築地 ごちそう案内

築地 ごちそう案内

#01

Tsukiji Breakfasts Vol.1

TSUKIJI GOCHISOU-GUIDE

2016年11月に豊洲新市場に移転が決まっている築地市場(東京都中央卸売市場)。歴史あるこの市場の中にある「魚がし横丁」には、市場関係者が愛してやまない朝ごはんの名店が数多く存在する。

朝ごはんトビラ

Proffesionalchoice10 
Tsukiji-Uogashiyokochou-Breakfasts
市場人に愛される朝ごはん10選  [前篇]

世間が眠る深夜に動き出す築地市場。ここで働く河岸人や買い出しに訪れる業界人に愛される魚がし横丁の「朝ごはん」の名店を厳選セレクト。プロが通う店の味は一味違う!
※メニューは季節によって提供してない場合があります。

築地で働く人々の胃袋を支える元祖定食屋

磯野家
ISONOYA

 

和洋中のメニューを食べさせてくれる、とっておきの定食屋。一階の磯寿司と共通の仕入れゆえ、やはり新鮮な海鮮料理がオススメだ。市場内ながら16時まで営業してくれている貴重なお店でもある。

 

isonoya1
築地に行ったら必ず食べたい通好みの逸品として有名なのは、旬の時期しか食べられない「かきめし」(上)[単品620円]、[セット730円:漬物とあさりたっぷりのおいしい味噌汁付き]。閉まりきらない丼の蓋を開ければ、ふわりと柚子香る。目に飛び込むは、ふっくらと立派な牡蠣三つ。その牡蠣の旨味がにじみ出た、ほんのり甘く優しい味の炊き込みごはん。食べ進めれば、中から牡蠣が二つ現れる幸せ。リーズナブルなお値段は採算度外視の大サービスだ。大粒のホタテいっぱいの「ホタテと青菜のうま煮焼きそば」(下)[970円]も是非堪能してほしい。

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日本橋時代から続く魚河岸の食堂

江戸川
EDOGAWA

 

 魚河岸市場が日本橋にあったときから続く古き良き食堂「江戸川」。築地で働く市場人や買出しに来るプロの人に愛されいつも朝は大賑わいだ。メニューも豊富で一品ずつ好きなものを組み合わせて食べられる食堂スタイルで毎日来ても飽きないのが嬉しい。

 

edogawa3店内に飾られたお店の正面を描いた水彩画は、10年ほど前に海外の画家がお店の外で描き読売新聞に投稿されたものを譲り受けたとのこと。記憶に残しておきたい風景として選んでくれたのかもね、と女将さんの高橋美津子さんは微笑んだ。

 

edogawa1親父さんの作るこの店自慢のタラ煮(1,100円)の濃いめの味付けが息子さんに引き継がれて、ファンは足繁く通う。


edogawa2
味噌汁をぶっかけて食べる漁師料理の深川丼(880 円)もプリプリの大粒のあさりが自慢。

時代にとらわれない、昔ながらの中華料理店

ふぢの
FUJINO

 

 市場関係者が足しげく通う、中華料理店は、日本橋時代から4代に渡り受け継がれている老舗だ。流行りにはこだわらず、昔ながらの味で勝負している。ほっこり、どこか懐かしい雰囲気が漂う店のこだわりは、国産ブレンドの一等級の自家製麺を手作りしていること。定番メューは、タンメン700円、味噌ラーメン800円、酸辣麺800円、半チャンラーメン800円と、どれもリーズナブル。自家製チャーシューも人気でお持ち帰りOK! 人気のシュウマイとビールを楽しみに訪れるサラリーマンも多い。

fujino1トロッとした塩ベースのスープが優しい味の「野菜卵そば」(800円)。

 

fujino2
国産の素材を使いすべて手作りされる「シュウマイ(半分)2コ」(300円)。
ソースをドバッとかけて食べるのが築地流とか。肉の味が楽しめる逸品。

 

出汁が効いた、ピリ辛でいて
サラッとした口当たりカレー

中栄
NAKAEI

 大正元年に日本橋で創業した、老舗カレー店。開業当初は洋食店として賑わっていたという。昭和30年代にメニューをカレー1本に絞り、それ以来変わらぬ味を、スピーディーに提供し続けている。
 定番のインドカレーは、大量の玉ネギと豚バラを鶏ガラベースのスープで、コトコト6時間煮込み半日寝かせ、オリジナルのルーで仕上げた後、さらに半日寝かせた手間暇かけたこだわりの味だ。また、お土産用の専用ボトルに入れたテイクアウトカレーも好評だ。

nakaei1nakaei2「築地なのにシーフードがないのはなぜ?」とのリクエストに応え、開発された「築地魚河岸シーフードカレー」(上・1,000円)はエビ・ズワイガニなど5種類のシーフードがたっぷり。まかないで食べていたモノをアレンジした「炙りチャーシューカレー」(左下・900円)。

至高のチャーシューと極上フライ

とんかつ八千代
YACHIYO

  

 

yachiyo1
一番人気メニューは火・木・土限定「チャーシューエッグ定食」(上・1300円)。厚さ1センチほど、脳天までとろけそうなトロトロでホロホロなチャーシューが三枚、半熟目玉焼き二個の上に鎮座している。さっぱりした醤油味の旨み凝縮煮ダレと、トロリ半熟黄身を絡めて食べる肉が堪らない。カラシをアクセントに加えて尚ヨシ。千切りキャベツもライスもワシワシとすすむ! 途中でスパイシー且つフルーティなちょいがけカレー(100円)を加えてみるのもまた一興。お試しあれ。

 

yachiyo2上質な新鮮魚介のフライが大人気。エビ・アジ・ホタテのC定食(左・1,500円)は、驚くほど大きな車海老は生きたまま捌かれ注文が入ってから揚げられるのでプリップリ。ふわふわ食感のアジ。そして、なんと揚げてあるのに瑞々しい中が半生のホタテが魅力の一品。

 

*本連載は毎週火曜日配信予定です。
次回「TsukijiBreakfasts Vol.2」は4月19日配信予定です。お楽しみに!

 

*この連載で紹介しているお店は、すべて「築地 ごちそう案内 2016」にてまとめて読むことができます。全店MAP、店舗情報なども網羅した保存版です。

 

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