<時間旅行>戦前日本の日記

<時間旅行>戦前日本の日記

昭和7

: 郵便局に勤務する男性の日記。1932年1月10日

年齢は20歳前後か。静岡県の三島出身で、現在は東京に住んでいる。勤めと並行して学校にも通っているようだ。1月1日の日記と同じ人物。diary230


ーーーー 起床十時すぎ。久し振りにゆっくり休んだ。兄は何やら姉と口叱り又大変な事だった。何でも姉が朝寝して仕事の仕度が間に合わなかったとの様子。昼頃から西の風強しで本格的の寒さ来る。 二時過ぎ奈良宗君来訪。付近を散歩す。宗君の話を聞くと○(?)い家許りで……然し静かな良いところだとの事。風の中を三十分程歩く。 ・銀扇・テールームにて珈琲を啜り乍ら局のうわさ各学校の評談にふける。彼も中々こった事を話す学生だ。夕方上野迄徒歩にて送る。途中愉快な話に花を咲かせて大笑い。彼仲々隅へは置けない奴だ。女の話で懸命だ。然し愉快だゝ。 ーーーー


兄夫婦が朝から大喧嘩。そしてお茶を飲みながら噂話。そして女性の話で盛り上がる。このあたりは、いつの時代であっても変わる事のない日常だ。


【昭和7年の出来事】 1月 大相撲春秋園事件  1月 第一次上海事変  2月 上海にて陸軍兵3名が爆弾を抱え的に突撃し爆死。爆弾三勇士と呼ばれる  3月 満州国が建国宣言  5月 五・一五事件。犬養毅首相が殺害される  11月 米大統領選挙で民主党ルーズベルトが現職フーヴァーを破り当選

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