<時間旅行>戦前日本の日記

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昭和3

:生命保険の勧誘を受ける、百貨店に勤務している25歳の男性。#戦前の日記 #1928年8月24日

25歳の男性。独身。兵庫県の西宮近辺に在住。百貨店に勤務しているようだ。12月15日7月14日7月21日と同じ人物。diary552


ーーーー 昨日、生命保険会社から勧誘に来たので、入ることにした。三年余前から勧められて居たのを延ばして来たので其の勧誘員(第一相互の大井氏)にも気の毒な気がして二五年、三十年先の千円を養老金にする程自分への宛てもないのだが兎も角半期二十円ほど経費として払う心組みはした。 今日、右の医者が来て体を検査した。 心臓も何処も悪い所はないそうだ。自分もそう思っている。 ーーーーー


日本における生命保険は明治14年(1881年)に明治生命が設立されたのが始まりとされる。 その後、数多く保険会社も設立され、さらに日清戦争、日露戦争により、数多くの戦死者が出て、一般の人々は生命保険の必要性を強く感じ、加入者は時代と共にどんどん増えていった。さらに大正12年には関東大震災も起きたのもその傾向に拍車を掛けた。 日記が書かれた昭和初期には、生命保険会社の間で激しい新契約獲得競争が行われていたようで、日記を書いた男性も、激しい勧誘に根負けしてしまったようだ。


【昭和3年主な出来事】 1月 大相撲ラジオ実況放送開始 5月 済南事件。日本軍が山東省済南で国民政府軍と衝突 6月 張作霖爆殺事件 8月 パリ不戦条約調印 10月 蒋介石が国民政府首席となる 11月 昭和天皇の即位の礼

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