琉球島猫百景

琉球島猫百景

#02

竹富島 島猫ビーチよ、いつまでも

写真・仲程長治 文・シマネコキネマ

 

 数ある沖縄の島々の中でも、「猫の島」として最もよく知られているのが竹富島だろう。しきたりを重んじて守られている、白砂の道が美しい集落で出会う猫たちも魅力的だが、なんといっても、ビーチでくつろぐ島猫たちとふれ合えることが、この島ならではのお愉しみだ。

 

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 ……といっても、日中に出会う彼らは、そのほとんどが昼寝の真っ最中。海風を天然のクーラーにして、コンドイビーチの東屋の石塀や枯れ草の夏布団の上で、飽きもせずに眠りこけている。昼寝をしている大人猫のまわりでは、子猫たちがヤドカリやカラスを相手にして、竹富島猫の流儀を無邪気に習得している。

 

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「のんびり、ゆったりとした島時間」というフレーズが、すでに実態を伴わなくなって久しい沖縄において、これほど全力で「のんびり、ゆったり」している島猫たちの姿を見ていると、島の人間であっても「ああ、猫になりたい……」などと、ついうっかり思ってしまう。

 

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 そして、日帰りで訪れた観光客が最終の定期船で石垣島に戻り、宿泊の人たちも夕食へと向かうころ、夜の活動に備えて島猫たちはゆっくりと目覚めはじめる。

 

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 ビーチが最も美しく染まる時間に、特等席をキープしてサンセットを眺めている猫たち……この平和な姿が、いつまでもこの島にあり続けることを願ってやまない。

 

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*本コラムの姉妹企画「琉球百景」は、沖縄発信の季刊誌『モモト』(編集工房 東洋企画)で好評連載中です。

 

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公式インスタグラム→www.instagram.com/nyaha_78

 

*本連載は毎月22日(=ニャンニャンの日)に配信予定です。次回もお楽しみに!

 

 

 

写真家のプロフ用

仲程長治(なかほど ちょうじ)

1959年、石垣島生まれの写真家、デザイナー。20代の頃より沖縄県内であらゆる分野のアートデザインを手がける。現在は琉球・沖縄の文化誌『モモト』のカメラマンとアートディレクターとしても活躍中。2017年秋公開の映画『カーラヌカン』では、スチール並び、劇中に登場する写真の撮影、主演への撮影指導(沖縄編)を行う。初監督・撮影統括を務める映画『ニャハ! -琉球島猫綺譚-』は、2018年春完成予定。

シマネコキネマ

シマネコキネマ

2018年公開の島猫映画『ニャハ! -琉球島猫綺譚-』(監督/仲程長治、脚本/仲村清司、音楽/宮沢和史)の製作チーム名。ただいま、絶賛撮影中。

公式インスタグラムwww.instagram.com/nyaha_78/

 

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著・仲村清司 写真・仲程長治

     

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