<時間旅行>戦前日本の日記

<時間旅行>戦前日本の日記

昭和1

年:東京で浪人生活をスタートした医大を目指す旧制中学の5年生で16歳の少年。#戦前の日記 #1937年7月25日

旧制中学を卒業した16歳の少年。埼玉県在住。現在は医大の予科を目指し浪人中。1月14日2月18日3月5日3月17日3月28日4月1日4月6日4月9日4月17日5月14日6月1日7月2日7月11日の日記と同じ人物。
diary2016.7.25


ーーーー 午前七時過ギテ漸ク眼ヲ覚マン。直チニ離床。朝食後外出ノ準備ヲシ芝ハ西久保ノ巴町ヘ保証人小室敏一様方ヲ御訪ネスル。十一時着宅。後昼食(チラシ)飲物(氷アヅキ、冷コーヒー)果物(イチヂク、スモモ)ヲ御馳走ニナリ種々の有益ナオ話ヲ伺ウ中、中里サンガ百合様ニ連レラレテ来ラル。午後三時ヨリ敏一先生、百合様、中島サント共ニ銀座ニ出テ富士アイスニテ三色アイス、フヂヤ五色キャラメルヲ買ッテ戴キ次イデ帝国劇場ヘ「夕日特急」「魂ヲ失エル男」を見、後美松ニテ美松ライス(35)、アイスクリーム(25)ヲ戴キ先ズ百合様、中里サントオ別レシ日劇前ニテ敏一先生トオ別レ申シ上ゲ九時前帰宿。十時過ギ就床。 敏一先生方ヘ御進物、カステイラ一,八〇銭(新橋・明治製菓)、雪ケ谷ー五反田往復二十四銭 ーーーーー 


この日の日記には、今は無きの東京名物が出て来る。文中に出て来る富士アイスは、戦前から洋食レストランとして有名だったお店で、当時は風物・言論人や芸能人のサロン的存在だった。美松は美松百貨店というお店ではかつて有楽町1丁目の日比谷交差点角にあったが昭和10年には閉店になっている。しかし、食堂だけは営業し続けていたようなので、ここで食事をしたのだろう。 ※この日記は昭和11年用の日記帳に書いているが、内容は昭和12年のもの。


【昭和12年の出来事】 1月 スペイン内戦 : 4月 東京・札幌間に定期航空路開設  5月 パリ万国博覧会開幕  7月 通州事件。中国北部で日本軍留守部隊や日本人居留民が虐殺される  8月 上海で海軍陸戦隊と中国軍が交戦。第二次上海事変勃発  9月 蒋介石が中国共産党を承認し第二次国共合作が成立  11月 日独伊防共協定成立  12月 日本軍が南京を占領

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