<時間旅行>戦前日本の日記

<時間旅行>戦前日本の日記

明治4

年: 12~13歳くらいの女の子の日記。1910年12月28日

高等女学校の1年に在学。12月25日の日記と同一人物のもの。diary1225h


ーーーー 町ニハ電燈ガツキマシタ。方々ノ家デハ戸ヲシメル音ガシマス。子供達ハ寒クナッタノデ、皆家へ帰ッテコタツニデモあたってイルデショウ。時々寒イ風ガ吹イテ戸ニアタッテ何トナク淋シクナッテキマス。 ーーーー


日記を書いた少女はおそらく裕福な家庭に育っていたのだろう。毎日、日記に添えられているイラストや文中の・電燈・が点いたという記述からもそれが伺える。 日本に電気の光が初めて灯ったのは、明治11年、全国電信業務開始祝賀パーティー会場だった。その後、明治15年には銀座に外灯が完成し次第に、明治20年には鹿鳴館に、明治22年には皇居に電灯が導入された。日記が書かれた当時はやっと東京全域に電気が行き届き始めた頃だったが、全国的には明治40年の時点で家庭への電灯普及率は2%。それなりに余裕がなければ、電気を引いたり電球を買うこともできなかったのだ。 diary222


【明治43年の出来事】 2月  伊藤博文暗殺犯の安重根に死刑判決。  4月 武者小路実篤・志賀直哉らによって文芸誌「白樺」創刊。  5月 青森市で大火  5月 幸徳秋水らの社会主義者が明治天皇暗殺計画を企てたとして検挙が始まる(大逆事件)  6月 有楽町駅開業  7月 第二次日露協約調印  8月 日韓併合条約が調印され日韓併合が決定  11月 江ノ島電鉄線藤沢駅・鎌倉駅間全線開通  12月 鈴木梅太郎が世界初のビタミンであるアベリ酸の発見を発表

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