<時間旅行>戦前日本の日記

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昭和7

:郵便局に勤務しており、保険の外交営業をしている男性。#1932年4月27日 #戦前の日記

20代の男性。独身。東京市の郵便局に勤務しており、保険の外交営業をしている。夜学にも通っていたようだ。11月11日1月1日1月10日1月19日1月31日2月13日3月3日3月12日3月15日の日記と同一人物。diary2016.4.27


ーーーー 逝く春を惜しむ。春ーー。花の月も下旬だ。 裏の桜花は花の影なく新緑の美しさを見せた葉桜となり初夏の訪れを告げるかの様に…天気よく郊外のピクニック絶好の日和だ。でも余り外出もしたくなくなった。九段も賑わう事だろう。 リーグ戦も早帝の決勝戦だ。聞きたくもない。何となくだるくなった。昼飯の後ヒルネする。 夜花火の音すさまじく淋しい裏町からの帰り道…九段の花火、勢よく打上がる音きこゆ。故郷の祭典の花火を思い浮ぶる。でも行きたいとは思わない。何処へも…。 今日と二十九日の両日市電の特別割引で乗換えなし。則ち一系統五銭也を断行…。 ーーーー


いよいよ春も終わり初夏の気配となった。そんな日でもこの日記の男性はどうにも気分がのらないようだ。文中の「リーグ戦も早帝の決勝戦だ」とあるがこれは六大学野球のこと。当時、六大学野球は選手たちの人気も高く、国民的な関心事となっていた。


【昭和7年の出来事】 1月 大相撲春秋園事件  1月 第一次上海事変  2月 上海にて陸軍兵3名が爆弾を抱え的に突撃し爆死。爆弾三勇士と呼ばれる  3月 満州国が建国宣言  5月 五・一五事件。犬養毅首相が殺害される  11月 米大統領選挙で民主党ルーズベルトが現職フーヴァーを破り当選

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