<時間旅行>戦前日本の日記

<時間旅行>戦前日本の日記

大正1

年: 14才の女性。高等女学校2年。​1922年1月30日

​愛知県在住。11月16日の日記と同じ女性
diary2016.1.30


ーーーー 昨日の夜の雨も止んだ事と思って雨戸を繰れば… 人を欺いた雪がないしょに降った雪がつんとすまして木の枝などに坐って居る。之は困った事だとぶつゞ言いながら外に出て見れば案外少ない低い下駄でも楽に通れる。例の通り仕度をすれば、吉田さんは棒の先で足駄に積もる雪を落としながら鼻を真っ赤にしていらっしゃる。今日はどうした事か校長先生も塚本先生もお見えにならない朝業なし。修身、国技なく授業は四時間(裁縫)にて終わり。三時半の列車にて帰る。夕飯後は裁縫をす。就寝は九時頃なり。 ーーーー


「ないしょに降った雪がつんとすまして木の枝などに坐って居る」という女の子らしい表現が可愛らしい日記。日記中には下駄を履いて学校に行ったとのこと。当時は舗装された道路も少なく、大雨や雪などでぬかるむ事も多かった。そんな当時、下駄は、歯があり高さのある下駄は、ぬかるみに埋まりにくかったため重宝されていたのだ。


【大正11年主な出来事】 2月 ワシントン軍縮会議  3月 朝日新聞がラジオの実験放送を実施  4月 ヨシフ・スターリンがロシア共産党書記長に選出  9月 目黒蒲田電鉄(後の東京急行電鉄)設立。 11月 アルベルト・アインシュタイン来日  12月 ソビエト社会主義共和国連邦(USSR)成立

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