<時間旅行>戦前日本の日記

<時間旅行>戦前日本の日記

昭和1

年:自動式の信号機に驚く、おそらく裕福な家庭の娘だと思われる10代女性。 #戦前の日記 #1936年10月13日

1936年(昭和11年)10月13日 10代女性。新潟県に在住。おそらく裕福な家庭の娘だと思われる。11月26日2月26日3月26日4月24日5月2日6月19日7月4日、9月13日と同じ人物。
diary2016-10-13


ーーーーー 今日は捨坊たちの運動会だと云うので敏ちゃん、とみちゃん、とも子と一連体出かけてしまう。私は午後からお稽古なので少し勉強をやりたいと思ったがお中飯におはぎをつくると云うので手伝いをしたりした。思う様に出来なかった。今日は二時からなので急いで仕度をして出かける。帰りに一寸買物があったので、古町へ出てみたらすっかり変わってしまって他の町みたいで驚いてしまった。交通整理にも自動式の信号機が具えつけられて、とにかく近代都市らしくなった。 ーーーー


文中に出てくる「古町」は新潟市でも最大の繁華街。そこに久し振りに行ってみたら、自動式の信号機があって女性は驚いている。 市電や馬車、車などが道路を頻繁に往来するようになった大正時代半ばから昭和の初めごろに交通整理が必要となった。当時は警察官の挙手の合図や信号標板により行われていた。 そして昭和5年の3月に日本で初めて自動交通信号機が日比谷の交差点に設置された。それから全国の交通需要の多い大都市圏に、順次自動信号が設置されていった。 日記の女性の自動信号機への感想のように、当時の人にとっては自動信号は近代都市の象徴でもあったのだ。


【昭和11年の出来事】 1月 日本がロンドン海軍軍縮会議から脱退 2月 全日本職業野球聯盟設立 2月 二・二六事件勃発し東京市に戒厳令布告(7月まで) 5月 阿部定事件 8月 ベルリンオリンピック開幕 9月 ソ連にてスターリンの粛清が始まる

<時間旅行>戦前日本の日記
バックナンバー

その他のJAPAN CULTURE

ページトップアンカー