わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

#07

青森「煮干しそば」

文と写真・高山コジロー

 

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わざわざ飛行機に乗って、青森県青森市に麺を食べに行って来ました。

 

 

全国的に「煮干しそば」は、大人気である。もともと煮干しはラーメンでは脇役的存在だったが、煮干しの旨味を全面に出した「すごい煮干ラーメン凪」の展開により大ブームとなった。
油が少なく、魚由来の旨味が化学調味料なしでも出せるため、全国のラーメン屋が出汁のベースに取り入れた。
ところで、「煮干しそば」は、もともと青森のご当地ラーメンともいわれている。「焼き干し」と「煮干し」の出汁が古くから使われ「津軽煮干しそば」として親しまれてきた。
今回はその青森に「煮干しそば」を食べに行って来ました。

 

 

●羽田-青森 07:55-09:15  JAL141便 (普通席)
●青森-羽田 11:55-13:15  JAL144便 (普通席)
(2019年搭乗実績/JAL13回、ANA1回、天草エアライン1回) 
JALツアーズ 20,000円/2泊3日 ※宿泊費込 ダイワロイネット青森

 

【今回のマイル】 羽田-青森の通常マイルは「359」
●羽田-青森
フライトマイル:359×50%(ツアー)=179マイル
ボーナスマイル:フライトマイル(179)×105%(サファイア会員)=188マイル
179+188=367マイル
●青森-羽田
上記同様367マイル。往復で「734マイル」。

 

2019 「サファイア会員証」到着

前回に続き、この日は土曜日。今回も新宿の飲み会から羽田空港へ直行(笑)。
早朝からビール片手に、寿司屋の大将が詰めてくれた「折り詰め」を食べながら、JALサクララウンジで出発まで過ごす。

 

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先日2017、2018に続き2019サファイアカードが到着。これで2020年3月末日までラウンジが使えることになった。
飛行機は定時に出発。土曜日の朝便なので機内は満席ながら、今回も非常口前席で広々ゆったり。熟睡でき着陸の振動で目がさめる。空港からバスのアクセスもスムーズで10時過ぎに青森駅に到着。

 

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「長尾中華そば 青森駅前店」こく煮干し 手打ち麺@青森市 青森

全国的にラーメン店の多くは早くて11:00オープン。現地に朝到着しても店探しに困ることが多いが、青森は違う。6:00からオープンしている店もある。その中から最初の一杯は、「長尾中華そば」。本店は駅から少し距離があるが、駅前の高架下に支店があり7時から営業。東京神田にも進出している「長尾中華そば」は、全国の煮干しブームを牽引した名店。本来は淡麗系の煮干しそばがメインだが、朝から濃厚が食べたくなり、「こく煮干し」(700円)を注文。麺は4種類から選べ、手打ち麺に。
 

 

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熱々のスープをひと口。濃度はけして高くなくイメージしていたよりアッサリの印象。若干煮干しの雑味を感じるも香りよく、数種類の煮干し本来の旨味が凝縮された出汁が口いっぱいに広がる。手打のしなやかなストレート太麺は、プルプルの食感でスープとよく絡む。

 

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駅前店はごはんが終日サービス。いつもは飲み干してしまうスープをほどよく残して、ごはんをダイブ。「煮干し雑炊」ともいうべきか、お米がスープをよく吸い込んで最後まで煮干しの旨味を堪能。
おいしかったです。ごちそうさま。
 

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「長尾中華そば 青森駅前店」 /青森市柳川1丁目2-3 青森駅ビル・ラビナP1F/017-773-3715/7:00~21:00/月曜日休み
 

 

「中華そば ひらこ屋」バラそば(煮干しバラ肉そば)中@青森市 津軽新城

JR青森駅から奥羽線に乗って10分、2駅目の津軽新城駅で下車。そこからひたすら坂道を15分ほど登り、国道沿いの「中華そば ひらこ屋」に到着。地方では、店舗が郊外にあることが多く、電車、バスのアクセスがあまり良くないことが多い。レンタカーを使わないと、かなり「徒歩」に頼ることになる。
お昼前だが店内で数名待ち。地元客でいっぱいだ。10分ほどでカウンターに通され、客の大半が注文している人気の「バラそば(煮干しバラ肉そば)中」(800円)を注文。

 

