<時間旅行>戦前日本の日記

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大正1

年:長患いのため自宅で療養している10代少年の日記。 #1924年5月23日 #戦前の日記

10代少年の日記。千葉県の千葉郡蘇我町(現在の千葉市中央区中南部)に在住。4月12日の日記と同じ人物。
diary2016.5.23


ーーーー 目をさますとまだ五時半。だが戸のすき間からは朝の光がさしていた。合図の溶け尾を鳴らしたが仲々誰も来て呉れぬ。六時頃に父が来てがらがら開けて呉れた。海側も全体を。障子も開け放した。「にんにくを取ってきやか?」と云ったが枕元にあるのを見て「取って来んべと思ったらそこにうんとあるでん」と云って父は帰った。婦女界を読んでいる間に直き昼になり午后には婦女界の多数○(?)や訪問競争に応募した。又新雑誌の笑話を応募した。四時頃から風が少し吹く様になった。今日も湯屋の家からはかねの音が聞こえた。 ーーーー


この少年は長患いのため自宅で療養している。父親の「にんにくを取ってきやか?」というのは彼に精をつけさせるためだろうか? その少年の日常はといえば、相変わらず伏せっており雑誌を読んでばかりいるようだ。


【大正13年の出来事】 1月 皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)と良子女王(後の香淳皇后)ご成婚  3月 谷崎潤一郎『痴人の愛』連載開始  5月 アメリカで排日条項を含む移民法が成立。日本人の移民が全面禁止される  8月 甲子園球場落成  12月 銀座松坂屋オープン

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