わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

#09

金沢「こだわりラーメン」

文と写真・高山コジロー

 

 


 

IMG_1689

 

 

 

わざわざ飛行機に乗って、石川県金沢市に麺を食べに行って来ました。

 

 

北陸一の観光大国、金沢。女子旅、シニア旅では絶大な人気を誇る都市だ。GWは観光客が押し寄せ東京、大阪、京都、那覇などと同様に、全国でもっともホテルが取れなかったよう。
今回の麺の旅はラーメンオンリー。無化調や素材にこだわった金沢ならではの自然派ラーメンを堪能。
第1回の福井に続き、北陸第2弾! のんびり格安の2泊3日の旅。
もちろん、オヤジマイラーは新幹線ではなく、飛行機に乗って! 

 

 

●羽田-小松 07:45-08:45  JAL175便 (普通席)
●小松-羽田 19:45-20:55  JAL178便 (普通席)
(2019年搭乗実績/JAL17回、ANA1回、天草エアライン1回)(※別途JAL搭乗2回)
JALツアーズ 19,900円/2泊3日 ※宿泊費込

 


【今回のマイル】 羽田-小松の通常マイルは「217」
●羽田-小松
フライトマイル:217×50%(ツアー)=106マイル
ボーナスマイル:フライトマイル(106)×105%(サファイア会員)=111マイル
106+111=217マイル
●小松-羽田
上記同様217マイル。往復で「434マイル」。

 

 

今年2度目の小松空港から金沢へ。

この日は日曜日。早朝にもかかわらずJALサクララウンジで、いつものビール(笑)。ほんとワンパターンだ。
この日のラウンジでは、JALがキャンペーンを行なっている「JapanTaxi」というタクシー配車アプリをダウンロードし、新規登録で1,000円分、JALラウンジ利用で1,000円、合計2,000円分ものクーポンをゲット! しかし、このアプリの使い方が、まったくわからず?(笑)


 

IMG_1667

 

今年2度目の小松空港への旅。空の上は50分ほど。あっという間に到着。
小松空港から金沢へのアクセスは、直通の空港バス(1,130円)、もしくは小松駅(270円)経由、小松駅からJRで金沢駅(500円)の2ルート。急ぐ旅でもなく、小松から北陸本線の各駅停車に乗って、金沢へ。

 

 

「自然派ラーメン 神楽」特丸麺 醤油@金沢

金沢駅から北鉄バスに乗り20分ほど、「寺町1丁目」下車(220円)。金沢市内を網羅する北鉄バスは利便性バツグン。しかし、残念ながらSuica、PASMO、ICOCAともに未対応。独自の「Ica」しか電子カードは使えず、ちょっと、、、不便。財布は小銭がいっぱい。1日フリー乗車券(500円)が便利というのは、帰京後に気づく(笑)。
金沢遠征1軒目は、自然派らーめんが売りの「神楽」へ。開店前に到着すると人気店なのに、まだ誰もいない。それもそのはず、開店時間を30分間違えていた(笑)
近くのスーパーで買い物をし、喫煙所でタバコ休憩、一服して時間を潰す。開店10分前に戻ってみると、、、なんと先客15名! 日曜日の人気店を侮っていた。とほほ…である。
結局、開店同時に着席できず、さらに外待ち、中待ち。12時過ぎにやっとカウンター席に案内される。チャーシュー2種と半熟味玉入りの「特丸麺 醤油」(980円)を注文する。
「飛行機に乗って麺の旅」65杯目! 東京での麺活と合わせると、2019年なんと102杯目! 麺にもう10万円以上使っている!!

 

IMG_1671


「ああ、お腹すいた」。待ちに待った着丼。
まずはスープをひと口。繊細で淡麗なやさしい味わいのスープ。利尻昆布、数種類の煮干し、能登産鷄、野菜など15種の自然素材が凝縮された、無化調ならでは旨味がジワジワやってくる。醤油のかえしが絶妙で深い味わいだ。

 

IMG_1670


石臼挽きの小麦粉入りの熟成の縮れ麺は、小麦の香りよくスープにあう。喉越し、歯ごたえもよく、スープといいマリアージュ!2種のチャーシューは肉の旨みたっぷり、完飲。行列も納得の一杯。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

IMG_1672

「自然派ラーメン 神楽」/金沢市寺町1-20-10/076-280-5010/11:30~14:15 17:30~20:00/月曜日休み

 

 

 

「麺や 福座」 新豚そば@金沢

2軒目はバス移動を予定していたが、徒歩の方が早そう。金沢の市街地を30分ほど歩き、国道沿いの「福座」に。デフォのラーメンはもちろん、アイディア溢れる限定麺が評判の金沢の老舗だ。店はもともと京都にあったらしく、京都と金沢の食材を上手に取り入れているようだ。「新豚そば」(850円)を注文する。

 

IMG_1673

 


