わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

わざわざ飛行機に乗って、麺を食べに行ってきます。

#05

「松山 麺の旅」

文と写真・高山コジロー

 

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わざわざ飛行機に乗って、愛媛県松山市に麺を食べに行って来ました。

 

 

城下町松山は道後温泉と隣接し、四国では最も人気のある観光名所である。
2017年に香川、高知、徳島を巡っているので、麺の旅としてこれで四国全県制覇となる。
過去の松山の旅では、食のレベルが高く「飯が旨かった!」という記憶があるのだが、麺は未食。
ラーメン、日本蕎麦、うどんの名店が多いということで楽しみである。
 

 

●羽田-松山 07:25-09:00  JAL431便

●松山-羽田 14:50-16:10  JAL436便

 (2019年JAL実績/搭乗9回目) 

 

JALツアーズ 21,400円/2泊3日 ※宿泊込 大和屋本店(道後温泉)、東急REI(松山) 

 

 

 

今回のマイルを計算してみると、羽田-松山(片道)の通常マイルは、「439」なので、
フライトマイル:439×50%(ツアー運賃)=219マイル
ボーナスマイル:フライトマイル(219)×105%(サファイア会員)=230マイル
219+230=449マイル 往復では898マイル貯まる。

 

 

いつものように、JALサクララウンジで朝から生ビールで乾杯。JALサファイア会員の特典として、旅行会社のツアーの場合でもラウンジは使用できる。搭乗回数はカウントされ、もちろんマイルも貯まる。
 

 

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今回も足元の広い非常口席を選択し、のびのび快適な空の旅だった。松山空港に定時に到着する。松山空港から市内へのアクセスはいい。バスの本数が多く25分で松山市駅に10時前に到着。松山名物と言われる「鍋焼きうどん」。10時から開店している「ことり」に向かう。
 

 

「ことり」 鍋焼きうどん@松山市

「ことり」は昭和24年創業の老舗の鍋焼きうどん専門店。開店と同時に入店。すぐに満席となる。メニューは鍋焼きうどんのみ。鍋焼きうどん(550円)といなりすし1皿(260円)を注文する。まずはいなりすしが来て、ほどなく鍋焼きうどんが運ばれ、その場でお会計をすませる。
アルミの鍋とレンゲのレトロ感がいい。

 

 

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蓋をあけると、湯気とイリコ出汁のいい香りが鼻をくすぐる。トッピングは煮込んだ牛肉、お揚げ、卵焼き、なると、ネギと彩りよく食欲をそそる。
まずはレンゲを使って熱々の透明感のあるつゆからいただく。イリコと昆布出汁がよくでていて旨い。甘からず、薄からずの醤油の塩梅がいい。ふわふわの太麺はきめ細かく柔らかいがやさしいコシがある。次第に砂糖と醤油で甘く煮込まれた肉の旨味が出汁に溶け出し、麺には出汁が染みこみベストバランス。口の中でさらなる旨味が広がる。 シンプルで薄い味付けのいなりもうどんにあう。

 

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創業から守り続けられる優しい老舗の味。
おいしかったです。ごちそうさま。
 

 

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「ことり」/松山市湊町3-7-2/10:00~14:00/089-921-3003/水曜日休み

 


 

「手打蕎麦 せんり」 天ざる蕎麦@松山市

松山市駅に戻り、駅から5分ほどの、蕎麦好きの友人からすすめられた「手打蕎麦 せんり」へ向かう。「天ざる」(1,180円)を注文する。   

 

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まずは蕎麦が先にやってくる。石臼機で挽き、打ちたて、茹でたての二八蕎麦は、細めで透明感がありコシ、旨味申し分なし。つゆは本枯本節を使用しているとのこと。濃厚でありながら繊細な味、醤油のコクとキレがいい。辛めつゆと蕎麦は好相性で、歯ごたえ喉越しよく、旨い。
少し遅れて揚げたての天ぷらが提供される。衣サクサクで中はじんわり火の入った天ぷらは、野菜はホクホク、海老はアルデンテ、旨味と甘みがまして秀逸の極み。

 

 

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夜、日本酒をやりながら肴と蕎麦を楽しみたい。
蕎麦、天ぷら共に、おいしかったです、ごちそうさま。

