わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

23 石垣島「名物ソーキそばと石垣中華そば」

文と写真・高山コジロー

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わざわざ飛行機に乗って、沖縄県石垣島に麺を食べに行ってきました。

 

 

 

 麺の旅も残すところ、あと2回。沖縄は本島、久米島に続き3島目になる。

 2017年麺の旅では那覇から日帰り往復だったので、今回は1泊して、ゆったり島を巡る。

 石垣島は先島諸島最大の島で離島巡りの拠点になっていて、国内ばかりでなく海外からも大人気だ。

 以前は那覇経由で入ることが多かったが2013年に新空港が開港してからは、JALばかりでなくANAも羽田からの直行便が就航している。

 今回は、羽田からの直行便で石垣島へ。羽田-石垣島間はJALの国内線最長ルートで人気も高く価格も高めだが、冬の12月と1月は、9000円台の安い料金設定がある。最安値ではなかったが13,290円。新幹線の東京から大阪よりもリーズナブルな価格で真冬でも温かい石垣島へ。

 帰りは石垣島から那覇3泊を経由して羽田へ向かうルートになる。

 「羽田-石垣」「石垣-那覇」「那覇-羽田」の3搭乗。合計48回。

 JALサファイア会員到達の50回も目前だ。

 

飛行機データ
●羽田-石垣 06:35-10:15  JTA071便(普通席)スーパー先得 13,290円 46搭乗

●石垣-那覇 13:15-14:10  JTA612便(普通席)スーパー先得 5,620円 47搭乗

●那覇-羽田 11:35-13:45  JAL904便(クラスJ)先得 10,510円 48搭乗

合計/29,420円(※宿泊費別)

2019年搭乗実績/JAL48回、ANA1回、天草エアライン1回

 

【今回のマイル】   

●羽田-石垣の通常マイルは「1224」

フライトマイル:1224×75%(先得)=918マイル

ボーナスマイル:フライトマイル(918)×105%(サファイア会員)=964マイル

918+964=1882マイル 

●石垣‐那覇の通常マイルは「247」

フライトマイル:247×75%(先得)=185マイル

ボーナスマイル:フライトマイル(185)×105%(サファイア会員)=194マイル

185+194=379マイル 

●那覇-羽田の通常マイルは「984」

フライトマイル:984×85%(先得 クラスJ)=836マイル

ボーナスマイル:フライトマイル(836)×105%(サファイア会員)=878マイル

836+878=1714マイル

合計:1882+379+1714=3975マイル 


 

羽田から石垣空港へ

 

 

 木曜日深夜、新宿でたまのバーテンダーは、寝ずにそのまま徹夜で羽田に向かう。

 12月1日羽田から伊丹へ。3日伊丹から羽田に戻り、7日羽田から石垣である。

 50歳過ぎて我ながらタフ。まさにお馬さん、お鹿さんである。

 師走に入り4時台始発の山手線は座れないほど混んでいた。

 羽田空港も6時前だというのに結構な混雑ぶり。保安検査場も列ができていて時間がかかる。

 サクララウンジに立ち寄りシャワーを浴びる予定だったが残念ながら時間がない。

 レンタカーの運転があるのでビールは飲めず、エスプレッソとカプチーノのモーニングコーヒー。

 3時間を超える長距離路線なので、普通席からクラスJへシート変更のキャンセル待ちを出すが、カテゴリーAの3番。さらにサファイアより上級ダイヤモンド会員のカテゴリーSが10人待ち。

 13席も空くはずはなく、、、結局1席のみ(笑)。シート変更は玉砕だ。

 普通席で3時間40分のフライト。

 普通席だがシートは、いつもの非常口前席なので、ゆったり。アマゾンプライムで映画を1本を観て、眠りにつく。

 天候が悪く、15分ほど遅れて石垣空港に到着する。

 石垣島は、雨だった。

 

 

「辺銀食堂」ジャージャンすぱ @石垣島

 

【飛行機に乗って麺の旅】152杯目

 

 空港から降り立つと、雨は降ったりやんだり、ときどき島特有の突風が吹く。

 2013年、新空港になってからレンタカー各社は空港に隣接し便利になった。レンタカーの予約を忘れていて前日にWBFレンタカーで予約。24時間使用、免責込で3,780円とリーズナブルだった。

