<時間旅行>戦前日本の日記

<時間旅行>戦前日本の日記

昭和6

:日米野球の結果を記す。郵便局に勤務、保険の外交営業をしている男性。#戦前の日記 #1931年11月15日

1931年(昭和6年)11月15日 20代の男性。独身。東京市の郵便局に勤務しており、保険の外交営業をしている。夜学にも通っていたようだ。11月11日1月1日1月10日1月19日1月31日2月13日3月3日3月12日3月15日4月27日5月3日8月29日9月4日9月12日10月11日の日記と同一人物。
diary2016-11-15


ーーーーーーーーーーーーーーー オール日軍との第2回戦。 米軍大勝 米11-0日 ーーーーーーーーーーーーーーーーー


11月14日、15日と日記の社会記事の幸の書かれているのは日米野球の結果だ。14日にも米6-3日で負けたとの記述が。 この年、読売新聞社・正力松太郎社長がMLB選抜を日本に招待し、日本の野球選手と17試合を行っている。当時の日本は、まだプロ野球が発足しておらず、六大学野球や中等学校野球大会(現在の甲子園)が人気絶頂の頃だった。特に大学野球選手は、国民的な注目を集め、神宮球場で開催される早慶戦は、チケットは6倍~7倍もの抽選に当選しなければ手に入らないプラチナチケットだった。時には偽造チケットや、ダフ屋も現れていたという。 この日記の持ち主も、他の日に大学野球の結果を書き残し、勝敗に一喜一憂していたようだ。 この日記に残されている「オール日軍」というのは、大学野球選抜で、彼らは大リーグの伝説的選手の鉄人ルー・ゲーリッグや剛腕レフティ・グローブを迎え撃った。その結果は17戦全敗で終わったが、興行としては大成功。野球熱は更に高まり、日本にも職業野球(プロ野球)が結成される一因となった。


【昭和6年の出来事】 3月 陸軍中堅幹部たちの政治結社「桜会」によるクーデターの計画が発覚(三月事件) 4月 スペイン国王アルフォンソ13世が亡命。スペイン第二共和政が成立 8月 羽田飛行場(後の東京国際空港)開港 8月 イギリスでマクドナルド挙国一致内閣成立 9月 柳条湖にて満州事変勃発 10月 軍部内閣樹立クーデターが発覚し 桜会の橋本欣五郎中佐らを拘禁。(錦旗革命事件) 11月 大阪城天守閣再建 12月 犬養毅内閣成立

<時間旅行>戦前日本の日記
バックナンバー

その他のJAPAN CULTURE

ページトップアンカー