<時間旅行>戦前日本の日記

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昭和1

年:光海軍工廠の行員養成所に入所した10代の少年の日記。#戦前の日記 #1941年9月7日

1941年(昭和16年)9月7日 4月より山口県の光海軍工廠の行員養成所に入所した10代の少年の日記。4月4日7月12日と同じ人物。
diary2016.9.7


ーーーーー 起床7時〇〇分。整列、手旗は無く体操をする。体操後、朝食まで各室の「ガラス」拭きをする。七時〇〇分朝食、七時三〇分より大掃除、八時三〇分外出用意。八時四〇分外出許下(ママ)さる。山崎君達と一緒に帰ってみると飛行機が落ちていた。西ノ浜の海岸に付けてあった。皆でいって見ると海軍の兵隊さん達が飛行機を陸へ上げる所であった。自分等も陸に上げるのを手伝った。フロートの二つの偵察機であった。十一時三〇分までかかってようやく陸に上がったので自分等も家に帰った。午後は秋野君と二人での所に行って手伝った。工廠トラックに機体を積んで行った。今で○(?)積に三機降りていた。帰舎七時三〇分。 ーーーーー


海岸にあった飛行機はフロート(水に浮く為、機体の下に付けた浮き舟のこと)が2つついているということから、九四式水上偵察機のことだろうか。 軍の施設にいるかれらもまだまだのんびりした雰囲気ではあるが、この日の前日である、昭和16年9月6日には、大日本帝国の首脳が集まり天皇陛下を前に御前会議が行われていた。そこでは「外交交渉に依り十月上旬頃に至るも尚我要求を貫徹し得る目途なき場合に於ては直ちに対米(英蘭)開戦を決意す」と決定が下され、いよいよ戦争開始が現実のものとなっていたのだ。


【昭和16年の出来事】 1月 独ソ不可侵条約更新 2月 大本営政府連絡会議で対独伊ソ交渉要領を決定 2月 野村駐米大使がルーズベルト大統領と会談 2月 堀切駐伊大使がムッソリーニ首相と初会談 3月 野村駐米大使とアメリカのハル国務長官が会談。日米交渉開始 3月 治安維持法が改正 4月 ドレミファの音階名がイロハとなる 4月 ロンメル将軍のドイツ軍が北アフリカ戦線でイギリス軍を撃破 4月 日ソ中立条約成立 5月 アメリカ合衆国大統領ルーズベルトが国家非常事態宣言を発令 6月 ナチスドイツがソビエト連邦に対して攻撃開始し独ソ戦始まる 7月 アメリカがが在米対日資産を凍結 7月 日本軍 南部仏印進駐 8月 アメリカ、石油の対日輸出全面禁止を発表 11月 アメリカ・ハル国務長官が日本の中国撤兵要求を提議(ハル・ノート ) 12月 日本軍のマレー半島上陸および真珠湾攻撃で太平洋戦争が開戦

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