<時間旅行>戦前日本の日記

<時間旅行>戦前日本の日記

昭和1

年: 19歳の少年の日記。愛媛師範学校の3年生に在学中。#戦前の日記 #1936年4月30日

4月20日の日記と同じ人物。
diary2016.4.30


ーーーー 四月も今日で終わりである。桜も散り梅あんずも散って終って晩桜のちらほらと無残な影をとどめているのも哀である。春たけなわと今言った様な言葉で又私も道後に其の桜のたけなわな様を見たのであった。然し春は又来る。夏、秋、冬と終ったならば又春は来る。其の春は十九の春ではない。哀十九の春もすぎた。もう遠い遠い昔の十九の春だったら元服をしていかめしく刀をさして大道を闊歩をしたものである。然し今は学生の十九の春を○○(?)あわただしくかけて行った其の哀な春に対して自分は惜別の情を感じるのである。十九の春よ永遠に幸あれよ。 ーーーー 


去りゆく春に別れを惜しみセンチメンタルになっているようだ。ちなみに彼が桜を見たという、愛媛県の道後のあたりは現在でも桜の名所で知られ、開花シーズンには多くの人で賑わっている。


【昭和11年の出来事】 1月 日本がロンドン海軍軍縮会議から脱退  2月 全日本職業野球聯盟設立  2月 二・二六事件勃発し東京市に戒厳令布告(7月まで)  5月 阿部定事件  8月 ベルリンオリンピック開幕  9月 ソ連にてスターリンの粛清が始まる

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