

 

 

結局、満腹中枢が満たされ、次の店の店頭まで行きながら、断念、、、、。
新千歳空港へ向かう。

福井、久留米、天草、尾道、福山、三原、松山、青森、山形、金沢、札幌、、、。
オヤジマイラーの終わりなき麺の旅はまだまだ続く。

次回は、「小樽」麺の旅。

 

 

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タカヤマ コジローkojiro@takayama_kojiro
 


「飛行機に乗って、麺の旅」 連載ライブのつぶやき
飛行機に乗らない「東京 麺旅」東京での麺活のつぶやき
飛行機に乗って麺の旅/76杯 東京 麺旅/42杯 合計118杯!(2019年5月31
日現在)

 

 

*この連載は毎月第2第4月曜日に更新予定です。

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20 年に渡り20 誌ほど編集長として携わる。現在は白黒の雄猫と共に気ままに暮らす。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、なにしろ飛行機が好きなので、生涯搭乗数は優に400回を超える。忘れられぬ旅はJAL ファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。酒好き、旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。「KOJIRO(コジロー)」名義にて2017 年、『TABILISTA 』にてJALサファイア会員になるために年間50回飛行機に乗り、ついでに麺を食べに行く「マイル修行&麺の旅」を好評連載。本編はその続編にあたる。

 

 

 

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