<時間旅行>戦前日本の日記

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大正1

年:東京に住む32歳の女性。この日関東地方を襲った大地震は未曾有の大災害となり、190万人が被災。#1923年9月1日 #戦前の日記

東京に住む32歳の女性。夫と4人の子供(夫38歳、長男10歳、次男7歳、三男4歳、四男0歳)と暮らす主婦。
diary2016.9.1b diary2016.9.1


ーーーーー 恐ろしき大災害は帝都を荒らした。本日午前十一時五十八分四十六秒、帝都を襲った大地震は未曾有の強烈なる震度を以て東京を中心に関東一帯を戦慄せしめ家屋の倒壊住民の圧死者を知れず。一日午後より火災に焼かれて大東京の三分の二以上焦土と化し、焼出された者約百五十万人、死者十一万人負傷者約三十万人の数に達し電灯、瓦斯、水道の供給と電信、郵便の通信及び、汽車、電車の交通も断ち三百年の文化建築を一朝にして根底より破壊し尽くした(備忘録へ続く) (以下備忘録)此の日は割合に天気もよろしく連日の二百十日の○○○○○○(?)もないだろうと三十一日の歌いをやろうと月島の叔母の家へやえおばさんと二人で、自らは○○○○○○(?)。突然大地ゆるぎ何と云ってよいかわからぬ鳴動がして、棚の上の置物は落下し始めた。自らは進一を抱えおばさんは祐一を抱えて庭へ飛び出した。隣の○○(?)さんの家も庭に出ていて、ここへここへと云うので漸く這うようにして○○氏の庭へつきぬ。健一は太田さんへ遊びに行き主人は出勤して居た。どんなにかあまりにさみしく第二回の激震ありき。生きている心地なし。その内、健一も来たり。漸く○○○○○(?)がすぐ襲来の様子ありしも○○○○○(?)ありしようなれば出て見れば屋根は○○(?)とも瓦落ち、前の一木氏の土地の○○(?)は落ち窓壊れたる。(以下略) ーーーーー


この日関東地方を襲った大地震は未曾有の大災害となり、190万人が被災、10万5千人余が死亡あるいは行方不明、建物被害においては全壊が10万9千余棟、全焼が21万2000余棟と大きな被害をもたらした。 のちの1960年にはこの日にちなんで9月1日が「防災の日」に制定された。


【大正12年の出来事】 6月 エトナ火山噴火 7月 ケマル・アタテュルクのトルコ政権が連合国とローザンヌ条約を締結 9月 関東大震災発生 10月 ウォルト・ディズニー・カンパニー創立。 12月 ネパールがイギリスから独立 12月 虎ノ門事件

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