わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

#16

奈良「古都のラーメン旅」

文と写真・高山コジロー

 

IMG_3913

 

 

 

わざわざ飛行機に乗って、奈良に麺を食べに行ってきました。

 

 

奈良は大阪、京都につぐ、近畿圏のラーメン激戦区。観光で訪れることの多い趣のある古都・奈良ですが、今回はラーメンを食べ尽くす2泊3日の旅。
羽田から伊丹へは、もちろん飛行機で。伊丹空港からは高速バスを使って、一路奈良へ。
また今回は、ラーメン店の近くの唐招提寺と法隆寺をのんびり散策。

 

飛行機データ

●羽田-伊丹 06:30-09:30  JAL101便 (普通席) 先得8,450円
(2019年搭乗実績/JAL32回、ANA1回、天草エアライン1回)
 (宿泊/スーパーホテルLohas JR奈良駅2泊 ※宿泊費別途)

 

【今回のマイル】 羽田-伊丹の通常マイルは「280」
●羽田-伊丹
フライトマイル:280×75%(先得)=210マイル
ボーナスマイル:フライトマイル(210)×105%(サファイア会員)=221マイル
210+221=431マイル

 


 


 

羽田から伊丹、高速バスで一路奈良へ

 

出発時間が早く、始発に乗って羽田空港に、05:51到着。
JALの場合、保安検査場が15分前。搭乗が10分前。10月からは保安検査場が20分前に変更になり、早朝便は結構タイトになる。
06:30発なので、ほとんど時間がないが、サクララウンジに20分ほど立ち寄り。
ビールを一杯飲んで、いざ出発だ(笑)

 

 

IMG_3828

 

 

 

雨の羽田空港。早朝便は滑走路が混んでいるため遅れがち。天候もよくなかったので、伊丹へは25分遅れで07:55に到着。今年32回目の搭乗で一番の遅延。
幸い伊丹から奈良への高速バスは08:25発だったので余裕がある。
改装がすすめられている伊丹空港はいたるところで工事が行われていて、トイレを探すのも一苦労だ。
また1階の喫煙所が新しくなり、わかりにくい。ANAとJALのフロアの中間点に一カ所。ピザ屋と交番の間の少し奥まったところだった。
空港リムジンバス(1,480円)は、定刻より早めの09:30に奈良に到着。
奈良の天気は晴れ。気温はすでに30℃を超え。ラーメン店はまだ開店していないので、まずは駅に隣接するホテルに荷物を預けて、情報と涼を求め駅前の奈良観光案内所に立ち寄る。ネットで地図検索はできるとはいえ、紙の観光MAPは必須だ。
さすが観光地奈良。無料のMAPが非常にわかりやすい。また、館内にスタバが入っていて、コーヒーを飲みながら充電もできる。館内は外国人観光客も多く満席だ。今日のスケジュールを再度確認する。駅前の観光案内所にカフェ常設とは、なかなかいいアイデアだと思う。
 

 

 

「麺人 ばろむ庵」焼豚新中華そば@奈良 杉ヶ町


【飛行機に乗って麺の旅】109軒目
奈良1軒目は、奈良駅から5、6分ほどの「麺人 ばろむ庵」を訪れる。開店の10:30に合わせて到着するも、もう満席。昼のみの営業、日曜日とはいえ凄い人気だ。
メニューは、醤油ラーメンの「新中華そば」とイカ墨入りの「ヤマトブラック」、「まぜそば」の3種。
大盛りは無料サービス。チャーシューの評判が高いので、「焼豚新中華そば」(1,000円)を選択。チケットを購入、すぐにカウンターに案内される。
 

 

IMG_3885

 

なんとも圧巻のレアチャーシュー。大振りで肉厚、ドーンと7枚が丼にきれいに飾られている。
まずはチャーシューから試してみる。塩味強めも噛むとねっとりしたレア感がよく、肉の旨みが口いっぱいに溢れる。
 

 

IMG_3850

 

次に熱々のスープをひと口。鶏と豚の抽出出汁に奈良県産の醤油を合わせたというトロミのあるまったりした旨いスープ。アゴの香味油の香りがとてもいい。
全粒粉入りの自家製平打ち麺は、小麦の香り、歯応え、麺との絡みがよく、素晴らしい。
 

 

IMG_3857


熱々のスープに浸かったチャーシューは、表情を変えて、噛み応えと肉の甘味、旨味が増す。トロトロばら肉チャーシューと違い肉の存在感がある。まさに「焼豚」といったところ。
半熟卵、生姜醤油漬けのメンマなど素材感もよく、スープの温度は最後までいい塩梅に保たれ、完飲堪能。
丁寧に作られた一杯。おいしかったです。ごちそうさま。

 

IMG_3837

「麺人 ばろむ庵」/奈良市杉ヶ町27 山本ビル/10:30~14:30/月曜休み

 

 

 

「中華そば おしたに」塩そば@奈良 四条大路
 

 

