<時間旅行>戦前日本の日記

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大正8

:ルーズベルト狙撃事件を憂う20歳前後の女性。1919年2月16日

名古屋在住。1月4日1月24日2月12日の日記と同じ女性。
diary2016.2.16


ーーーー 母上と姉上はかみゆいへ行かれた。その間におけいこにゆき一時頃までおひるを待っていた。午後お椀を作った。つくりつヽお姉さんといろいろお話をした。米大統領ルーズベルト氏が狙撃されたとのこと。しかも日本人といわれてほんとに心配になったがイタリー人とわかってほっとした。 ーーーー


1933年2月15日、日米関係が冷えていく中、大統領に当選したばかりのフランクリン・D・ルーズベルトは、フロリダ州マイアミで、銃で狙撃された。まだ大統領に就任前だったルーズベルトは無事だったが隣にいたシカゴ市長は死亡。この事件の第一報では犯人の情報はほとんどなく、日本では日系移民の犯行だとの噂もあったようだ。実際にはジュゼッパ・ザンガラというイタリア移民が犯人で、日記を書いた、おそらくは日米関係のさらなる悪化を招かずにすんでホッとしたようだ。しかし、ここで命拾いをしたルーズベルトは、その後、大統領として、物資の禁輸政策やハルノートを突きつけるなど対日強硬策を取り日本を戦争に向かわせた。もし、ここでルーズベルトが死亡していたら、別の人物が大統領に就任し、対日強硬策を取っていなかったら……歴史は大きく変わっていたかも知れない。


【昭和8年の出来事】 1月 ヒトラーが独首相になりナチス政権樹立  2月 『蟹工船』の小林多喜二が特高警察により逮捕。拷問により殺される  3月 三陸地方大地震。津波により多くの被害が出る  9月 伊勢丹が神田から移転し新宿に出店

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