 雨の中、空港から30分ほど、市内の中心街に向かう。石垣市内は周辺道路には止められないので、有料駐車場に車を入れ、まず向かったのは「辺銀食堂」。

雨風が強く傘がまったく役に立たない。「石垣島のラー油」(石ラー)で有名なペンギン食堂だ。

 ドアを開けてカフェ風のオシャレな店内に入ると女子とカップルで満席だ。

 カウンターとテーブル席があり、4人テーブルで相席。雰囲気ばかりでなく接客も素晴らしいお店。

 女子旅では大人気の観光の名所ではあるが、ランチメニューはどれもハイレベル。

 中でも自然派志向で島豆腐、県産豚、そしてオリジナルのラー油をたっぷり使った「麻婆豆腐」が秀逸でオススメだが、「ジャージャンすば」(1,000円)が素晴らしいのだ。

 

 

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 いわゆる汁なしのジャージャン麺。本場北京の叔母のレシピをベースにした沖縄スタイルだ。

 肉味噌と南国の島野菜に彩られた麺姿は鮮やか。

 オリジナルの生麺(沖縄そば)と旨味たっぷり県産豚の肉味噌をよく混ぜていただく。

 

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 通常、沖縄ではいったん茹で上げた麺を使い柔らかめなのだが、こちらは太めの生麺使用なのでモチモチでコシと弾力がある。シャキシャキの島野菜がいいアクセントになっている。

 東京の汁なしそば専門店にも引けを取らないほどの旨さ。

 途中で卓上の名物のラー油を追加すると、辛味具合も最高だ。

 ランチセットは麺、ごはんとも全て1,000円の定食スタイル。アオサのスープ、小鉢、マンゴのミニデザートが付き、コスパもいい。

 

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 残念なが12月19日をもって、ランチはお休みするとのこと。

 夜はコース料理(完全予約制)だけなので、早めの再開を願う。

 おいしかったです。ごちそうさま。
 

 

IMG_5324「辺銀食堂」/石垣市大川199-1/19:00~(完全予約制)/日・月曜日休み

 

 

 

「ウシのカドデ」石垣牛骨醤油中華そば @石垣島
 

 

【飛行機に乗って麺の旅】153杯目

 

 那覇の知り合いによると石垣島に、とんでもなく旨い牛骨出汁の「中華そば」があるという。

 車は停めたまま、雨の中を10分ほど歩き、市役所に近い、石垣ヴィレッジという飲食店街の「ウシのカドデ」を訪れる。石垣市内は市役所を中心に商店街、飲食街、公設市場などが栄える。L字カウンターのみの小さな店だ。

 店名の通り、メニューは牛骨出汁の醤油と塩。そしてまぜそばのラインナップ。

 「石垣牛骨醤油中華そば」(750円)と「白ワインの煮たまご」(100円)を注文する。

 石垣牛は肉質がしまった沖縄の名産、高級和牛だ。その牛骨出汁ということで期待が持てる。

 

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 綺麗な麺姿。ビーフのいい香りが鼻を擽る。

 熱々の澄んだスープを啜ると牛骨の独特な甘み、濃厚でコクのある深い旨味に圧倒される。

 カエシの醤油が素晴らしくマッチしていて、旨味の持続力のあるスープ。

 

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 パキッとした細めストレート麺もスープと好相性で素晴らしい。

 ザク切りのタマネギがいいアクセント。

 東京、千葉には牛骨出汁の名店があるが、まったく引けを取らない。

 おいしかったです。ごちそうさま。
 

 

IMG_5339「ウシのカドデ」/石垣市美崎町8-9.8-10 石垣島ビレッジ 1F/11:00~15:00 18:00~23:00/月曜日休み

 

 雨風が強く、商店街散策も切り上げて、ホテルにチェックイン。夜の麺旅に備える。

 日が暮れてくると、さらに雨脚は強くなり、土砂降り。


 

 

「明石食堂」ソーキそば 中 @石垣島 北部

 

【飛行機に乗って麺の旅】154杯目

 

 石垣島の北部にどうしても再訪したい沖縄そばの名店がある。2017年の麺の旅では定休日に当たってしまい、久しぶりの訪問になる。

 今年から営業が夜のみになってしまい。嵐の中出掛ける。

 石垣島は離島といっても大きな島で、店のある北部までは40分ほどかかる。

 真っ暗な夜道。すれ違う車はほとんどなく、雨は激しくなりハイビームにしても全然見えない。さらに山間部に入ると台風のような激しい雨。

 もしかしたら店は閉めてるかもしれない。一瞬引き返そうかとも思ったのだが、行けるだけ行ってみようと、休み休みゆっくり走り1時間以上かけてやっと到着。

 ところがあたりは真っ暗、土砂降りで肝心の店が見つからない。

 昼間しか来たことがなく、方向音痴なので、さっぱりわからない。

 「この雨だから、きっと休みだな」とほぼ諦めつつ10分ほど周辺をぐるぐるまわると、

 かすかに明かりを発見!念願の「明石食堂」到着。

 

