<時間旅行>戦前日本の日記

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昭和4

:危篤だった姉が死去…。悲しみに暮れる23歳の男性の日記。4月8日の続き。#戦前の日記 #1929年4月11日

1929年(昭和4年)4月11日 23歳の男性。旧制第八高等学校文科乙に在学していたが、この4月より帝国大学に入学。11月30日1月22日3月4日3月19日4月3日4月5日4月7日4月8日と同じ人物。 diary2016.4.11


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姉さんは逝った。
若しかして巧い具合にと細々ながらの望みの糸も空しく断ち切れた。
姉さん。
もう一生姉さんには逢えないのか。
地上あらゆる所を探しても 姉さんの姿は見られないのか。
何ということだ。
堪えられることか。
せめてせめて丈夫な姉さんをたった一目でいいから見たい。
ああ姉さん。
あれでお別れか。
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危篤状態に陥っていた、姉は闘病空しく亡くなってしまった。この日の日記は肉親を失った彼の慟哭のように筆で書き綴られている。


【昭和4年の出来事】 2月 東京市で説教強盗妻木松吉が逮捕  2月 大正天皇の第3皇男子・宣仁親王が、徳川喜久子と結婚して高松宮家を創設  4月 寿屋(現サントリー)が初の国産ウイスキーを販売。価格は4円50銭  4月 新宿と片瀬江ノ島を結ぶ小田原急行電鉄江ノ島線が開通  6月 隅田川に厩橋完成  6月 北海道駒ヶ岳が噴火  8月 ドイツの大型飛行船・ツェッペリン伯号が霞ヶ浦海軍航空隊施設に降り立つ  9月 小林多喜二の『蟹工船』が発売  10月  NY証券取引所で株価が大暴落。世界恐慌の引き金に  11月 光州学生事件  12月 東京駅に八重洲口開設

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