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店内は煮干しの出汁のいい香りでいっぱい。5分ほどで、なんとも美しい中華そば着丼。
透明感のある熱々スープをひと口。店名の「平子」をメインとしカタクチ、鯵などの煮干しのきれいな出汁にキレのある醤油のかえしが素晴らしい。無添加、無化調でこのスープは凄い。
艶やかなコシのある中太の自家製麺は、スープと好相性、多加水の麺のツルっとした食感が喉越しもよく旨い。

 

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そして、何より見事な豚バラチャーシュー。美しい姿だけではなく、薄切りながら1枚1枚しっかりした歯ごたえと旨味がたっぷり。硬めの味付けの濃いメンマもいいアクセント。チャーシューで麺を包んで食べるのも美味。

 

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スープ、麺、肉の旨味のバランスがよく、3拍子揃った絶妙な中華そば!青森まで来た甲斐があった一杯!
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「中華そば ひらこ屋」/青森市新城山田588-16/017-787-0057/10:30~21:00/火曜日休み

 

 

「味の札幌 大西」味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)@青森市 青森


帰りは津軽新城駅まで下り坂なのでラクだった。ちょうどいいタイミングで青森行きの電車も来て、市内に戻りホテルにチェックイン。ホテルは駅近くの「ダイワロイネット青森」。18㎡以上あり、喫煙可。ゆったりした室内は快適だ。全国どこでも共通のホスピタリティが素晴らしい。ツアーで宿泊してもホテルの会員ポイントが貯まるのも嬉しい。
お腹も膨れてちょっと仮眠のつもりが、気づくと夜になっていた。そりゃ徹夜明けで青森直行だもの(笑)。
営業時間的に郊外店は厳しく、粉雪舞うなか、ホテルから近い「味の札幌 大西」へ向かう。
青森の名物といわれる「味噌カレー牛乳ラーメン」 の発祥の店。青森ではカップ麺にもなっているほどの人気だという。
店内は地元客で賑わう。オリジナルの「味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)」(830円)を注文する。

 

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スープの味がイメージできなかったが、カレー風味が強いスパイシーな味噌ラーメンといったところ。炒めたもやしたっぷり。青森の石塚製麺所の黄色い縮れ麺、いわゆる札幌ラーメンの麺も悪くない。

 

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牛乳とバターにより全体的にマイルドな味わい、地元ならではのソウルフードだ。

 

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「味の札幌 大西」/青森市古川1丁目15-6 大西クリエイトビル1F/017-723-1036/11:00〜21:30
 

 

 

「くどうラーメン」ラーメン 中@青森市 青森
 


朝8時。粉雪舞うなか朝ラー。駅から近い昭和23年創業の老舗「くどうラーメン」へ向かう。日曜日の朝なので客は少ないだろうと思っていたが開店から店内は地元客でいっぱい。青森の人、ほんとにラーメンが好きだ。メニューはラーメンのみ。標準の「ラーメン 中」(500円)を注文。

 

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手際よくすぐに提供される。青森の陸奥湾特産のいわしの焼き干しの旨味が凝縮された綺麗な淡麗煮干しスープは旨い。自家製のちぢれ細麺がスープをよく引き上げマッチする。脂肪感はなく胃に優しい味わいの中華そばは朝にぴったり。麺硬め、ネギ多めの選択がベスト。
これぞまさに伝統の青森らしい「津軽煮干しそば」。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「くどうラーメン」/青森市新町1-6-12/017-722-6905/8:00~16:00/木曜日休み
 

 

「麺や ゼットン」バラそば@青森市 筒井


郊外にある進化系の青森煮干しラーメンの店「麺や ゼットン」にバスで向かうことに、、、。
ところが待てど暮らせどバスが来ない。時刻表をよく見ると3月末のダイヤ改正で変更があり、バスは行ったばかり。ネットのマップ検索はまだ更新、反映がされていなかった。次のバスまで1時間以上もある。粉雪は止まず、気温は1℃。吹きさらしのバス停で待っていても仕方ない。タクシーは日曜日の午前中でぜんぜん走ってない。45分ほどかかるが歩くことにする。12時前に到着するが店の外まで客が並んでいる。とにかく寒い(笑)。
外で10分、店内で10分ほど待ち、カウンターに案内される。
こだわりの煮干しそばは、シンプルな焼き煮干し、濃厚な豚骨煮干し、鶏白湯煮干しの3種。その中から、鶏白湯と煮干しのWスープの「バラそば」(750円)を注文。