 

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「手打蕎麦 せんり」/松山市湊町7丁目6番地10マリン・コミセン前ビル1階/089-932-6585/11:00~15:00(火〜日)/17:00~21:00(土日のみ)/月曜日休み
 

 

 

「麺や 新倉」 つけ麺@松山市

日曜日の松山の街は、観光客と地元の人で溢れているが、伊予鉄の電車、バスが整備されていて移動はラクだ。特に市内電車(路面電車)は、松山市駅を中心にJR松山駅、松山城、繁華街の大街道を巡回し本数も多く、観光客にもわかりやすく便利だ。道後温泉へも乗り換えなしで20分ほどでいける。
路面電車に乗り、2016年オープン、濃厚つけ麺が評判の「麺や 新倉」へ向かう。13時を回っているがかなりの行列だ。30分ほどで入店。券売機で「味玉つけめん」(900円)を購入。
 

 

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氷水でしめられた太麺はコシが強く弾力があり、噛みしめると小麦が香る。とろみのある濃厚なつけ汁は、豚と魚介のバランスがよく芳醇で麺とつけ汁がよく絡み旨い。豚バラとローストされた肩ロースの2種のチャーシューも肉厚で噛めば噛むほど味が滲み出る。最後のスープ割りは柚子が香り、旨味が増したスープになり、一気に飲み干す。
 

 

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東京、千葉の名店とも遜色のないハイレベルなつけめん。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

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「麺や 新倉」/松山市道後一万8-28東雲ハイツ1F/11:00-14:00 18:00-20:00/火曜日休み
 

 

 

「手打蕎麦 まろ」 天せいろ@松山市


道後温泉でのんびり過ごし、翌日の早めのランチは大街道のアーケード入り口にある日本蕎麦の「手打蕎麦 まろ」にて「天せいろ」(1,250円)をいただく。ランチサービスの「ミニかき揚げ丼」(100円)を追加。店頭に蕎麦打ち処があり、蕎麦の極意である「挽きたて、打ち立て、茹でたて」の三拍子揃った店だ。
 

 

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まずは細めの蕎麦を1本いただく。ほのかな蕎麦の香り、甘みがありコシはかなり強く、上品で旨い二八蕎麦だ。少し濃いめのつゆはちょうどよく、蕎麦の旨味を引き立てる。手打ちならではの喉越し。天ぷらは軽い衣で素材の良さがひかる。人参、牛蒡、玉ねぎの野菜主体のかき揚げ丼が素晴らしく、蕎麦とあう。
 

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松山の日本蕎麦のレベル高し。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

 

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「手打蕎麦 まろ」/松山市大街道2-5-9 久保豊ビル1F/089-933-0651/11:00~14:45 17:30~21:30/日曜日休み
 

 

「麺家 なかむら」 塩ラーメン@松山市


大街道のアーケードの奥、夜しか営業していない「麺家 なかむら」へ。昨日は予約でいっぱいで入れなかった。松山でNO.1と言われる「塩ラーメン」(700円)と味玉(100円)を注文する。
 

 

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綺麗な透明スープのシンプルな塩ラーメン。ひと口いただくと芳醇な香りが口いっぱいに広がる。
あっさりに見えるスープは、むしろ深いコクと旨味が溢れる。ベースは鶏(かな)、それに魚貝(かな)。とにかく使っている塩がいいのだろう、雑味なくシンプルで旨い。特注のストレートの細麺とスープの絡みよく、スープの脂加減、トッピングのネギ、もやし、チャーシューのバランスも素晴らしい。
 

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東京にはない特別な塩ラーメン。飛行機に乗って、また来たい。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「麺家 なかむら」/松山市三番町2-3-1/電話非公開/19:00~23:00/火曜日休み

 

 

「錦iwamoto MATSUYAMA Ramen-Bar」 瀬戸内吟醸系 真鯛塩らぁ麺 寿@松山市

大街道駅近く、昼間、夕方何度かのぞくがかなりの行列。遅め時間になってやっと列がなくなり入店する。ラーメンは1種のみしかなくスープが残り少なくギリギリとのこと。「真鯛塩らぁ麺」(900円)を注文予約して、お酒が楽しめる店なので、まずは「チョイ呑みセット」で乾杯。3品のつまみと生ビールで1000円とコスパがいい。
 