【飛行機に乗って麺の旅】110軒目
「麺人 ばろむ庵」をあとにし、唐招提寺方面に向かう。歩ける距離かな?と思ったら徒歩48分!
断念して近くの大森町のバス停から奈良交通バス(210円)に乗り15分ほどだった。
「ラーメンが先か、唐招提寺が先か」。麺の旅、ラーメンが先(笑)ということで、唐招提寺近くの「中華そば おしたに」を訪れる。
満席で、ギリギリ店内待ちに。この残暑の中、日差しの強い外待ちの行列は辛い。
10分ほど待ち、カウンター席に。メニューは、「塩そば」「しょうゆそば」「まぜそば」の3種。国産丸鶏100%のスープを味わいたく、「塩そば」(780円)を注文する。

 

IMG_3877

 

まずはスープをひと口いただく。無化調の国産丸鶏100%のきれいな澄んだ清湯スープ。淡麗ながらコクと奥行きがあり、丸鶏の旨味が溢れる。3種の塩をベースに貝柱、海老が後押しする。
香味油は、しょうゆはポルチーニ茸、塩はトリュフを使用とのこと。個人的には香り強く、ちょっとオイリーかな。後半スープの温度が下がってくると、トリュフ感が強く出てしまう。
麺姿はきれい。東京の有名製麺所の三河屋製麺のストレート細麺は、よく絡みスープと好相性である。
しなやかなレアチャーシュー、穂先メンマもいい。どことなく東京新宿の人気店「らぁ麺 はやし田」にイメージが重なる。
無化調で後味もいい、旨い鶏そば。是非しょうゆも試したい。おいしかったです。ごちそうさま。
 

 

IMG_3880

「中華そば おしたに」/奈良市四条大路5-4-30/11:00~14:00 18:30〜21:30 11:00〜15:00(日)/月曜日休み
 

 

 

 

唐招提寺参拝
 

「中華そば おしたに」をあとにし、川沿いをぶらぶら歩き、唐招提寺に向かう。10分ほどで到着。
金堂平成大改修後は初めて、久しぶりの唐招提寺だ。さすがに暑いので観光客少なめ、京都とはまた違った、古都奈良の雰囲気はいい。奈良時代から続く国宝の金堂、講堂、仏像の数々は荘厳である。
 

 

IMG_3898

 

 

木陰で涼みながら1時間ほど滞在。バスで奈良駅に戻り、駅に隣接する「スーパーホテルLohas JR奈良駅」へチェックイン。まずは天然温泉で癒し、ビールでリフレッシュ。モダンでラグジュアリー清潔感があり、コスパのいいホテルだ。
 

 

 

「麺屋NOROMA」 鶏そば@奈良 京終

 

【飛行機に乗って麺の旅】111軒目
夜の開店時間に合わせて、バスに10分ほどの大安寺近くの「麺屋NOROMA」を訪れる。開店前に到着するも若者、カップルを中心に30人以上の大行列。奈良の人気店、侮っていた! 結局40分ほど並んでやっと入店。カウンター席に案内される。
メニューは鶏そばと鶏つけ麺。鶏そば(800円)とチャーシュー丼(ランチ価格250円)を注文する。
 

 

IMG_3911

 

熱々でとろりとした鶏白湯スープをひと口。まさに鶏、鶏、鶏。カエシよく、鶏油よく、塩味よく、雑味や臭みは一切ない。マイルドな鶏の旨味・甘味が、どこまでも追いかけてくる。
 

 

IMG_3921


平打ち中太麺はコシ、歯応えが素晴らしい。もちろんスープとの絡みもよく、好相性で旨い。
レアチャーシューは赤身と脂身のバランスがよく、噛むと肉の旨味が溢れる。
 

IMG_3916

 

チャーシュー丼は、小ぶりの器に細かく刻まれたチャーシューとネギがたっぷり。ごま油の香りよく、タレ、ごはんのバランスがよく、こちらも旨い。
鶏白湯の逸品。おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

IMG_3905

「麺屋NOROMA」/奈良市南京終町3-1531/11:30~15:00 18:30~21:30/年末年始休み

 

 

店を出ると、土砂降りのスコール。バス停には屋根がなく、雨宿りするところもない。仕方なく徒歩30分かけてホテルへ。傘をさしても、ずぶ濡れ。麺の旅、よくあることだ(笑)。

 

 

「ふじ門製麺」魚だしらぁ麺@奈良 馬場町

 

【飛行機に乗って麺の旅】112軒目
奈良2日目。ホテルのモーニングを軽く食べ終え、奈良公園を散策。予想以上の鹿の多さに驚く。
月曜日だが、東大寺、春日大社周辺は朝から観光客でいっぱいだ。
午前中は、春日大社から5分ほど馬場町の「ふじ門製麺」を開店時間に合わせて訪れる。国産食材にこだわり、自家製麺・無添加で評判の店だ。
メニューは「魚だしか豚だし」、「細麺、中太麺」から選ぶことができる。「魚だしらぁ麺」細麺(780円
)を注文する。
 