まずはスープを一口いただく。茶色の濁った乳化スープは、しっかりした醤油のコクと動物系のパンチが感じられる。それもそのはず、鷄ガラをベースに豚骨、野菜を丁寧に焚いたスープに、京都と石川の6種もの生醤油をブレンドしているとのこと。全粒粉の麺は、つるつるモチモチで歯ごたえ、喉越しがいい。たっぷりのった豚肉は、しゃぶしゃぶ用の豚バラを玉葱、キャベツ、もやしとともにいい塩梅で葱油で炒められ香ばしい。そのままご飯のおかずとしてもいける。炒めた油はスープと調和して、さらに旨味とコクが増す。トッピングの唐辛子のペーストを溶かしながらの味変もいい。スープ、麺、豚肉を一緒に絡めて旨し。完飲完食。
おいしかったです。ごちそうさま。
店を出ると、目前のバス停に1時間に1本の金沢駅行きのバスが、ちょうど来たので飛び乗る。
ああ、店舗の写真を撮り忘れた、、、。

 

IMG_1676

「麺や 福座」/金沢市有松4丁目1-1/076-243-2930/11:30〜14:30、17:30〜21:00/月曜日休み
 

 

 

3軒目攻めるもスープ切れ


ホテルにチェックイン後、翌日締め切りの原稿を片付け、駅近くの人気店3軒目を攻めるも、スープ切れ。地方の人気店の日曜日の店じまいは早い。わかっているのに、ほんと学習しない(笑)
麺を諦め、大衆居酒屋で馬肉を肴に軽く一杯。あれ、意外にいける。

 

IMG_1675

 

 

 

またやってしまった休業


翌朝、車がないと金沢駅からはアクセスがよくない人気店の「自家製麺 のぼる」に、徒歩35分かけて開店前に到着! 「誰もいない。」 まさか、まさかの4連休業、、、。
車で来た多くの地元客も、休業を知らず、張り紙を見て帰って行く。
 

 

IMG_1677

 

 

「金澤流麺らーめん南」プログレッソ 醤油らーめん@野々市

 

陸の孤島だ。どうにも身動きが取れない。バスはなく金沢駅まで歩いて戻っても40分かかる。近くにチェーン系のラーメン店が数店あったが、どうも心が動かない。午後、北陸本線に乗って訪れる予定だった隣の野々市市の「金澤流麺らーめん南」を目指すことに。まず西金沢駅まで20分歩き、そこから1駅の野々市駅で下車。駅からさらに10分ほど歩き到着。タイミングよく並ばず入れた。定番の「プログレッソ 醤油らーめん」(830円)を注文する。

 

IMG_1682


ほどなく着丼。きれいな麺線、澄んだスープ、大振りのローストビーフは、スープの熱で焼けないように工夫され海苔の上にトッピング。紫玉葱のきざみ、青ネギ、色彩も艶やかでなんとも美しいフォルムで、視覚でやられる。
熱々の無化調の牛骨、牛アキレス腱、すじ肉等を48時間煮込んだというスープをいただく。最初は淡麗な印象ながら醤油のかえしよく、牛ならではの旨みがジワジワと押し寄せてくる素晴らしい出来のスープ。自家製麺と京都の製麺所「麺屋棣鄂」をラーメンの種類によって使い分けているようだが、このきれいなストレートの細麺は、おそらく「麺屋棣鄂」。スープと好相性で喉越しよく、スルスルと入っていく。あっという間に完飲完食。


そして、ランチセットは+100円で、結構なボリュームの「キーマカレー」(350円)がつく。脂を一切使わず、さらっとしたルーは、しっかり肉と野菜の旨味と甘み、スパイス感が出ていてナチュラルな味わいながらカレー専門店のキーマを凌ぐほどの旨さ。

 

IMG_1679


一軒目が休みで、まだ一杯目なので、追加でもう一杯と思ったのだが、店内が混んできたので遠慮する。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

IMG_1678

「金澤流麺 らーめん南」/野々市市稲荷4-85/11:00~14:30 18:00~20:30 11:00〜14:30(日祝)/水曜日休み
 

 

 

「Ramen&Bar ABRI」 のどぐろ煮干し醤油らーめん@金沢

野々市から電車に乗り金沢へと戻る。市内は月曜日にもかかわらず観光客で溢れる。近江町市場、尾山神社、金沢城公園を散策。評判の珈琲屋を数軒巡るが期待したほどではなく、夕方、金沢の繁華街、香林坊の裏通りのおしゃれ街にある「Ramen&Bar ABRI」へ。昼からお酒もラーメンも楽しめるモダンな店だ。
カウンターでベーコンがゴロゴロッと入ったポテトサラダをつまみに、金沢のクラフトビールをしばし嗜む。
もちろん、目的はラーメン。あまり酔わないうちに、「のどぐろ煮干し醤油らーめん」(円)を注文。

 