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 行列必死の名店だが、さすがに客はまばらだ。

 メニューは八重山そばとソーキそば、トンカツ定食、カツ丼。

 名物「ソーキそば 中」(850円)を注文する。

 

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 沖縄そばでは珍しい濁りのある豚骨ベースのしっかりした濃厚スープが特徴だ。

 スープをひと口啜ると、その独特の旨味に脳の記憶が蘇る。ああ、懐かしい。

 沖縄本島では、いりこ出汁のきいた、スッキリした沖縄そばが主流であるが一線を画す。

 臭みや雑味ははなく、深い味わいだ。

 

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 麺は、沖縄そばらしい、太めのストレート麺。モチっとした食感がたまらない。

 

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 そして、特徴はゴロッとしたトロトロの特大ソーキ。

 かなり甘煮なのだが、脂がスープに溶け出し絶妙な旨さ。

 途中ごはんを追加して、ソーキを乗せて丼として味わう。

 長年変わらぬ旨さって、素晴らしい。

 おいしかったです。ごちそうさま。

 

IMG_5360「明石食堂」/石垣市伊原間360/17:30~21:00/月・火曜日休み

 

 

 店を出ると雨は小降りに。しかし途中、土砂降りを通り越して、集中豪雨。

 ナビ通りに市内に向かうも、山間部は数カ所通行止め。海岸沿いに迂回すると半端ない強風。

 結局2時間近くかかり、無事ホテルに到着する。

 どっと疲れ、夜の街に繰り出す元気はなく、予定していた店もすでに閉店時間を過ぎていた。

 麺、焼肉、沖縄料理、泡盛は断念。石垣の夜は、ホテルで軽くオリオンビール。

 

 

「とうふの比嘉」ゆし豆腐そば 中 @石垣島
 

【飛行機に乗って麺の旅】155杯目

 

 窓を打つ雨音で目覚める。この日も雨だ。

 朝6:30からやっている島豆腐屋さん「とうふの比嘉」で朝食。

 オフシーズンでも、朝から行列の店だが、さすがに空いている。初めて待たずに入る。

 店はオープンテラスなので、たまに横風に雨が混じる。

 のどかな田園の中にあり、石垣らしい雰囲気の店内。ガイドブックに乗り、外国人も多く訪れる観光名所でもある。

 朝食はいつもの「ゆし豆腐そば 中」(450円)を注文する。

 

 

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 やさしい和出汁に作り立てのゆし豆腐たっぷり。「ああ、石垣に来たな」という一品である。

 今日は出汁薄味、つゆも若干ぬるめ、麺やわめ(笑)も、トロトロ豆腐の旨さは変わらぬ味わい。

 身体にやさしい一杯。締めはサービスの温かい豆乳。

 おいしかったです。ごちそうさま。


 

IMG_5365「とうふの比嘉」/石垣市石垣-570/06:30~15:00/日曜日休み

 

 

マイラーの終わりなき麺の旅

 

 レンタカーを返し、石垣空港に。石垣から那覇へ向かう。

 2日間、雨は止まず。のんびり島巡りとはいかなかったが満足の麺旅だった。

 那覇に着くと、やはり雨。

 沖縄滞在中、ずっと雨だった(笑)

 

この旅で、JALの搭乗回数は2019年48回。
福井から始まり、久留米、天草、尾道、福山、三原、松山、青森、山形、金沢、札幌、小樽、京都、三重、函館、大分、奈良、松本、小倉、久米島、大阪、香川、兵庫、石垣島、、、飛行機に乗って155杯。


オヤジマイラーの終わりなき麺の旅は、次回で24都市目。

次回でラストである。飛行機に乗って、最後は和歌山県有田市の名店でラーメンを喰らう。

 

2019年1月、連載とともにツイッターを始めました。
フォロワー490人超えました。ありがとうございます。

2019年ラーメンを中心に、ただいま合計260杯完食!


タカヤマコジローkojiro@takayama_kojiro
 


「飛行機に乗って、麺の旅」 ライブでつぶやき、
「飛行機に乗らない、東京麺旅」東京近郊での麺活をつぶやく。

 

 

*この連載は毎月第2第4月曜日に更新予定です。

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20 年に渡り20 誌ほど編集長として携わる。現在は白黒の雄猫と共に気ままに暮らす。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、なにしろ飛行機が好きなので、生涯搭乗数は優に400回を超える。忘れられぬ旅はJAL ファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。酒好き、旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。「KOJIRO(コジロー)」名義にて2017 年、『TABILISTA 』にてJALサファイア会員になるために年間50回飛行機に乗り、ついでに麺を食べに行く「マイル修行&麺の旅」を好評連載。本編はその続編にあたる。

 

 

 

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