<時間旅行>戦前日本の日記

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昭和5

:お見合いを勧められ悩む17歳くらいと思われる独身女性。#戦前の日記 #1930年11月29日

1930年(昭和5年)11月29日 10代の女性。独身。東京の多摩地区に在住しているようだ。17歳くらいと思われる。12月5日2月5日3月2日3月22日3月24日5月1日5月11日5月21日9月8日10月9日10月30日の日記と同じ人物。
diary2016-11-29


ーーーー 朝の洗濯の湯水がうそ寒く冷たく感じられて来た。 いまを惜しみつつ針を持つ。 夜はてんぷらあげ。 早起してかまどの下にたきつけるときは「これからしよう」と云う。みなぎりあふれた気持ちになる。このごろの働く気持ちで勉強できたら。 友田の直久さんからの話を持ち出されるたびに嫌ない気持ちにさせられる。 まだ××もないものにそんなことを要求するなんて気が知れない。絶対おことわり。そんなことを云っている時期じゃない。 私はまだまだ考えることすることが一杯あるんだ。 ーーーー


家事をする時の水の冷たさに季節の移ろいを感じ日々が愛おしく感じてしまう女性。 「友田の直久さん」というのはお見合いを勧められている男性。先方から「もし結婚したら~」のようなことでも言われてしまったようだ。彼女としてはまだ結婚なんて……と思っているようだが、当時としては10代で嫁に行くのはごく普通の事だった。 彼女が何でもないことを大切に思えてしまうのは、自分に残された自由な時間が少ないことに気が付いているからなのかもしれない。


【昭和5年の出来事】 1月 鉄道省が全線でメートル法実施 ロンドン海軍軍縮会議 3月 関東大震災からの復興を祝う帝都復興祭が行われる 4月 上野駅に東洋初となる地下街の【地下鉄ストア】がオープン 5月 川崎武装メーデー事件 9月 浅間山爆発 11月 伊豆地方大地震

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