 

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瓶ビールを追加しほどよく飲み終えた後に、瀬戸内の真鯛を惜しみなく使用しているという「真鯛塩らぁ麺」をいただく。

 

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鯛の香り立ちが凄い。濃厚鯛スープに羅臼昆布ベースの塩ダレが融合し、まろやかで旨味と甘みが凝縮されている。ここまでコクのある旨い鯛スープはなかなかない。京都の製麺所のツルツル中細ストレート麺もコクのあるスープによくあう。
 

 

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やっぱり飛行機に乗って、また松山に来ないといけない。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「錦iwamoto MATSUYAMA Ramen-Bar」/松山市一番町2-7-2/089-961-1940/11:30〜13:30 18:30〜24:00/日曜日休み

 

 

「うどん空太郎」完全無欠の肉うどん@松山市


チェックアウト後、松山名物の鍋焼きうどんとは対極的な讃岐うどん系の「うどん空太郎」に向かう。松山市内と空港の中間地にあり、空港に向かうバスで途中下車する。素材にこだわり国産小麦100%の自家製麺に無化調の出汁を売りとしている。12時前に到着するとほぼ満席だ。人気の肉うどんに、海老の天ぷらと力もちを追加した「力みなぎる完全無欠肉うどん」(1,274円)を注文する。
 

 

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注文が入ってから麺は茹でられ、肉は焼かれ、天ぷらは揚げられるため、少し時間がかかる。
まずはつゆからいただく。優しく少し甘めでイリコと昆布の旨味がよく出ている。麺はツヤツヤで温かいうどんながら、しっかりしたコシがあり旨い。海老天、ごぼう天、力もちはカリッと揚がっていて、徐々につゆを吸い込んでゆき食感と味の変化が楽しめる。肉は柔らかく、肉汁の甘みが溶け出し、絶妙なつゆになる。ボリューム満点で素材にこだわった旨いうどんだ。

 

まんぷく度、満足度が高い逸品。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

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「うどん空太郎」/松山市空港通3-2-11/089-906-4192/11:00~15:00(全日) 17:00~20:00(土曜のみ)
 

 

 

 

マイラーの終わりなき麺の旅は続く。

 

 

「うどん空太郎」を後にしてバスに乗り松山空港に。
JALサクララウンジで、いつものビール休憩。これまた至福の時間。
いつもの足元の広い席。まんぷくで、離陸から着陸までぐっすり眠ることができた。

 

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福井、久留米、天草、尾道、福山、三原、松山。
まだ始まったばかり、マイラーの終わりなき麺の旅はまだまだ続く。

次回は、沖縄・那覇へ。

 

 

 

 

2019年1月、ツイッターを始めましたフォローしていただけると嬉しい。
コジロー@straycat_kojiro

 

「飛行機に乗って麺の旅」では、この連載の麺旅をライブつぶやき、
「飛行機に乗らない麺の旅」では、東京の麺活をつぶやく。

飛行機に乗って麺の旅/38杯 飛行機に乗らない麺の旅/15杯 合計53杯(2019年2月28日現在)
 

 

 

 

*この連載は毎月第2第4月曜日に更新です。

顔

高山コジロー

編集者・旅人・たまにバーテンダー。大学卒業後、出版社にて男性ファッション誌、女性ファッション誌、漫画誌、トラベル誌、フリーマガジンなど20 年に渡り20 誌ほど編集長として携わる。現在は白黒の雄猫と共に気ままに暮らす。小学生の頃より極度の乗り物酔いだが、なにしろ飛行機が好きなので、生涯搭乗数は優に400回を超える。忘れられぬ旅はJAL ファーストクラス(特典航空券)で行ったパリ一人旅。酒好き、旨いものに目がない「食いしん坊」でもある。「KOJIRO(コジロー)」名義にて2017 年、『TABILISTA 』にてJALサファイア会員になるために年間50回飛行機に乗り、ついでに麺を食べに行く「マイル修行&麺の旅」を好評連載。本編はその続編にあたる。

 

 

 

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