<時間旅行>戦前日本の日記

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昭和4

: タクシー会社から依頼を受けてタクシーの運転手をする20代と思われる独身の男性。#1929年3月25日 #戦前の日記

12月7日12月21日3月1日の日記と同一人物。この日記が書かれた昭和4年の頃は東京にて自動車関係の仕事をしている。彼は昭和10年には名古屋近辺に引っ越しているようだが、まだ東京にいるようだ。
diary2016.3.25


ーーーー 日比谷タクシーに行く注問(ママ)の所のみ働く折にて普通の円タクよりも楽である。眠いのでコーヒーばかりのんで居た。帰ってきたらば吉田君が引っ越してきて居た。松永○(?)太郎氏より来信。相変わらず氏一流の書き方で非常に面白し。早速返事を書いた。 ーーーー


日記を書いた男性は、タクシー会社から依頼を受けてタクシーの運転手をする事もあったようだ。「円タク」というのは大正末期から昭和初期にかけて、一円という均一価格で特定地域を走ったタクシーのことを指す。日記中に出て来るコーヒーは、日本では明治時代ではまだまだそれほどは知られていない嗜好品だった。しかし、大正から昭和にかけては多くのカフェーもできて珈琲文化は根付き、一般庶民に深く浸透していった。


【昭和4年の出来事】 2月 東京市で説教強盗妻木松吉が逮捕  2月 大正天皇の第3皇男子・宣仁親王が、徳川喜久子と結婚して高松宮家を創設  4月 寿屋(現サントリー)が初の国産ウイスキーを販売。価格は4円50銭  4月 新宿と片瀬江ノ島を結ぶ小田原急行電鉄江ノ島線が開通  6月 隅田川に厩橋完成  6月 北海道駒ヶ岳が噴火  8月 ドイツの大型飛行船・ツェッペリン伯号が霞ヶ浦海軍航空隊施設に降り立つ  9月 小林多喜二の『蟹工船』が発売  10月  NY証券取引所で株価が大暴落。世界恐慌の引き金に 11月 光州学生事件  12月 東京駅に八重洲口開設

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