IMG_1684


のどぐろ煮干しを使ったラーメンは初体験。いったいどんな味なのか期待大だ。
作業を見ていると、スープの温度をわざわざ計り、気を使う女性店主は、とても好感が持てる。そのためスープは熱々ではなく、ほどよい熱さでスープの味がよりわかる。丁寧にとられた淡麗魚介スープは、のどぐろの油感と旨み、醤油のバランスよく、奥深く余韻がいい。またマイルドな甘みが心地よく、「醤油の甘みなのか、のどぐろ煮干し由来なのか」聞いてみると、本醸造の味醂ではないかとのこと。少し飲ませてもらったが、これまた旨い味醂だった。

 

IMG_1685

 


北陸では初、オープン時から使用しているという京都の製麺所「麺屋棣鄂」細麺は、歯ごたえよく繊細なスープととてもあう。もちろん完飲。印象に残る一杯。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

後送

「Ramen&Bar ABRI」/金沢市香林坊2-12-39/070-1074-8458/11:30-14:00 18:00-23:00 11:30-23:00(土)11:30-21:00(日)
 


 

 

「自家製麺TERA」 にごり鷄しお @野々市


金沢3日目。金沢駅から北鉄バスに乗り35分ほど「金沢工業大学前」下車(320円)。5分ほど歩き「自家製麺TERA」を訪れる。おしゃれなカフェ風の店内。麺、スープともに無化調。鶏と魚介をベースとしたこだわりの無化調らーめん&無化調まぜそばの店。「にごり鶏しお」(850円)を注文。

 

IMG_1690

 

2種の大きなチャーシューで麺が隠れて見えない。鶏のいい香りが鼻をくすぐる。スープをひと口。丸鷄白湯スープはマイルドな口当たりで、徐々に芳醇な香りと旨味がやってくる。塩の加減も絶妙で、鷄の旨みがぎゅっと詰まったスープは逸品だ。

 


IMG_1688


白山の天然水を100%使用した、こだわりの自家製の全粒粉麺は、小麦の香り豊かで歯応え、喉越しも素晴らしい。麺との絡み具合もバツグンだ。大きな鷄チャーシューと低温調理のしっとりした豚チャーシューは、それぞれ主張がありながら麺とスープと好相性で旨い。
完飲堪能。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

IMG_1691

「自家製麺 TERRA」/野々市市扇ヶ丘9-20 扇ヶ丘ビル1F横/11:00~14:00 17:30~20:00 11:00~14:00(日)/月・木・金曜日休み
 

 

「麺屋大河」味噌らーめん@金沢

 

金沢〆の一杯は、金沢駅から徒歩5分ほど、味噌専門の老舗「麺屋大河」に。午後遅めの時間ながら満席。回転よくすぐに長いカウンター席に案内される。「味噌らーめん」(750円)を注文する。

 

IMG_1693


麺を待つ間に、無料提供される野菜ジュースをいただく。胃にやさしい。10分ほどで着丼。まずはスープをいただく。味噌から由来する塩気、甘み、辛みのバランスよく、また油分少なめで旨味がぎっしり。そのスープに炒めたもやし、玉葱、挽き肉の旨みと油がスープに溶け込み芳醇な旨味溢れるスープに。硬めのちぢれ麺は歯切れの食感が良く、スープとの絡みもいい。ハムのような食感のチャーシューも素晴らしい。札幌でも多く見かけられる生姜のトッピングは溶かすとスープに奥深さが出る。こんなに完成された味噌らーめんに出会えるとは驚き。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

IMG_1695

「麺屋大河」/金沢市堀川町6-3/076-260-7737/11:30~15:00 17:30~23:00 11:30~15:00(日祝)/月曜日休み

 

 

 

マイラーの終わりなき麺の旅

 

 

福井、久留米、天草、尾道、福山、三原、松山、青森、山形、金沢、、、。
オヤジマイラーの終わりなき麺の旅はまだまだ続く。
 

次回は、「札幌」へ麺の旅。

 

ツイッターを始めました。
フォロワー250人を超えました。ありがとうございます。

 


タカヤマ コジローkojiro@takayama_kojiro
 


「飛行機に乗って、麺の旅」 連載ライブのつぶやき
飛行機に乗らない「東京 麺旅」東京での麺活のつぶやき
飛行機に乗って麺の旅/70杯 東京 麺旅/41杯 合計111杯!(2019年5月25日現在)

 

 

*この連載は毎月第2第4月曜日に更新です。

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20 年に渡り20 誌ほど編集長として携わる。現在は白黒の雄猫と共に気ままに暮らす。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、なにしろ飛行機が好きなので、生涯搭乗数は優に400回を超える。忘れられぬ旅はJAL ファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。酒好き、旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。「KOJIRO(コジロー)」名義にて2017 年、『TABILISTA 』にてJALサファイア会員になるために年間50回飛行機に乗り、ついでに麺を食べに行く「マイル修行&麺の旅」を好評連載。本編はその続編にあたる。

 

 

 

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。
バックナンバー

その他の日本のこだわりグルメ

ページトップアンカー