 

IMG_3936

 

センターの豚バラチャーシューの上に白髪ネギ、野菜、海老。味玉と刻んだ玉葱がきれいに盛り付けられて美しいスタイル。
まずはスープからいただく。北海道産の真昆布と鯖節の香りが引き立つ淡麗なスープが旨い。
魚介系無化調でここまでコクのある贅沢なスープは見事である。

 

IMG_3945

 

自家製の細麺はどこまでも優しく上品。スープとの相性がよく、まさにベストマリアージュ。麺は少なめなので、大盛(20円増し)をオススメしたい。
チャーシューはトロトロ、玉葱のシャキシャキした食感もいい。繊細で丁寧に作られた素晴らしい一杯。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

IMG_3949

「ふじ門製麺」/奈良市馬場町11/10:50-14:00/火曜日休み

 

 

 

「ラーメン家みつ葉 the second」豚CHIKI しょうゆラーメン@奈良 斑鳩町

【飛行機に乗って麺の旅】113軒目
奈良駅からJR大和路線に乗り、法隆寺駅(220円)で下車。法隆寺に向かう前に、駅から徒歩20分ほどの「ラーメン家みつ葉 the second」を訪れる。昼のピーク時に到着。10人ほどの外待ち。この日の奈良は34℃越え。直射日光が強く、つらい行列だ。20分ほどで店内に。
メニューは、「豚CHIKI」の醤油か塩の2種から選べる。豚CHIKIとは、豚と鶏のダブルスープのことだ。「豚CHIKI しょうゆラーメン」(850円)を注文する。大盛無料だが連食なので普通に。

 

IMG_3960


冷房でちょうど汗が引いたころ、着丼。まずは熱々のスープからいただく。
表面は泡泡でまろやかクリーミーと思いきや、いきなりパンチある豚と鶏の凝縮された濃厚な旨味が襲う。塩味と4種類の醤油をブレンドしたという深みあるカエシの具合が素晴らしい。口の中がずっと豚と鶏のダブルの旨味で溢れる。


IMG_3962

 

国産小麦100%の自家製麺は、多加水で、もっちりした独特の食感。歯応えよく、スープにもよく絡む。旨味の強いチャーシュー、メンマ、ネギの加減もよくトッピングのバランスもいい。スープ熱々ながら、あっという間に完飲完食。ああ、大盛でもよかったな。
感嘆の一杯。おいしかったです。ごちそうさま。

 

IMG_3969

「ラーメン家 みつ葉 the second」/生駒郡斑鳩町法隆寺東2丁目5-45/11:00~15:00/日曜・祝日休み

 

 

 

法隆寺参拝

 

斑鳩の里を散策しながら、法隆寺に向かう。聖徳太子ゆかりの法隆寺。
南大門をくぐると、1400年前の日本最古の木造建築である金堂、五重塔、夢殿などの建築物、釈迦如来像、薬師如来などの仏像など実に38もの国宝がある。涼を見つけながら広大な敷地をのんびり散策。飛鳥時代から中世にいたる仏教芸術の粋を堪能する。
 

 

IMG_3972

 

 

 

 

マイラーの終わりなき麺の旅は続く。

 

奈良のラーメンは、いずれもハイレベルな旨さ。それぞれ個性があり、5軒とも記憶に残るラーメンだった。
 


奈良3日目は、早朝にチェックアウト。06:35の高速バスに乗り伊丹空港へ向かう。
東京へは戻らず、伊丹空港から飛行機に乗って、長野県松本空港へ向かう、、、。


この旅で、JALの搭乗回数は2019年32回。30回を越え「クリスタル会員」に到達した。
福井から始まり、久留米、天草、尾道、福山、三原、松山、青森、山形、金沢、札幌、小樽、京都、三重、函館、大分、奈良、、。


オヤジマイラーの終わりなき麺の旅は、まだまだ続く。
次回は、伊丹から飛行機に乗って長野県松本市「日本蕎麦」の旅。

 

 

2019年1月、連載とともにツイッターを始めました。
フォロワー400人超えました。ありがとうございます。

 


タカヤマコジローkojiro@takayama_kojiro
 


「飛行機に乗って、麺の旅」 ライブでつぶやき、
「飛行機に乗らない、東京麺旅」東京近郊での麺活をつぶやく。

 

 

 

 

 

*この連載は毎月第2第4月曜日に更新予定です。

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20 年に渡り20 誌ほど編集長として携わる。現在は白黒の雄猫と共に気ままに暮らす。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、なにしろ飛行機が好きなので、生涯搭乗数は優に400回を超える。忘れられぬ旅はJAL ファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。酒好き、旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。「KOJIRO(コジロー)」名義にて2017 年、『TABILISTA 』にてJALサファイア会員になるために年間50回飛行機に乗り、ついでに麺を食べに行く「マイル修行&麺の旅」を好評連載。本編はその続編にあたる。

 

 

 

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。
バックナンバー

その他の日本のこだわりグルメ

ページトップアンカー