<時間旅行>戦前日本の日記

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大正9

: 陸軍士官学校予科に所属していると思われる少年の日記。 #戦前の日記 #1920年11月11日

1920年(大正9年)11月11日 陸軍士官学校予科に所属していると思われる少年の日記。15~16歳くらいだろうか。佐賀県の鳥栖出身だが普段は学校のある東京で生活している。
diary2016-11-11


ーーーーーー 日夕点呼ノ際、週番士官弥富中尉ノ与エラレタル注意の要旨次ノ如シ。 1.近来、候補生ニシテ校則ヲ犯シテ散歩区域外ニ出テ支那学生舎付近ニ至リ、尚甚シキ者ニ至リテハ其ノ応接室二入リテ喫煙セシモノアリシニ付キ支那学生ヨリ申シ込ミタリ。此ノ如キ○(?)ニ校則犯シタル罪アルノミナラズ外国ニ対シ我ガ士官学校、廻リテ軍隊ノ栄誉ヲ汚シタルノ甚ダシキモノト云ワザルベカラズ。厳ニ戒飭ヲ加エザルベカラズ。 ーーーーー


陸軍士官学校予科は全国から、将来の陸軍を担う人材が集まってくるエリート校だった。 日記の書かれた当時、日露戦争や第一次世界大戦を経て、欧米諸国と対等に渡り合う日本は、他のアジアの国から注目される国となっていた。そんなアジア諸国からは日本の多くの留学生がやって来ていた。日記中の「支那学生舎」にいるのもそんな学生たちだったのだろう。


【大正9年の主な出来事】 1月 国際連盟成立、ヴェルサイユ条約発効 1月 アメリカにて禁酒法発効 2月 第1回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が行われる 3月 日本で株価が大暴落。恐慌が起こる 10月 日本最初の国勢調査実施

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