 

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着丼すると目の前でガスバーナーを使いチャーシューをあぶるパフォーマス。そのため丼もスープも非常に熱いので注意が必要だ。まずはスープからいただく。「シャモロック」「桜姫鶏」「五穀味鶏」の3種の鶏白湯と、平子煮干しのこだわりのWスープは、鶏白湯のコクと旨味が前面によくでていて、煮干しのまろやかさとマッチして旨い。

 

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製麺所に特注している中太の縮れ麺はしなやかでコシがありスープと好相性。あぶられたチャーシューはトロトロで焦げの部分の食感の違いも面白い。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「くどうラーメン」/青森市新町1-6-12/017-722-6905/8:00~16:00/木曜日休み
 

 

「中華そば ひらこ屋 㐂ぼし」わやきぼし 中(こいくち)@青森市 筒井
 

雪は小ぶりになり、10分ほどのところにある「中華そば ひらこ屋 㐂ぼし」に。昨日の見事な「バラそば」のひらこ屋の支店だ。こちらも店外まで行列。20分ほどでカウンターに。本店とは若干メニュー、スープに違いがあり、濃厚の「わやきぼし 中(こいくち)」(700円)を注文する。

 

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今回の旅で一番濃厚なドロッとしたスープをひと口いただく。「煮干し! 煮干し! 煮干し!」
パンチのある豚骨&焼煮干しのスープは旨味がたっぷり。醤油のかえしも強めで濃厚でコクがある。本店同様の麺は、ドロッとスープとよく絡む。厚めチャーシューも、ジューシーで旨い。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「中華そば ひらこ屋 㐂ぼし」/青森市青葉1-5-35/017-763-5719/10:30~15:30/火曜日休み
 

 

 

「つじ製麺所」平打ち煮干しそば こってり@青森市 青森
 

雨になり、帰りはカフェでバスが来るまで時間を過ごし市内へ戻る。
日曜日は昼のみ営業、休みの店も多く、「長尾中華そば」の本店にも行きたかったが、すでに営業時間は終了していた。夜は青森の海の幸を肴に、日本酒を嗜む。
翌朝も、やはり朝ラー。青森最後の一杯は6:30から営業している「つじ製麺所」に。駅から7分ほど、ホテルの1階に入っていて、少し入り口がわかりにくい。こちらは昔ながらの津軽煮干しそば。「平打ち煮干しそば こってり」(600円)を注文する。

 

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こってりといっても、濃厚ドロッとではなく、塩け、醤油が少し強めながら煮干しの旨味がわかりやすいスープの中華そば。自家製の平打ち麺は、コシがありツルツル。少しウエーブした麺はスープをよく引き上げる。朝限定で、ごはんが無料なのがうれしい。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「つじ製麺所」/青森市古川1-10-9-1 青森センターホテル 1F/017-721-2690/6:30〜19:30(平日)6:30~16:00(土日祝)/水曜日休み

 

 

 

マイラーの終わりなき麺の旅

 

福井、久留米、天草、尾道、福山、三原、松山、青森、、、、。
マイラーの終わりなき麺の旅はまだまだ続く。

次回は、山形「日本一のラーメン消費国」の旅。

 

 

2019年1月、ツイッターを始めました。
タカヤマ✳︎コジローkojiro@takayama_kojiro

 

「飛行機に乗って、麺の旅」 連載ライブのつぶやき
飛行機に乗らない「東京 麺旅」東京での麺活のつぶやき
飛行機に乗って麺の旅/60杯 東京 麺旅/32杯 合計92杯(2019年4月20日現在)

 


 

 

*この連載は毎月第2第4月曜日に更新です。

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20 年に渡り20 誌ほど編集長として携わる。現在は白黒の雄猫と共に気ままに暮らす。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、なにしろ飛行機が好きなので、生涯搭乗数は優に400回を超える。忘れられぬ旅はJAL ファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。酒好き、旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。「KOJIRO(コジロー)」名義にて2017 年、『TABILISTA 』にてJALサファイア会員になるために年間50回飛行機に乗り、ついでに麺を食べに行く「マイル修行&麺の旅」を好評連載。本編はその続編にあたる。

 

 

 

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